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36、休憩中に今後の方針

アップ時間を大幅に遅れてしまいました…ペコリ(謝罪)・・・もう、翌朝まじがだよ…しくしくしくしく(泣)

36、休憩中に今後の方針




☆★☆ 花梨 ☆★☆

 自分達は現在、瓦礫(板状)の上で休憩を取っている所である。其の為、並列思考・生活魔法・(アカリ)以外の技能は、継続使用を取り止めたので切れている状態です・・・っあ、擬装は除外ですよ? 擬装は常に使用中、切る事は御法度!


 以上の事から、警戒は ss(スピリチュアル) に余裕のある綾目様が、影蝙蝠を召喚して当たってくれています。それ以外に、偵察にも人手? っを割いてくれています。警戒に2匹、偵察に3匹。偵察に関しては、頭上に1匹、亀裂の先に2匹です。桃子殿と櫻殿から、この先に、穴の様なものが開いているとの情報が示されたのです。自分と綾目様も確認しましたが、残念ながら確認する事はできませんでした。2人の目(鷲と梟)には、遠視機能が入っている為に、視えたとの事


 今回の事を振り返って痛感した事は、複数の技能を使用すると、短期間しか継続使用ができないと言う事。 ss(スピリチュアル) の消費量が多い? 使用時間が短い? どちらと言えばいいのか判りませんがね。それと、櫻殿から ss(スピリチュアル) の残量が1割を切ると、身体の怠さが感じられる様になったと教えられた。自分の残量は1割3分ほど残っている。櫻殿の様に怠さに襲われる事はしていない。桃子殿も1割を切っていませんでしたが、櫻殿の裏附けを取る為に、噴射推進翼の技能を使用して1割を切ると、眠気を催し出したと報告してくれた。氣(怠さ)と魔力(眠さ)とで症状が判れるのは、毎日(ここ3日ほど)の神木に枯渇寸前まで ss(スピリチュアル) を与えているので確認は出来ていた。今回、症状を引き起こす境界線(ボーダーライン)は、1割を切るかどうかだと判明した。それと、櫻殿と桃子殿には、報告後に横になる様に進めて休んで貰っている


 綾目様の偵察中に状況を簡単に纏めてみる。櫻殿、桃子殿は休息中


 亀裂に侵入してから、瓦礫の手前までで30分 少々。瓦礫を全員が登るのに10分ぐらいだったでしょうか。合計で40分 少々で自分のss(スピリチュアル) は、残り1割3分ほど。休憩に入るまでに使用した技能と ss(スピリチュアル) の残量が、こんな感じですね



 66.99ss (擬装の維持分は引いています)

  並列思考(Lv2) / 発動: 12ss 維持:使用ss回復不可

  兎の目 (Lv1) / 発動/時間: 6ss/ 12分 継続可能(任意 5ss/ 12分)

 ・・・4回使用 21ss/ 48分

  気配探知(Lv3) / 発動/時間: 4ss/ 8分継続可能(自動3ss/ 8分)

 ・・・6回使用 19ss/ 48分

  生活魔法(基礎) / 発動/時間: 1ss/ 10分

 ・・・5回使用 5ss/ 50分

  合計 54ss/ 40(48)分 ≠ 66.99-57=9,99 ss 残量が 9ss(スピリチュアル)



 今回と同じ条件(但し、生活魔法・(アカリ)は使用しないものとして)で探索をすると、自分のみと仮定して1時間が限界ですね。もし、戦闘が発生したとしても、技能を使用しなければ時間が短縮する事はないでしょう。逆に、技能を使用してしまうと、探索時間が減少してしまいます


 ワッツ殿から、聴き出せた情報は少なく。今回、赴く予定の封印されし迷路(ダンジョン)では、一階層が薄暗いとの情報しか貰えていません。実際に赴いてみないと、(アカリ)が必要なのかの判断が下せない。元々、迷路(ダンジョン)迷宮(ラビリンス)での決まった法則は、最奥を目指す! (ルート)、環境、出現する魔物などは、場所により変化するらしいので、該当する場所の情報を集めないと意味をなさない。情報を得るにも・・・自分達が、この世界に転移して来て出会った人物? は、 ワッツ殿のみ。街に辿り着いていれば、封印されし迷路(ダンジョン)の情報も、もう少し手に入る・・・っいえ、手に入りませんか。選別の泉があるのでした。封印されし迷路(ダンジョン)に辿り着いた者達は、ある末裔達のみでしたね(それも一部の人だけ)。街に情報が上がっているのなら、選別の泉に挑戦する者が、大量にいても可笑しくはないですしね


