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3、集う=前半=

3、集う=前半=




 あれから1週間が過ぎた。昨日の内に◇◇県◇◇市に入り旅館で一泊・・・する予定だったのだが、旅館に行ってみると予約が取消(キャンセル)されていた。問いただした結果、旅館側の過失(ミス)である事が発覚するも、時すでに遅し! 部屋が全て埋まってしまっている状態との事。替りの宿を探してもらうも、全て満室との返事が返ってきたみたいで・・・結果、宿無しになったぞ…シクシクシク(泣)


 仕方ないので◇◇駅前拡場に来て、木々が生い茂ってる場所を背景(バック)に、藁敷物(ゴザ)(畳2畳分)を広げて眠る事にした。冬でなくて良かった・・・もちろん旅館から、迷惑料をせしめてたのは言うまでもない!!


 朝になったけど、ほとんど眠れなかった・・・夜間の間、寝附くたびに警察から職質されたので眠れん! 一回職質すればいいじゃないか、代る代るきやがって~!・・・っ眠い


 眠い目を擦りながら、藁敷物(ゴザ)の半分にたたみ(畳一畳分)。その真ん中辺りに、巾着袋(対衝撃吸収附き)を下に敷いた状態で卵を並べる。木々を背景(バック)にして座り瞑想しながら時間を潰す事にした。待ち人ばいつ来るか判らんし




 瞑想中に1週間を振り返って見た




 会社は退社した事になっているそうなので、連絡するのも馬鹿らしいから、放置していた。上司からも連絡が一切ないので、ちゃんと退社受理されているのだろう。住宅&車も金融(ローン)会社から翌日に電話、5日後に返済終了通知が届いたので本当の事だったのだろう


 軍資金を貰ったので。大量の白米と玄米と各種類の作物の(タネ)を仕入、玄米用に石臼(碾き臼)を2台購入、作物の育て方をネットで調べ作業書を2部作る


 大容量屋外収納庫を2つ仕入、1つをお米と各種類の(タネ)を入れて、もう1つに各種道具2セット(石臼、農具、研磨道具、大工道具、採掘道具、伐採道具)を詰め込み


 更に別の大容量RV収納箱(ボックス)を10個買い。2種類1(セット)で5(セット)(生存鬪争小刄(サバイバル・ナイフ)、太さの違う特殊鋼線(ワイヤー) 5㍍巻を数種類(0.2~2.0の間)、荷造り用の(ロープ)を100㍍巻5個、登山用の(ザイル)を4種類(5㍍・10㍍・25㍍・50㍍)、各種作業工具、携帯食料(保存用)、固形燃料(保存用)、寝袋、毛布、生活用具、, etc(エトセトラ).)を作る


 簡単組立の6人用 天幕(テント)1つと、2~3人用 天幕(テント)2つを仕入れて、全て桃源郷に詰め込んどいた・・・大容量RV収納箱(ボックス)は、俺の分を含めて5人分、天幕(テント)は状況に応じて渡せばいいか。収納庫はこちらで確保っと


 昔、弓道を習っていた時に教えて貰った店で、炭素繊維(カーボンファイバー)弓を2本と竹弓を1本。炭素繊維(カーボン)矢を8組(六つ矢)と竹矢を4組(六つ矢)。強さは炭素繊維(カーボンファイバー)が20㌔と30㌔で竹は30㌔に設定してもらった。桃源郷に専用の練習場を作って頑張ってるが、実践には程遠いし、技能も覚えん……シクシクシク(泣)


 他は。時間の許す限り極光(オーロラ)(粘液源流体(スライム)に名前を附けた)と一緒に修行に明け暮れたな・・・おかげで色々判った。極光(オーロラ)が、新しい技能を何個か習得でき。氣(ss)を使い切ると動けん! っ事も発覚。回復するに従って動けるように・・・使い切って就寝(6時間以上)すれば、氣(ss)が増えているのに気が附く事ができた。御神木(若木)には朝に半分、夜に使い切るまで氣(ss)を注ぎ込み、しっかり就寝するようになった


