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異世界で転生した俺は勇者へ  作者: ハヤブサ
転生そして伝説へ
1/38

転生

「ここは……どこだ……??」


「お前が…因果を狂わせし者か…」


因果?何言ってんだこの白髪だらけの髭もじゃオッサン?厨二病か?良く見えたら羽生えてんぞ、しかも杖持ってるし、末期患者じゃねえか。

「何言ってんだよオッサン。ここどこだよ。」


「ここは、そうじゃな、言うなれば【天国】」


天国?何言ってんだ?やべえよ絶対やべえオッサンだよ。なんかやべえ事に巻き込まれてない?俺。

「信じてない顔じゃな。無理もない。ならば思い出すが良い。」

オッサンが杖をふりかざした時目の前が真っ暗になった。

あー、退屈な毎日だな。こんな事なら高校もテニス部入っときゃ良かったかな。

ん?道路で子どもが遊んでやがる。危ないなぁ

「おいボーズ、危ねえぞ公園とかで遊べよ」

「………」

わかったのか?まぁあっちの方行ったからわかったんだろ、たぶん。


キンコンカンコーン

「よし、学校終わったし、帰るか」

今日も何事もなく終わったな。ん?あ、またあのガキ道路で遊んでやがる。全然わかってねぇ。全く…ん?

ブオオオオオオ

アレは…車!マズイ!なんてスピードだ。

このままだとガキにあたる!チッ


ゴチャゴチャ考えるより先に身体が動いた。

別に良いことしようとかそういう事じゃなかった。

そうだ、あの時俺は……


キキィイイイイ!!ドンっ!!

「う、うわああ!!轢いちまった!!すまねぇ!!!少年!!子どもは…無事か!け、警察と救急車呼ばないと!!!」


「お、おいボーズ。へ、平気だったか?」

「う、うん」

「へへ、そうか、なら、良かっ、た……」

「思い出したようじゃな」

そうだあの時俺は子どもを庇って…


「死んだ…」


「そうだ、お主は死んだ、しかしアレはイレギュラーだった。本来はあそこで死ぬのは子どもの方だったのじゃ。つまりお前は因果を狂わせたのじゃ。」


「因果とかなんとか知らねえよ。身体が動いちまったんだから…」


「後悔…しておるか?」

「してないな…あの時、俺はただ【助けたい】、それだけしか考えてなかった。」

「良い答えじゃ」

「お主のようなケースは稀じゃ。そして例外なく措置は決まっておる。異世界への転生じゃ。」


「転生?」


「ああ、現世では流石に生き返らせる事は出来ないからな。異世界への転生になる。どうする?断る事も出来るが…」

急にそんなファンタジックなこと言われてもな…

まだ全然整理出来てねえよ…けど

「退屈しないで、済む世界か?」

「退屈なんていうのはお主の行動次第であろう。それは現世でも異世界でも変わらん。しかしまぁ現世よりは少々ファンタジーな世界じゃな。ドラゴンとか出るし。」

ど、ドラゴン??マジかよ

「わかった、このまま死ぬのも嫌だし…行ってやろうじゃねえか!!異世界!!」

「では送り届けよう…!」


あ、また意識が遠のいて…い、く…

「はっ!!ここは??」

夢か?さっきのは?

「おお!!本当に現れたぞ!!!」

「伝説は本当だったのか!!!」

なんだこの豪華な部屋は

「あの〜ここはどこ、ですか、?」

「ここはヒューマンが治める国ジパング王国ですぞ!!我らを救ってくだされ!!!」


「勇者殿!!」


ゆ、勇者ぁ????

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