 使用した技能に附いて、分かった事を纏めると、こんな感じですね



 並列思考・・・自分と同等に近い思考能力を持つ存在を1つ作りだす事が出来る。1人で行う作業を分担する事により、負担を減少させ、作業の効率化を図れました。自分の場合は、兎の目と肉体操作(移動)を自分が担当し、気配探知を並列思考で処理する事


 気配探知・・・一定範囲の気配(生命力?)を発する存在を探り出すもので、敵味方に関係なく、気配(生命力)を探り出すようだ。識別(敵味方)が出来るのかは不明。今回は、背後に居る皆の位置を把握するのに最適だった。ただ、密集した状態(手を繋いだり、身体に纏わり附くなど、身体の一部が触れ合う状態)だと、複数の気配が1つの気配として認識していた。自分の技量に問題があるのか、 Lv が低いせいで誤認識(複数を合わせて認識)をしてしまうのか、元々の仕様なのか、現状では判断を下せない。複数で行動する存在(敵)が居た場合・・・


 兎の目・・・視野拡大(大)の効果は、通常の視野を2倍にまで高める。少し後ろまで視える・・・暗視(中)の効果は、街灯の明るさを確保できる。生活魔法・(アカリ)と一緒に使用した為、影が薄い(効果の実感が・・・)。熱赤外線(サーモグラフィ)(低)の効果は、基本熱源(設定温度)から高温(+)なら赤、低温(-)なら青として表示される。自分達以外は、濃淡はあれど青一色だった


 生活魔法・(アカリ)・・・光源を単体で作り出すのではなく、指定した物に(アカリ)(トモ)して使用する。指定物は何でも良い様だ。使用する際に、明るさの調節を行う事も出来そうでしたが、未調節(最大出力)で使用しました。縄楔(ヒョウ)(大地殿 製作)に(トモ)して使用感を確認してみた所。局部照明の様に特定方向を照らすのではなく、全般照明の様に周囲を照らしていました。10㍍(半径)程度は照らし出していますので、兎の目の暗視機能が微妙な感じです。


 ある程度の纏めが終わった辺りで、綾目様から亀裂の先の探索が終了した事を教えられる。報告して貰うために、櫻殿と桃子殿の2人に起きて貰いましょう


 「櫻殿、桃子殿、起きて下さい」…ゆっさゆっさ(揺する)


 「・・・ん、起きてる」


 「っんあ・・・おはよ~」…ぅふぁ~(欠伸)


 「ふふふふふ(微笑み) 少しは休めましたか?」


 櫻殿と桃子殿を揺り動かした所、櫻殿は寝ておらず、身体を横たえていただけの様子。逆に、桃子殿は熟睡? していた様子。起こしてしまった事に、罪悪感が湧いてきます。綾目様が、優しく問い掛けています。ですが、休めたと言っても20分 少々です。 ss(スピリチュアル) の回復も気休め程度でしょう


 「・・・ん、休めた」


 「ああ~っと、その~、休めたけど・・・ごめん。横になるだけの積もりが寝てたみたい」


 「謝る必要はありませんよ? 睡眠も含めて、休める時に休む事が大切です」


 「・・・睡眠は大切。1割切った影響?」


 お2人の様子に、疲労感(怠さや眠さ)が見取れません。言葉 通り休めたのでしょう。桃子殿が、寝て居た事に体裁(バツ)の悪さを感じたのか謝っています。謝る必要はなく、綾目様の言う通り、休める時に休む事は大切な事です。櫻殿の問い掛けは、桃子殿が寝てしまった原因に附いてでしょう。自分が思うに


 「謝る必要はありません。休息中ですので、寝て居ても問題はありません。無理な姿勢での歩行や瓦礫登り、予想以上に疲れが溜まっていたのでしょう」


 「う~ん、どうだろう? 魔力残量が1割を切った影響って言っても、少しの眠気を感じる程度だよ? 睡眠を欲するほとじゃかったよ~。それに、疲れてる感じも受けなかったんだけどな~」…う~~ん、う~~ん(唸る)


 桃子殿が、櫻殿と自分の問い掛けに答えた後、うんうん唸り出してしまいました。この際、そっとしておきましょう


 「それで、綾目様。偵察の結果を報告して貰って宜しいでしょうか?」


 「ええ、それは構わないですけど・・・」…チラッ(視線)


 「今は、そっとしておきましょう。直に元に戻るでしょう」


 「・・・ん」


 綾目様が、桃子殿を気にしていましたが、今は邪魔をしないのがいいでしょう。櫻殿も追随してくれました


 「判りました。影蝙蝠達の超音波探知で立体的に調査した所、少し先の穴は、洞窟・・・天然の洞窟に出ました。天然洞窟と譬えたのは、何者かの手が入った様子はありませんでしたので。その天然洞窟の上層部分と亀裂が交差する様に繋がっています。繋がってる部分を起点に、左側の奥行きは短く、右側の奥行きが長く成っています。問題の選別の泉の場所は、超音波探知では探れませんでした。っいえ、水の溜まっている場所が何カ所もあり、絞れなかったと言う方が正しいかもしれません」


