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37 夕食と計画

皆さんお疲れ様です。そろそろゴールデンウイークになり、旅行に行くなどするかと思います。

かく言う自分も遊びに行く予定が入っております(楽しみ!)その間は投稿が出来ないかと思いますので、よろしくお願いします。


 5階層でレベルを上げ、約束通り飲食店までやってきた。

 円形の机に時計回りで座って行く。俺、エマ、ティーヤ、エリスの順だ。

 エマは座るなり、こちらに椅子を近づけピッタリとくっついてきた。それを見たエリスも直ぐに近づいてきた。周りの視線が痛い。もし人がレーザービームを目から撃てるなら、俺の体は今頃穴だらけになっていることだろう。


 「さて、何か頼もうか」


 この状況から一刻も抜け出したい俺は、メニュー表を手に乗りながらそう提案する。


 「そうですね!タクシ様はどのようなモノを好まれるのですか?」

 「タクシ様は私と同じものを頼むです」


 エリスの質問にエマがすぐさま答える。

 それを受けたエリスは一瞬目を細め、エマを睨んだような気がしたが、それは俺の気のせいだろう。

 

 「そうですか、それなら私も同じものを頼ませていただきます。タクシ様(・・・・)と同じものをです!」

 「ふん!」

 「ふん!」

 

 打ち合わせをしたかのように同時に顔をそむけ同じ言葉を言う。

 本当は仲がいいのだろうか?

 結局4人とも同じものを頼む。今日の夕食はどうやらビッグボアのサイコロステーキのようだ。しばらくすると定員さんが木のトレーに乗せ持ってきた。


 「ジュウーーー」


 平たい鉄板で熱々のまま出てきた。

 鉄板は木で覆われており火傷する心配もない、俺が子供のころ田舎で食べたものにそっくりだ。まさか異世界で見れるとは思わなかった。全員でいただきますをし、冷めないうちに食べることにした。


 ビッグボアの肉は4センチ四方ほどに切り分けられ、それが25個ほどあった。日本人には少し胃もたれするレベルだ。この世界では肉が主食らしく出てくる量も半端ではない、モンスターから大量の肉がとれるせいで野菜の方が高いレベルだ。


 サイコロステーキをホークで刺し、付随で付いてきたソースが入っているカップに漬け口に運ぶ。口に入れた瞬間デミグラスソースのような深い味わいがし、直ぐに肉本来の旨み成分が口にあふれだした。ソースと肉の本来の旨みが相まって口の中が幸せになった。肉は歯で噛み切る前にまるでバターのように溶け、奥に浸透して行く。あまりの美味しさに気がつくころには肉を全て間食していた。

 他の3人もすでに間食しており、満足げな表情でお腹をさすっている。


 「タクシ殿はいつもこんなもの食べているのか、正直羨ましい」

 「そうですね、普段はこのような物は中々食べられませんから、明日もここでいただきたいです」

 「それなら、明日も一緒に食べるか?」

 「え!本当ですか?」

 「ああ、エマもいいよな?」

 「タクシ様がいいならそれでいいです」

 

 エマの了承も得たので、明日もここで食べる約束をし宿に戻った。


 『ご主人!ご飯食べたい!』


 宿に帰るとリムがすぐにそう言う。いつもより不満そうな声なのは1人だけ一緒に食べられなかったからだろう。

 俺はさっき屋台で買った肉をあげる。リムは自分の体にすぐさま取り込み一瞬で吸収した。


 『ご主人!美味しいよ!』

 「もう一本いるか?」

 『いる!』


 リムは嬉しそうに左右震えている。かわいい、最近色々の事があったが、今ので元気になった。

 リムの食事を終えベットに一緒に入り就寝した。意識が深くに沈むころ隣のベットで寝ているエマが少し動いた気がした。しかしそう感じた瞬間意識が途切れた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 ここはサハラ王国。

 国の中心に王城があり、それを取り囲むように城下町がある。そして外壁は土魔法で形成されており、30メートル程の高さがある。その王国の王城のある部屋で密談が交わされていた。


 「ご苦労だったなオマス、それでルカスは妹の暗殺を受けたのか?」


 金髪で目と眉が近くきりっとしたイケメンが威厳たっぷりの声でフードを被った男に問いかける。


 「はい、ルカスさんは受けられ、今はダンジョンにいるエリス王女の暗殺に行っております。おそらく明日にでも報告がくるでしょう」


 ふん、愚かな妹だ。ダンジョンなどおよそ暗殺される可能性がある人間が行くところとは思えんな。まあ、今回はそのおかげで死体を処理する手間もないがな。


 「オマスご苦労だったな、暗殺の成功の報告が入ったらすぐさま知らせてくれ」

 「はい、了解いたしました」


 さて、妹を暗殺した後、計画の準備をするか。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 「おはようございますタクシ様!」

 

 目を覚ますとまたしてもエマが隣で寝ていた。

 これが日常になって行くような気がするのは、気のせいではないのだろう。

 俺は焦る心を抑え出来る限り威厳がある声で言う。

 

 「おはようエマ、なんで俺のベットで寝てるんだ?」

 「トイレに行った後、帰ってきたのですがどうやら間違えたようです!」


 明らかに嘘だと分かる答えだったが、それを咎めることなど俺にはできなかった。何故なら、エマが艶めかしい表情でこう言ったからだ。


 「私が隣にいるのは御嫌ですか」


 手を前に出し胸を強調する格好でそう言ってきた。俺はその表情と体のラインを見ると何も言えなくなってしまった。


 「いや、嫌じゃない」

 「そうでしたか!それならこれからもよろしくお願いいたします!」




 



 ついに、タクシ様が横で寝る権利を下さいました。これからも頑張ります!

ブックマーク30超えました。ありがとうございます!

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