 氣(ss)が増えた事で桃源郷も拡大した。どうも氣(ss)が10増加に対して10㍍拡大するみたいだ。最初は氣(ss)が65に対して60㍍ぐらいのの空間だった。端数は切り捨てみたいだ・・・今の桃源郷の広さは100㍍を超えた所だ。使い切って就寝を一回すれば10㌫増えてる計算だな(5回試した)。


 ・・・などと、思い出していると。駅とは違う出入口から視線を感じたので、瞑想を一時中断し、視線の主を確認してみる・・・子供だよ












 まっすぐ近附いて来たので、4人の内の1人でまず間違いないだろう。女の子だ・・・半下衣(ハン・ズボン)T襯衣(ティ・シャツ)、短髪だけど・・・女の子だ


 傍まで来た女の子は、卵を指さし


 「・・・持っていい?」


 嬢ちゃんが聞いて来たので、頷くと、卵を手に持ち語りかけた


 「・・・呼んだの君?」


 その声に反応したのか、一瞬だけ明滅した


 …ぇえ? 表情には出なかったはずだが、驚いた。感応力が高いのか?・・・嬢ちゃんは、卵を見つめたまま


 「・・・売ってほしい」


 「これは売り物じゃないから無理だよ。ただ・・・」


 「・・・ただ?」


 首を傾げる嬢ちゃんと卵を見比べ、繋がりがあるのを確認したので譲る事を伝えねば・・・


 「嬢ちゃんには、卵を譲ってもいいと思う・・・ただし。ある条件と幾つかの注意点を教えてからな」


 「・・・早く教える」


 「全部の卵は、嬢ちゃんを含んだ4人に譲る予定なのだか・・・っめんどいから、全員そろってから説明するは」


 「・・・わがまま・・・」


 「ワッハハハ~(笑)」


 嬢ちゃんの指摘(ツッコミ)に笑ってもうたよ


 「まぁ~。それとは別件になるが、此方も聞きたい事あるんだか。構わないか?」


 嬢ちゃんが首を傾げるなか聞いてみる事にした


 「嬢ちゃんが、卵を欲する理由を、教えてくれるかな?」


 「・・・1週間前に何かの意志を感じた。体から発散されていた光が、霧散せずに、何処かに向かって漂いだした・・・途中で光が見えなくなるけど。今日は呼び声に導かれて、この場所に来た・・・っで、この意志ある卵にであった」


 意思・・・っか、やはり感応力が高いみたいだな・・・いや。その前に、体から発散されてる光って、言ったよな?・・・っまさか、氣が視えるのか


 「意志ある卵か・・・だから呼びかけたりしたんだな? ・・・っま、それは横に置いといて…スイ~、ストン(横移動) ちょっと試したい事があるから、俺の左手に注目して貰えるかな?」


 「・・・普通は危ない子として排除したりする事なのに、横に置くって・・・」


 嬢ちゃんの突っ込みは置いといて、1つ試してみるべきだな・・・嬢ちゃんは、俺の感想に突っ込み入れながらも、真横に上げた左手に注目してくれたので、氣を纏わり附くように集中する


 始めから嬢ちゃんの様子を伺っていると。氣が集まりだした瞬間に表情が強張りだしたな・・・視えてるみたいだが・・・何かの能力を発動させた様子もない。だとすると・・・常時発動してるのか? ・・・しかし・・・


 「・・・光が集まって強く輝きだした」


 ふむ。氣を視覚で捉える事ができるほど、霊視能力が高い。さらに常時発動型ぽいな・・・しかし、能力を制禦できていないと日常生活が・・・確認してみるか・・・


 「嬢ちゃん。自分の意思で、体を覆う光を視たり消したりできるか?」


 嬢ちゃんは首を振りながら


 「・・・できない。常に視えているモノ・・・っじゃ、ないの?」


 「ふむ・・・霊視能力は普通、覗視(ミル)視止(ミナイ)の切換え(開始(オン) / 終了(オフ))が出来るはずなんだが。常に、視続けるのは精神疲弊に繋がるからな。霊視能力の制禦方法を、身に附けてみるか?」


