神話の終わり
とある大陸
今、数千年の永きに渡り続いた戦乱の世が終わりを迎えていた
すでに、戦乱の火種は忘れさられた戦争
悲しみの果てに、何も残らない戦争
しかし……………
戦は終わらなかった……………
『ギャァーー!!』
『ワーーー!!』
『殺った…………』
『ゴフッッ…………!?』
『逃がすかーー!!』
『人間がぁ!!』
『か……あ………さ…………』
両軍とも、人間・亜人・魔物入り乱れての戦争
四方八方から、悲鳴や断末魔・親を呼び、果てる者
悲しみの声が響き渡る
悲しみの血が舞い散る
数千年続いた戦争
忘れさられた小さな火種
些細な火種は大きくなり過ぎた
戦場にあるのは……
憎しみ
怒り
妬み
欲望
そして
………………悲しみ
この荒れた大地にいるのは
人間でも
魔物でもない
そこにいるのは
─ ケ モ ノ ─
大陸の中心に、祭壇として使われている漆黒の水晶がある
それは突然だった……………
大陸全土を黒い光が包み込む
漆黒のの水晶から放たれる
光が強さを増していく
数人が祭壇のあった付近で……
意識がなくなりながら…………
人影が一つ………………………
その口元は………………………
笑みを浮かべて…………………
静かに消えていった……………
光と共に…………………………
全てを
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