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批判と批評の違いについての私見

作者: 橋本洋一

まず大前提として、人を批判することと批評することは、天と地ほどの違いがあります。


批判とは他人を否定して、自分の判断を下すのです。


そして批評とは他人を受け入れてから、相手の評価を下します。


この違いは大きく隔たりがあります。批判は誰でもできますし、誰にでも下すことが可能です。好きな相手にはもちろん、嫌いな相手にもできるんです。特に気に入らない相手に対してはそれが顕著になります。


『小説家になろう』において、感想欄やコメント欄で他人を批判することは容易です。だから悪意を以って他人を批判できる環境は整っているのです。感想欄に『悪いところ』があるのは、運営様の配慮の結果だと思われますが、それが時として作者を苦しめることに繋がると僕は思います。


僕自身、コメント欄でそのような悪意のある、気遣いもないコメントをされたことがあります。詳しい話は省きますが、その批判をしてきた方は僕のお気に入りユーザーにも批判をしてきたらしいです。


顔の見えない『小説家になろう』というサイトでは、こうした悪意のある批判が横行しているのかもしれません。僕の知る限り、そういう悪意を以って他人を傷つける方は二人しかいません。まあ淘汰されたのだと今では思いますが。


思うに、批判は他人を否定するからこそ、簡単に行なわれるのです。他人を褒めるよりは他人を否定する方が楽なのです。読書感想文が大抵の人に敬遠されているのはそうした理由も含まれているのです。


だからこそ、僕はこれからの『小説家になろう』では批判するのではなく、批評をするべきだと考えるのです。


それでは、批評とは何かを論じていきたいと思います。


批評とは、自分の考えを押し付けるのではなく、人を導くもしくは人に気づかせるものが必要なのです。

相手の弱みをあげつらうのではなく、相手の弱点や欠点をなくすように努めるべきなのです。そのために感想欄に『悪いところ』があるのです。


単純に読んでみて『この作品はつまらない』『読み気が失せた』などという感想は避けるべきです。


『こうした方が良い』とか『この展開はこういう風に回したほうが良い』といったコメントを残すべきです。これこそが批評と言えるのです。


この世の中には、批評家は居ますけど、批判家は職業上居ません。それは批判よりも批評のほうが遥かに高次元であり、批判より批評のほうが難しいという証なのです。


相手の間違いを指摘しているだけじゃ駄目なんです。具体的かつ悪意のない批評をするべきなんです。相手のことを馬鹿にしたりするのはただの悪口なんです。


言葉を選ぶ努力をしましょう。ネットマナーを心がけましょう。その上でどんどん作品を批評しましょう。


『小説家になろう』の質を向上させるために、批判から批評へ脱却していきましょう。


読んでくださりありがとうございます

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― 新着の感想 ―
[良い点] 言葉を選べというのは、そのとおりかと。 [気になる点] 感想のハードルを上げているだけではないでしょうか。 [一言] はじめまして。 「つまらない」 「読む気が失せた」 ……何か問題があ…
[良い点]  創作で人生を豊かにするためには必須です。 [一言]  おっしゃりたいことは、批判と非難は違うと言うことでしょうか。 批判:良い所、悪い所をはっきり見分け、評価・判定すること。 批評:よ…
[一言] 他の方への感想についてになります。 すいません。 読み専にも執筆の大変さは分かりますが。 私は作者をやってみても特に変わりないですよ。 私はそこまで馬鹿ではないので。 もしも理屈を語りたい…
2017/01/20 13:03 退会済み
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