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襲来

宿屋で一夜を明かした俺たちはそのまま地図について話し合っていた。


「この地図、妾たちが行った中でバツ印が付いているのはマーメイドの里とドワーフの里、それにオーガの里じゃな。」

「そうみたいですね、行ってないところだと鳥族の村と土竜族の村、猫族の村もあります。他にも4つの村にバツ印がついています。」


マーメイド、ドワーフ、オーガ。何か関連はあったか?いやマーメイドとドワーフが喧嘩してたくらいだったような……。


「んー関連なさそうじゃな。なんなんじゃ?これ」

「……そういえばこれ、私たちが行った時には伝説の武具が壊されてたり盗まれたりしてたところじゃないか?」

「た、たしかにそうですね!!」


アスリが言った事は確かに正しい。そしてまだ行ってない地域でも武具が無くなってるとしたら……。


「これ!バツ印を全部結ぶと、円になってます!!」

「なんじゃと!?」

「しかし円だからと言ってなんだというんだ……?」

「ここ見てください!この中心を!」

「……これは……。」


俺は円の中心を見た。そこには俺が見知った場所の名前が書かれていた。



「地獄沼……。」



そうだ。初代魔王発祥の地、地獄沼。嫌な予感がする。


「ヤマト様……これは……。」

「ああ、進路変更だな。地獄沼へ向かおう。」


その時だった。


「魔王が出たらしいぞ!!!ドワーフの里が襲われてるらしい!!!」


「なに!?」

【ドワーフの里】


ドワーフの里はすでに半壊状態だった。圧倒的な力の前でドワーフはなすすべもなかった。


「ぐう!!なんて強さだ!!儂らの精鋭部隊が全く歯が立たん!!」

「親父!!ウチらこのままだとヤバイよ!!」

「わかっとる!!しかし!!」


「ククク、久しぶりの私の身体だ。全くさじ加減がわからんがやはりしっくりくる。」


ドワーフの里の上空には黒い翼を生やし、黒い二本のツノを生やした人型の男が立っていた。その男は手から闇の球を出し、里を壊滅へと追い込んでいた。

その時、大量の援軍がやってきた


「助けに来ました!!!」


「あれはマーメイド族!!」

「マリン!!」

「ナナ!!助けに来てあげたわよ!!」

「助かる!!アレが敵じゃ!!」

「アレは……黒い翼、黒いツノ……まさか伝説の、魔王……?」

「おそらくな……。この強さが何よりの証拠じゃ。」


マーメイド族は水の能力を使い魔王を落とそうとしたが、魔王はそれを全てよけていた。


「くそっ!せめてあいつが空を飛んでいなければ……!!」

「ほう……飛んでいなければ当たると言いたそうだな……やってみろ……。」


魔王は地上へと降り立ってきた。それを好機とみたドワーフ軍とマーメイド軍は総攻撃を仕掛けたが、魔王はそれを近距離にもかかわらず全て避け、兵士達の群れへと突っ込んでいった。


「「う、うわあああああ!!!」」


能力で闇の剣を召喚し、兵士の攻撃を全て避け、ピンポイントに敵へ斬撃を浴びせ、次々と敵をなぎ倒していった。


「な、なんてやつですか……!」

「アレが魔王……。」

「ウチらとは格が違う……!」

「それでも戦うしかないんじゃ!!行くぞ!!」


その後、数十分の間、戦いは続いたが、戦場に立っているのは魔王ただ1人だった。


「う、うう、う……」

「く、くそ……」

「無念……」


「ふん、他愛もない。消えろ。発現、マグマ。」


魔王は再び上空へと飛ぶと、能力を発動し、巨大な溶岩を出現させ、倒れた兵士の山に向かってそれを投げ下ろした。


倒れた人の中で、ナナとマリンは同じ事を思っていた。


「「助けて……ヤマト。」」


溶岩は里へと直撃し、マグマが垂れ流れ、さながらそれは地獄絵図であった。


「……さて、あの時の勇者はどこだ……。」

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