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蛇のひげ短編集

肌のシミ取り(200文字小説)

作者: 蛇のひげ

 S美容整形病院は肌のシミ取りの第一人者として評判高い。


 今日も一人の患者が訪れた。


 「この角度です。光を当ててよく見てください」


 患者が白い頬を医者に突き出した。


 医者はうなずくと、患者の目の前で五円玉の振り子を揺らし始めた。


 「あなたは眠たくなります」


 患者が寝た。


 「あなたの肌にはシミ一つありません。目覚めると十代の肌に戻っています。はい!」


 患者が起きた。鏡を見て、歓喜の声を上げた。


 「シミがなくなってる!」

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― 新着の感想 ―
[良い点] このシミ取り方法が一番効果てきめんでしょうね。 施術ミスの心配もないし。 料金が安ければなお良しです。
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