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異世界で転生した俺は勇者へ  作者: ハヤブサ
オーガとファントム
25/38

VSオーガ

【クリマワープ先】


「同胞の仇は取らせてもらうぞ。」


「ククク、同胞ねえ。」


「何がおかしい!!」


「さて、何がおかしいのかねえ?ククク」


「ふざけるなっ!発現!戦士の剣!」


クリマが能力を発動すると、剣が現れ、クリマはそれを持ち敵目掛けて切り掛かった。


「おっと危ない。発現!戦士の盾!」


面の者が発現すると盾が現れ、クリマの斬撃を防いだ。


「貴様!それはオーガ固有の能力のハズ!何故持っている!」


「なぜ?なぜって、まぁこういう事だ。」


すると面の者は仮面を外し顔を露わにした。

その瞬間クリマの顔は驚愕の顔をした。敵の顔は紛れもないオーガだったからである。そしてそれ以上に、


「貴様は………エルフ殺しのタイトン!!」


タイトンはニヤリと笑った。


「ほう俺の名前は一応知ってるようだな。」


「ああ。エルフ殺しのタイトン…お前はかつて同盟中だったエルフの里を襲いエルフ200人を陵辱、殺害した国際犯罪者だ。もちろん死刑になり死んだはず。」


「ククク、アレは楽しかったなぁ。特に旦那の前で妻を犯すアレはなかなか体験できるもんじゃねえぜ。最初は泣き叫んでた癖に最後はよがり狂いやがってよお。あぁ興奮してきた。」


クリマは歯を噛み締め、怒りを露わにした。


「異常者め……!!」


「異常者か、ククク。だから再びこの世界に戻ってこれたんだろうなぁ。死刑になり殺された時、俺はもっと楽しみてえ、そう思い死んだ。そしたら戻ってこれた。しかもカリスマを復活させりゃ世界をぶっ壊してくれるって言うじゃねえか。こんな面白えことはねえぜ。」


「御託は良い!!貴様は私がここで倒す!!発現!!鬼の角!!」


クリマの角から電撃が走り、クリマの身体が電気に包まれた。そのままクリマは再び切り掛かり、盾を破壊した。


「なるほど、雷で破壊力が増したか。発現!土の墓!」

タイトンが能力を発動すると、2人の周りを土の壁が覆い、逃げ道のない状態となった。


「これで逃げ道はないぜ。サシで殴り合いといこうか。なぁ?オーガの同胞よ!!」


「貴様が同胞を語るな!!」


クリマは再び剣で切り掛かった。怒りで冷静さを失っているクリマの動きは単調であったため、それをタイトンは右に避け、クリマの手首を叩き、剣を手から離れさせた。


「くっ、剣が!」

「怒ると冷静さを失う。戦いでは命取りだぜ?」


タイトンは落ちた剣を拾い、そのままクリマに切り掛かった。クリマはそれを後ろへと避けようとしたが、後ろの壁の存在を忘れていたため、壁にぶつかり攻撃を肩から食らってしまった。


「ぐっ!!発現!鬼の涙!」


クリマの手から大量の水が発射されたが、タイトンはそれを余裕でかわし、水は辺り一帯に飛び散ってしまった。


「ククク、どこ狙ってやがる。オラ!」


タイトンは再びクリマを斬りつけ、クリマはそれを間一髪のところで致命傷をかわし軽傷に抑えていた。しかし、度重なる出血によりクリマの体力の消費は明らかであり、クリマはついに壁に背を預け、追い詰められてしまった。


「ククク、追い詰めたぜ…。どうだ?同胞の仇は取れそうか?ええ、おい。くだらない種族の同胞に拘っているからお前は負けるんだよ!」

「貴様が……同胞を語るなと言ったはずだ……!!」

「ククク、強がりを言いやがって。俺はお前みたいに強がってるやつをぶちのめすのが大好きなんだ。なんならココでお前は所詮女だって事を認めさせてやろうか?」


タイトンはクリマの身体をまさぐり、下卑た笑い声を出した。それに対してクリマは表情を崩さず、ただタイトンを見つめ、水たまりになった床に手をつけ土下座のうな姿勢になった。


「なんだぁ?命乞いか?良いぜ?俺のことを満足させられたら考えてやろう。」

「ふ、ふふ、同胞の事を微塵も考えた事がない貴様だからこんな手が通用するんだ。発現!!!鬼の角!!」

「なっ!??」


角から発せられた電気はクリマの身体を通り手から水たまりへと繋がり、そこからタイトンの体へと流れていった。


「ぐ、くああああああ!!!」


タイトンはそこから逃げようとしたがこの為だけに力を蓄え発動された電気の威力には勝てず、やがて焦げ、絶命した。


「地獄で同胞とエルフにわび続けろ。ゲスが。」


動かなくなったタイトンの体から黒の球体が飛び出し、どこかへ飛んで行ってしまった。


「今のは……。まぁいい、皆はどうなった?」

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