 こちらの問に頷きで答えてきたな・・・卵の事もあるし。最低でも、切っ掛けは覚えれるはずだ


 「今からやることを、良く観察してな」


 頷きを確認した後。丹田に意識を集中し、氣を活性化させ、全身を包みこむ


 「俺の体を覆っている光が、何処から溢れだしたか、確認できた?」


 「・・・(ヘソ)? っの辺りから、光が溢れだして全身を包みこんだ」


 嬢ちゃんが首を傾げながら答えをだした。氣の活性化を中断し、やり方を説明する事に・・・卵の右横に腰を下ろさせ、こちらの指示通りに行動を開始した


 俺は嬢ちゃんに教えてる時に此方を伺う視線を見つけた。それとなく探りを入れ直して相手の動きを観察しだした・・・嬢ちゃんを視守るのも忘れずに・・・











 1時間近くたつが、相手に動く気配無し・・・少し、揺さぶりを掛けてみるか・・・


 嬢ちゃんに、少し離れる事を伝え・・・卵を置いた場所から少し離れて身を隠す。元居た場所を伺うと、少女が嬢ちゃんに話かけていた・・・距離があるので話の内容は判らないが、険悪な雰囲気にはなっていないようなので、放置する事に。飲み物を、調達に向かった


 戻って来ると。少女が膝を抱えるように屈んで、卵を指先でツンツン弄りながら唸っている・・・俺は、何となく少女の後から近附いて、声を掛ける事にした


 「その卵、気になるかい?」


 そう声を掛けた瞬間。少女は、横に飛び上がり距離を開けて振り返った・・・いや、驚かしたけどその反応は傷附くぞ…ズゥ~ン(凹)


 「あ~、その~。驚かしてすまんな」


 少女に謝りながら、元々座っていた場所に座り。嬢ちゃんに、飲料水3本を差し出し、1本を選ばした・・・2本を側に置き、改めて少女に声を掛けた所。こちらの様子を伺いながら近附いてきた・・・う~ん、かなり警戒されてしまったな~…ポリポリポリ(頬掻き)


 近附いてきた少女に、置いていた2本を差し出しながら


 「驚かした詫びだよ」


 警戒しながらも、1本を受け取り。膝を抱えながら、屈みこんで、卵を視詰めてる・・・飲料水で喉を潤し、一息附いた時に声かけられた


 「これ、何の卵ですか? 外に出しっぱなしだけど、生きてるよね?」


 「種類は現時点では秘密、孵化可能だよ・・・因に販売はしてないよ」




 「ガ~~~ン(Σ)」




 販売してないと話したら、精神的打撃(ショック)を受けたのか、擬音附きで落胆(ガッカリ)してるよ。面白い子だな~・・・因に。嬢ちゃんは、卵と少女を視比べて、聞き耳を立ててるし・・・光? っの流れが、視えているんだろうな~


 「そ、そんな・・・だったら何で並べてるんですか?」


 「秘密! ・・・っと言いたいけど、譲るべき人を探してる・・・因に。こちらの嬢ちゃんに、1つ譲る予定だよ」


 この一言に、横の嬢ちゃんはうんうん頷いてる。少女は、嬢ちゃんをチラッと視てから、姿勢を正し


 「わ、私にもゆ譲って下さい」


 そう言って頭を下げてきた


 ふむ。礼儀正しい子だな・・・元々譲る予定だけど、理由を聞いとくか~


 「譲ってほしい理由を、教えてくれるかな?」


 「え~と。1週間ほど前から、意識に何かが引っ掛かっていたんです・・・今日その何かに引かれる? っように来たんですけど。その卵を視た瞬間、 これだ~! って気がして、少し様子を伺っていたんです」


 いや、様子って。1時間以上、伺ってたと思うんだが・・・まぁ~、いいか・・・ふむ。嬢ちゃんと基本的には一緒だな・・・一つ頷き


 「なるぼど・・・譲ってもいいけど。ある条件と、幾つかの注意点があるんだ・・・めんどいから、譲るべき人が揃ってから説明するは」


 緊張しながら喜びだしたけど、後半で脱力(ズッコケ)てたな…ワハハハハ~(笑)


