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7.弓矢と銃器は両立できるか

以前に魔法と銃器は両立できるかという話をしたが、今回は弓矢の話をしよう。

弓は長い間人類の歴史を支え続けてきた。

種子島あたりまでは現役だったが、ライフルの開発によって弓は少しずつ歴史の表舞台から姿を消すことになる。

消えた一番の理由は殺傷力と訓練の難しさだ。

アーチェリーや弓道をやったことのある人なら難しさはご存知だろう。


ところで弓矢の長所は構造が単純なため、生産が簡単、音があまり出ない、曲射が可能な点にある。

音が出ないということは動物に乗った戦術が可能ということだ。

特に馬は音に弱く、訓練を重ねても爆音一つで隊列を乱してしまう。

かのモンゴル帝国はヒットアンドアウェイの戦略で中国を支配に置いたほどだ。

もう一つは曲射だ。

こちらは遮蔽物に隠れたり穴に隠れたりする兵士に効果的だ。銃器は射線から真っ直ぐなので隠れられたら出るのを待つしかない。

それでも銃器は取り扱いの簡単さから弓矢に取って代わるのである。


では魔法の世界ならどうだろうか。

以前お話しした通り魔法によっての大規模攻撃か、銃器を補助する戦い方が主流になると記述した。

それは今の戦い方よりも塹壕や防護壁、トラップの活用が激しくなるということでもある。

だから弓は塹壕にいる兵を狙い撃つ上からの攻撃が中心になるだろう。

矢は弾丸と比べるとコストが低い。

特に近代化前が舞台ならば薬莢や銃弾は手作りを強いられる。

むやみやたらに雨のようにつかえだなんて命令下せないのだ。

だが弓ならそれができる。

威嚇射撃にも丁度いい。


また、ドラゴンのような飛行生物と相性がいいのも嬉しい。

銃器だと動物を驚かせてしまう。

銃士を乗せるのは至難の技だ。

矢に爆弾をくくりつけたりして投げ込むだけで異世界爆撃機の完成だ。


弓矢は逆に魔法の要素があるからこそ活躍の目が期待できるのかもしれない。

じゃあみんな大好き剣士はどうなの?

次回は銃と剣士の両立について語りたい。

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