00 プロローグ
3話から戦闘シーンに入ります。
2047年、世界は科学の進歩に伴い飛躍的な成長を遂げた。しかしその一方で、大量のエネルギーが消費されることとなった。その対策として各国協力のもと、あるプロジェクトが開始された。そのプロジェクトは、反物質を作り出し、そこから膨大なエネルギーを抽出するという計画である。
そのプロジェクトは、北太平洋に見つかった無人島(ルペル島)で行われることとなった。
そして2年後。
「やったぞ、ついに反物質を作ることに成功したぞ、各国に連絡をしろ」
研究を始めてはや2年、この日をどれだけ待ち望んだことか。
これで後は反部質からエネルギーを取り出し、各国に分配するだけだ!そう考えていると、突然警告音が研究所内に鳴り響く。
「何事だ!」
「博士、反物質が暴走しています」
「なんだと! 直ちに安全装置を作動させろ」
「了解しました。???安全装置が作動しません、これでは、反物質の暴走を止められません」
「馬鹿な反物質だぞ、そんなものを暴走させれば何が起こるか分からんぞ」
クソここで何かあれば俺の責任になる。どうすればいいのだ。
「反物質に超エネルギー反応を感知しました」
「なんだと!!!」
その時、反部質から目がくらむような光が放出された。
「退避だーーー」
しかし、その言葉をいい終えると同時に、直ぐに光が弱まっていった。
「みんな無事か?眩しくて何も見えん、無事なら返事をしろ」
「博士、前」
「前?」
目が慣れてくるとそれはあった。
「なんだあの黒い穴は?次元の穴なのか?」
これは一体なんなのか?あれこれ考えてるうちに、各国代表からモニター通信が繋がった。
「博士、反物質ができたいうことだが慌ただしいな何かあったか?」
「代表方それが、突然の反部質の暴走でどうやら次元に穴を開けることになってしまったようです」
「次元の穴?」
「はいアメリカ代表、原因は不明ですが・・・」
「不明で済ませられるか、博士どう責任を取るおつもりか」
「落ち着いてください中国代表」
「日本代表しかし、このプロジェクトには膨大なお金が・・・」
「ふむ、しかし起こってしまったものはしょうがないではないか、博士原因を探ってくれ」
「了解しました日本代表」
「他の代表もそれでいいですかな?」
「致し方ないか」
「ふんわかった。博士早く原因を探れ」
「了解しました。全力を持ってあたらさせていただきます」
そして3年後、調査の結果か4つの事が判明した。
・探索ロボットによる調査で、次元の穴は100メートルほど続いており、そこを抜けると異世界に行くということ、しかし次元の穴を抜けたとたん、途端ロボットに異常が起こり、操作不能になること。
・探索ロボットが操作不能になる一瞬の映像に、モンスターらしき存在が遠くに写り込んでおり、異世界には地球上にいない生命体がいるということ。
・モンスターは次元の穴、周辺には近付けないこと。
・人間が次元の穴に入ると息苦しくなり、目眩や頭痛など様々な異常が起り、とても人が入れる場所ではないということ。
この調査の結果を受け、異世界には干渉不可能と判断され調査は打ち切られることとなった。
しかしその7年後、不思議な力を持つ子供が世界中で現れ始めた。調査の結果、次元の穴から不思議な力が地球全体に漏れ出しており。その力と適正できた子供が力を得たようだ。その子供は次元の穴にもあっさり入ることができ、当時の研究者の度肝を抜いた。
そして、その子供が異世界にいけることが分かった各国は、次元の穴にあるルペル島に学園を作り、未知のエネルギー資源を確保するため、力を持った子供達が中学を卒業すると強制的に学園に入学させた。
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