表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界で転生した俺は勇者へ  作者: ハヤブサ
おてんば鍛治とお人魚姫
7/38

喧嘩するほど……?

【ダークエルフ地区】


「あら、おかえりなさい。どうやら持って帰れたようですね。素晴らしいです。」


「ああ、だいぶ苦労したけどな。コレが約束の虹の涙だ。」


「確かに受け取りました。では独立中止の旨を族長に伝えに行きましょう」

【エルフの里】

「おぉ、本当にやってのけたかヤマトよ。しかし虹の涙とはな。僕は割とテキトーに考えていたんだがこれじゃ認めざるを得ないな。わかった。こっちへ来い。」


「コレは………」


「この箱の中に伝説の武具が入ってる。君があけたまえ。」


いやー今度こそ剣でしょ!それか弓かな?

やっぱ攻撃武器が欲しいよねー

「って靴かよ!!!」


「なんだ、不満か?その武具の能力は履いている間致命傷になるような傷を少しそらしてくれる効果だ」


わ、割と使えるな…

「剣とかないのか?」


「剣か…剣ならドワーフかな…おそらく」


「ドワーフかーとりあえず次はドワーフ目指してみっかな、サンキュ族長」

「もう行くのか?」


「ああ、時間が惜しいからね」

「……そうか」

「お世話になりました。アスリ様コトリ様。」


「ああ。」

「ヤマト♡後で会いに行くからねっ!」


「アスリ、ついて行きたいんだろ?行っといで」

「族長……!………はい!!すまない付いて行かせてくれ」


「ああ、もちろんいいぜっ。なぁミミ?」

「………そうでもないですね。」

えっ?なんて?


「コトリは?いいのか?」


「私は無理なんだよ〜。この後ダークエルフの能力に関する儀式があるからしばらく里抜けできないの。それが終わったら行くからね!」


「そっか…じゃあ行こう!みんなありがとう!また会おう!!」

「そういえばヤマト、不動の能力が切れたはずなのにもう一回使えたのはアレなんでだったんだ?」


「そういえば謎でしたねぇあれは…」


「あの時腕輪が光ったんだ。たぶんその能力だと思う。詳しい能力はわからないけどな。」


「ふーんなるほどなるほど。私はその腕輪のおかげであんな素敵な演出で助かったのか……」


顔を赤らめ何か物思いにふけっているアスリ。

割とこいつ変なとこあるな…


「そんなことよりヤマト様。今後はドワーフ村を目指して進む、という事で良いんですよね?」


「ああ、そのつもりだ。」


「ドワーフは昔からマーメイドとケンカしています。犬猿の仲というヤツですね。ファントムが来るまではしょっちゅうケンカしてたんですよ。」


「そうなのか、原因は?」


「ドワーフ族は別名小人族とも呼ばれ背が小さい。人魚族で背が小さいものは馬鹿にされる風潮あるため、それが引き金となった。と噂されているな。」


アスリ、復活したのか。ミミの仕事とるなよ…

「そんな小さい事が原因で今まで続いてるとしたらなんかアホらしくなってくるな…。」


ん?道端で倒れている人がいるな…

どうしたんだ?


青い髪の毛に額に赤い宝石??

「うっ、はぁはぁはぁ…」

「大丈夫ですか!?発現!リカバリー!!」

「コレは、人魚族!どうしてここに!?」


確かにここら辺はドワーフ領のはずだが…

「てか人魚族って足魚じゃないの!?」

「人魚族は生まれ持っての能力が決まっている種族だ。それは陸に上がった時に陸動物と同じ人体構造になることだ。ただし特徴として髪は青く目の色は赤。額の真ん中に赤い宝石が埋まっている。」


なるほど確かに特徴と一致している。

「コレで傷はだいたい治ったはずです。」


「あ、ありがとうございます。貴方たちは?」


「旅の途中だけど、そういうアンタは何してたんだ?」


「戦争です!!つい先ほど、ドワーフとマーメイドの戦争が勃発しました…………!!!!!」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