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30/64

29 7階層

 先頭のオークジェネラルに目にも止まらぬ速さで近づき、剣を力いっぱい振る。


 「んっ!」


 オークジェネラルは何とか槍で防ぐが、あまりの威力に後方に吹き飛ばされた。


 これで分断完了、オークジェネラル、かつて俺が一度だけ戦ったランク4のモンスター、さてあの時と比べてどれぐらいかな。


 『ウオオオーーーーー』


 後ろに飛ばされたオークジェネラルは自分のプライドを傷付けられ、咆哮をけたたましく上げる。

 でかい声だ。

 鼓膜が破れそうだな。


 オークジェネラルは間合いを詰め、槍を向けこちらに鋭く突き刺してくる。

 確かに早い、しかし避けられないほどではない。

 攻撃を横に避けオークジェネラルの動きを観察する。

 オークジェネラルは何度も攻撃をしてくるが、全て紙一重で避ける。

 オークジェネラルは攻撃があっさり躱されることに怒り狂い、槍技を出して来る。

 槍技は槍が一瞬加速し、こちらに襲ってきた。

 早い、しかしこれも避けられないほどではないな。

 俺はその攻撃を避け、オークジェネラルに間合いを詰め、片手で拳を握り顔面に繰り出す。


 「はっ!」


 顔面にヒットしたオークジェネラルは10メートル程吹き飛び後ろの木に思いっきりぶつかり、口から血を吐きだす。顔面は骨が折れたのか骨格が歪んで見えた。


 終わりかな?オークジェネラルはゆっくりとこちらに来るが、その歩みはすでに遅く、槍を杖代わりにしてこちらに来る。それでも歩みを止めないのはオークジェネラルのプライドなのだろう。


 オークジェネラルは俺のもとまでき、最後の力で突きを放ってくるが、俺はその突きを横に払いのけ首を跳ね飛した。


 ランク4のモンスターもすでに相手にならないか、エマの方はちょうど最後のオークを倒しているところだった。


 ランク3のモンスターを複数相手をしても勝てるようになったか、本当にすごいな。



名前:エマ

年齢:11歳 

種族:獣人(犬)

状態:普通

ステータス レベル32→40

HP:325→432

MP:203→274

攻撃力:285→377

防御力:269→346

魔力:219→308

敏捷:300→396

器用:270→359

運:16→19

≪スキル≫

苦痛耐性3 料理2 裁縫1 身体能力強化5→6 忠誠7 短剣術6→8 腕力強化3→4 回避4→5 神聖魔法2 光魔法3 脚力強化2→3 集中2→3 危険感知1→2 気配感知2→3

≪ユニークスキル≫

勇者



 ん、本当にすごい。

 ついにエマもレベル40台突入か、ランク4のモンスターもそろそろいけるだろう。


 オークを収納し、森を進むとそこには、ランク4のハイベアー亜種がいた。相手はエマがし、神聖魔法を短剣に纏い、攻撃することで勝った。


 エマはレベルが上がったことで、神聖魔法を連発できるようになり、ランク4のモンスターを倒せるようになった。これでこの階層のモンスターは大丈夫だろう。


 モンスターを倒しながら30分ほど歩き、ようやく7階層の入口まで来た。

 7階層の入り口は階段ではなく、平らな道が斜めに続いている石の道だった。

 どうやらここからは再び洞窟のようだ。


 斜めの道を歩いていき、平らな所まで来た。

 ここからは道を選んでいかないといけないようだ。

 目の前には大きな空洞状の道が3つあり、どれを選べばいいか分からない。

 ここからは地図が無いので、勘でいくしかない。右に行くか、左に行くか、それとも真ん中に入るか・・・・・自分では決められないのでリムに決めてもらおう。


「リム、どの道がいいと思う?」


 エマの腕に抱き抱えられているリムにそう聞く。


 『真ん中!』


 リムが元気よく言う。

 真ん中か、俺は右か左で悩んでいたが、悪くない判断かもしれない、俺たちは真ん中の道に進むことにした。


 道は前に行くほど広くなっていき、横の長さは20メートル以上長くなった。それにしてもさっきまでの階層とは打って温度も下がり、空気も悪くなった。

 

 「エマ大丈夫か?」

 「大丈夫です。少し息苦しいですがしばらくすればなれます」


 『キュキュウ』


 「!」

 「!」


 「タクシ様、今の鳴き声!」

 「ああ、少し奥の洞窟から聞こえたようだ。戦える準備をしておけ」


 気配を殺し、ゆっくりとした足取りで鳴き声のした方に向かっていく。

 

 「あれはリザードマン!」

 

 洞窟の隅から相手を視認した。

 二足歩行で緑色の肌をしたトカゲのような顔、身長は成人男性と同じぐらいあり、ほとんどの者は片手に盾、もう一方の手には剣を装備している。その中でも奥にいる真黒な肌をした奴に鑑定をする。



名前:リザードマン亜種

種族:リザードマン

状態:普通

ステータス レベル43 ランク5

HP:612

MP:56

攻撃力:548

防御力:529

魔力:86

敏捷:463

器用:465

運:12

≪スキル≫

剣術9 爪4 回避7 身体能力強化7 腕力強化4 脚力強化4 生命力強化5 


 ついにランク5のモンスターが来たか・・・・ここはいったん引き返そう、普通のリザードマンもランク4で、それが30体ほどいる。さすがにあの数はきついだろう。


 俺達はモンスターを倒しながらダンジョンの入り口まで戻ってきた。

 

 「!!!・・・・・」


 見られてるな、この視線初めてダンジョンに入ろうとした時も感じたものだ。

 あのときは分からなかったが、今ははっきり見られていると感じる。

 さてどうするかな?

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