 「超音波探知。反響定位(エコロケーション)で周囲の様子を探っていたのですか?」


 「・・・反響定位(エコロケーション)?」


 「反響定位(エコロケーション)。音を飛ばし、反響音を受け止めて、周囲の位置関係を知る事が出来る技法だよ。この場合の音とは、超音波の事ね♪」


 自分の発言した言葉に、櫻殿が意味を問い掛けて来た所。桃子殿が復帰して、説明をしてくれました。桃子殿が、反響定位(エコロケーション)の知識を持っている事に、少し驚いてしまいました。自分が知っていたのは、ある事情からなのですが・・・自分が知り得た事情に附いては、今は横に置いておきます


 「天然洞窟までの距離と規模は、判りますか?」


 「大凡(オオヨソ)になりますが、天然洞窟までの距離は約200㍍。規模は約2㌔×約8㍍×約5㍍(全長×幅×高低差)。かなりの水気があります。詳しい詳細は、地図(マップ)に記載されています」


 「全長で視ると、そこそこの規模になるけど。幅や高低差で視ると・・・小規模?」


 「・・・地図(マップ)。平面図(上から視る図) 以外にも立面図(横から視る図)に投影情報を変更できた」


 櫻殿の言う通り、投影図を変更する事が出来ました。綾目様の述べた情報も、より精細に理解する事が出来ました。言葉で伝えきれない事も・・・例えば、天然洞窟の天井から幾重もの棒状のものが垂れ下がり、遂になる様に、地面から伸び上がっている棒状のものもある。そして、至る所に柱が濫立(ランリツ)している事が地図(マップ)(立面図)に表示されている。それぞれ、氷柱(ツララ)(垂れ下がっている棒)に石筍(セキジュン)(伸び上がっている棒)に石柱って所ですかね? 水気が多いと言う事ですし、鍾乳洞系の天然洞窟ですか・・・足元に注意が必要ですね


 「この先の天然洞窟ですが、地図(マップ)(立面図)から読み取った所、鍾乳洞系の天然洞窟と思われます。足元が滑り易いと予想されますので注意が必要です」


 「鍾乳洞のライトアップされた写真を視た事あります。凄く綺麗ですよね~。一度、行ってみたかったので、凄く楽しみ~」


 「・・・ ・・・ ・・・暗いから、綺麗も何もないと思う」


 「「・・・ ・・・ ・・・」」


 「が~~~~ん!」…ガ~~~ン(Σ)


 桃子殿が、鍾乳洞と聴いて喜んでいましたが、櫻殿に現実を告げられて、凄く落ち込んでいます。綾目様と自分は、沈黙を保っています


 「っおほん(咳払い) これからの事ですが、一度 霊獣郷に戻って、 ss(スピリチュアル) を回復した後、選別の泉に向かいましょう。但し、技能に制限を附けて進む事にしたいと思います」


 「・・・ん、御神木水で回復は良い考え。 ss(スピリチュアル) 用の水薬(ポーション)で回復するより経済的」


 「(さく)っちの言う通り、(うち)もそれでいいよ~。ただ、技能にどう制限を附けるの?」


 「そうですね。各種の目は使用不可にして、基本は並列思考、生活魔法・(アカリ)の2つの技能、自分と櫻殿は気配探知と空間把握気を追加。一番 余裕のある綾目様は、臨機応変に動いて貰うと言う事でどうでしょう?」


 「・・・ん、(スピリチュアル)の節約? 了承」


 「技能制限は、効率の良い条件を探す為かな? (うち)は良いよ~」


 「(わたくし)も、異論はありません」


 「では、そのように・・・桃子殿、霊獣郷の扉を開いて貰えるますか?」


 「おっk~」


 自分の要請に、皆が頷いてくれてので良かったです。少しでも効率の良い使用条件を探し出さないと、探索が難航する恐れがあります。特に、夜間や暗がりを探す場合ですね。桃子殿に、霊獣郷の扉を開いて貰う様にお願いしましたので、(スピリチュアル)の回復後に仕切り直しです


 「 <<我が夢 我が想い 我が理想 遠き彼の地 極楽浄土(ゴクラク)>> 」






 ☆★☆ ◆◇◆ ☆★☆

 その頃の大地は、治療水槽装置(メディカルマシーン)内で、浮遊しているだけ・・・


 果たして、出番が回って来るのだろうか?




             つづく


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