33 リムと食事
昨日ほかの作品と間違えてこの作品に投稿しちゃいました(笑)本当にすいません。皆さんはこんな体験ありますか?
この4階層で2人のレベル上げをしている。
俺の経験知共有スキルを使えば楽にレベルを上げることは可能だが、そこまで彼女たちのことを信用できない。
だから俺は2人のサポートに全力を徹し、レベルを上げる手伝いをした。
エリスは4つの魔法を器用に使いモンスターを倒していった。
ティーヤの方は俺のアドバイスのもと実力をつけていった。まず、硬化スキルで無理やり攻撃を防ぐことを禁じ、相手の気配を感じる練習をした。そして剣に硬化のスキルを付与する練習をした。
剣に硬化のスキルを長時間付与することは難しく困難を極めているが、これを練習すれば最高の切れ味の剣が誕生し、部分硬化の練習にもなり防御力も上がるだろう。
「タクシ殿、硬化のスキルを剣に付与することが出来ました」
ティーヤが嬉しそうにそう言い。
「そうか、それなら次敵が来た時その状態で戦ってくれ」
「この状態でですか?」
「そうだ、実践で使えないと意味がないからな」
「そうですね、分かりました」
俺は気配感知を使いモンスターを探し、ハイオークの群れを見つけた。
「ティーヤ、エリス、2人だけで戦ってくれ」
「はい、やってみます」
「分かりました」
二人はそう言いオークに突っ込んでいく。
まずティーヤが前衛に行きエリスが後衛で戦うようだ。
ティーヤが一匹のオークに剣を薙ぐ、その剣には硬化のスキルが付与されており何の障害もなく首を切り飛ばした。
『ブォオー』
それを見たオーク達が一気にティーヤに襲いかかる。
しかし、後衛からエリスが風魔法エアカッターを放ちオーク達を切り裂く、それを見て動揺したオーク達にさらにティーヤの剣が襲いかかる。
「ん!」
ティーヤの剣は一気に3匹のオークを綺麗に両断した。
『ブォオーーーーーー』
一匹のオークが悲鳴を上げた途端、ほかのオーク達が逃げていった。
「逃がしません!」
逃げているオークたちに追撃し全滅させた。
だいぶ戦いに慣れてきたな、この感じだと5階層に行ってもよさようだな。
しかしその前に昼飯にしよう。
俺は空間収納からさっきの屋台で買い込んだビッグボアの肉を出し、ステーキのように切り分け、土魔法で作ったお鍋の中に入れる。
ビッグボアの肉はもともと脂がたくさん乗っているので、油をわざわざ後から入れなくてもいいだろう。
「ジュアアー」
鍋の中からいい音が聞こえ始める。
すると、周りでくつろいでいた皆が鍋の周りに近づいてきた。
「タクシ殿、それは私の分もあるのか?」
「私の分もありますか?」
よだれが垂れそうなぐらいの顔で迫ってくる。
なんか怖い。
「安心してくれ2人の分もちゃんと用意してある」
『リムの分もある?』
俺のポーチからリムが出てきてそう言う。
「ん!これはスライム!何故タクシ殿のポーチから?」
「かわいい」
「このスライムの名前はリム、俺の従魔だ。だからリムには手を出さないでくれ」
まあ、手を出してもやられるのはそっちなんだけどな。
リムはとてつもなく強いこの2人では絶対かなわないほどに、このままいくと将来ランク8クラスのモンスターになるんじゃないか?
「触ってよろしいですか?」
エリスがそう聞いてくる。
「大丈夫ですか?」
ティーヤが少し心配そうにエマに聞く。
「大丈夫です、だってこんなにかわいいですもの」
エリスは早く触りたくて仕方がないようだ。
「リム、触っていいか?」
『いいの!』
許可を貰ったのでエリスにそう伝える。
「本当ですか!」
そう言うとすぐさま俺の横にいるリムを自分の膝に乗せ撫で始めた。
「はあ、これはすごくいいモノです。こんな感触は生まれて始めてです」
何か分からないが、とても幸せそうだ。ティーヤはエリスがリムを撫でているところを羨ましげに見ている。
「エリス様、私にも触らせてください」
「もう少し待ってください。リムちゃん可愛いね、もしよかったらうちの子にならない?」
猫なで声でリムにそう言っている。
これが本来のエリスの姿なのか。
「エリス様そろそろ換わっていただきたいのですが」
「もう少し待ってください」
そう言い結局食事が出来た後もリムを自分の膝から動かすことはなかった。
ティーヤは少し不満そうな顔をしながら肉をやけ食いしている。
最初の2人の印象と比べるとだいぶ、なごんでいる。
おそらく、俺たちと会う前とても気を張り詰めていたのだろう。
この世界は色々大変だな。2人は俺に何かを頼みに来たことは分かっている。
もし力を貸してほしいといわれたらどうするかな。