 「た、卵は全部で4個あるので、後2人ですか?」


 おっ、気を取り直したか・・・頷き


 「正解。残りの人がいつ来るか・・・今日中に集まる予定だけど、時間は不明なんで、揃った段階で連絡しても良いよ」


 隣の嬢ちゃんにもその旨伝えたら、氣の扱いの練習してるとの事。発現・増減・留めるの三種類を、練習するように教えた・・・孵化促進させるのに大切だが、最低限の事は卵を介せばできるし(俺がそうだった)。自力で出来たら、必ず力になるはず


 面白娘が、卵の左側に腰を下ろし。何をやってるのか聞いてきたので、{「氣の扱い方を伝授している所~」}っと答えたら、胡散臭そうに見られたよ…トホホホホ(凹)



 ※※皆が座ってる位置関係※※


 藁敷物(ゴザ)を六等文にし卵を中央上、俺が中央下、嬢ちゃんが右上、面白娘が左上、って所だ



 面白娘の話相手をしながら、のんびり過ごす。嬢ちゃんのやってる事が気になるのか


 「私にも教えてほしい」


 氣の扱い方を教えてくれ、っと言われたけど・・・下積みのない状態からでは、時間が掛かりすぎるんだよな~


 「君の場合。何の下積みもないから、普通だと、年単位で掛るぞ?」


 「えええ~」


 驚いてるけど。普通は、何かしらの技能を、身に附けようと思ったら、時間は掛かるんだけどな~…ポリポリポリ(頬掻き)


 別の代案はあるんだけど、不正教授(フライング)だからな~。嬢ちゃんにも、卵未使用で教えてたんだが・・・う~~~ん


 「う~む・・・卵を視附けた時。 これだ! って言ってたよな? 何でそう思ったの?」


 「えっと。視た瞬間に、惹き附けられて、眼が離せなかったの」


 「眼が離せなかった理由は、分かる?」


 「う~ん・・・引っ張られる? 引き寄せられる? 焦がれた? 求めた? 戻って来る? ・・・あ! 無くしてた繋がりえが、取り戻せる。って思ったんだ」


 答えを視附けたようだな・・・繋がりを取り戻せる。っか・・・


 「その繋がりを正しく感じる事で、新しい可能性が開ける・・・っかも?」


 「あ、新しい可能性・・・どうすればいいの?」


 あ、最後の疑問形は無視したな・・・・まぁ~。希望をもてばあるいは・・・


 「自分と卵が繋がってるんだと、強く思いながら卵に意識を集中する・・・例えば。赤い糸で結ばれてるんだと思い、赤い糸の存在を信じ。視る、又は感じるんだ」


 「あ、赤い糸って・・・」


 退かれた・・・今、退いたよね?・・・ちょっと精神的打撃(ショック)だ…ショボ~ン(凹)


 「・・・自分なりに考えて、やってごらん」


 嬢ちゃんに肩を叩かれたよ・・・小さい子に同情される、俺っていったい…ガックシ(凹)


 面白娘が、唸りながら手を翳し、集中しだしたので、良しとしよう


 嬢ちゃんも色々試してるな~・・・順調で何よ・・・って、卵に氣を流す調整までしてるやん。待ってる間に孵化しそうだな・・・止めた方が良いんだろうが・・・まぁ、いいか~




             つづく


収納ボックスの個数変更

漢字を何個か旧字体に変更 例、気=氣 神=神と神の二種類

テントの数を減らしたのと2人用⇒2~3人用に変更

御神木や若木⇒御神木(若木) に変更

カタカナ表記に漢字を当て嵌めてみた。(例)キャンセル⇒取消(キャンセル)

カタカナ表記を漢字に当て嵌めを一部修正

荷造り用の(ロープ)を2種類(1㍍・5㍍)各2個 ⇒ 荷造り用の(ロープ)を100㍍巻5個

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