17、出戻り
17、出戻り
☆★☆ 月夜見 ☆★☆
行かれてしまいましたか・・・暫くは寂しくなりますね
「所で、主様。お戻りにならなくて大丈夫ですか?」
「ん、大丈夫じゃよ。1日ゆっくり出来る様に処置はしてきた」
主様が処置と言う言葉を使われた時に、少し寒気がしたのですが? これは、あれですね。姉様(金髪女性)に仕事を押し付けましたね
「姉様の怒気が感じられたのは気のせいでしょうか?」
「・・・き、気のせいじゃ。それに、ちと確認したい事もあるでな」
「? 確認ですか?」…???(疑問符)
何でしょか? また、よからぬ事を考えたのでしょうか。今後の事もあります、少し折檻をしておくべきでしょうか…すぅぅぅ(窄まる相貌)
…ピィ~~~~~ン(張り詰める空気)
「いや、何もせぬぞ? 折檻はなしだぞ? 単に見学したいだけじゃからな?」
「見学? 何を見学されるのですか」
「うむ。あやつらが授かった霊獣武具なのじゃがな、初期の起動時に立ち会いたいと思っての」
「それ程、変わった武具なのですか? 今までにも色々な武具はあったと思いますが」
「武具そのモノよりも、具現化される過程が観たいのじゃ」
「それなら、送る前に具現化して貰えば宜しかったのでは?」
「無理じゃよ、真の姿の時でしか具現化できんしの。転移完了後にしか真の姿になれん」
「そこはそれ、裏技でどうとでも・・・いえ、でしたら戻って来て貰う様に打診しすべきだったのでは?」
主様の返答に思わず。何時もの行動を指摘してしまいそうになりました。私も毒されて来たのでしょうか。少し不安です
「儂が示唆するのも違うじゃろ。それに、あやつら・・・いや、あのおっさんが気附かぬ筈がないからの」
「何に気附くのですか?」
何の事でしょうか。武具の具現化に何かの落とし穴があるのでしょうか?
「何、武具の具現化後、無防備な状態を晒す事に気附くかどうかじゃな。無防備を晒すと分かれば、安全なここに戻って来て使うじゃろ? それに、おっさんのみじゃが、武具の具現化の条件に気附かなければ数十年は具現化できんしな・・・はてさて、どうなるか」…クッククククク(妖しい笑)
なるほど。確かに、その条件なら安全なここに戻って来てから武具の具現化をするでしょう。大地殿には別の条件もあるみたいですが・・・主様は、気附くがどうか楽しんでいますね。ぜったい!
「さて、儂は露天風呂に入らして貰うぞ」
「御随意に」
「一緒に入るか?」
「はっ倒しますよ?」…ッビキ(怒)
「じょ、冗談じゃ。それじゃ、一服させて貰うぞ」
「はい」…ペコリ(敬礼)
主様は大露天風呂の方に向かわれたみたいですね。今の内に施設と屋敷の管理用として自動人形でも製作しておきましょうか
休憩施設と屋敷の自動人形(管理用)の基本構想が出来上がりました。休憩施設が番頭(作務衣)と女中(着物(袷))。屋敷が執事(燕尾服)と侍女(メイド服)で行く事に。基本構想を基に骨組みを作る前に、一息、入れる事にします
休憩室で御茶を嗜んでいる時に、ふと思い出しましたが。主様の姿を見かけませんが・・・まだ、大露天風呂に入ってるのでしょうか。一度、確認に行くべきか迷っている居る時に。複数の気配が環状水流内の紋章附近に現れましした
どうやら、戻って来られたようですね。主様の言ってた事(武具、具現化の過程)も気になりますので、見学に行きましょう
「おいっす。月夜見も、あやつらが帰って来たのに気附いたか。見学に行くのじゃろ?」
「主様。はい。これから見学に行こうかと、主様もですよね」
「うむ。一緒に行くぞ・・・ああ、そえれと、風呂は気持ち良かったぞ」
「はい。それは何よりでした」
主様と一緒に赴く事になりました
☆★☆ 櫻 ☆★☆
出発して半日もたたない内に帰って来た
「〔まさか、半日もせずに戻って来る事になるとは・・・〕…小声」…ハァ~(溜息)
おじさんが小声で呟いたけど、皆(僕も含む)が一斉に頷いた・・・皆が同じ思い抱いてたのが判る
おじさんは皆の反応から、呟きが丸聞こえだったのを知って、ちょっと恥ずかしそうにしていた
「ポリポリポリ(頬掻き) え~っと、そのな・・・よし。霊獣武具の具現をする前に、して欲しい事を説明するな」
話題を変えて来た・・っと、言うより、本来の趣旨に戻った?
「まず。各自の御神木(若木)に赴き、活動できる限界近くまでSSを注いで貰いたい。注ぎ終わったら、櫻りゃんの御神木(龍血)の所に集まってほしい。そこでSS回復を行う」
今の僕は、動くのがやっとなので(龍神楽の影響)、僕の御神木(若木)が集合場所なのは、凄く助かる。SSは、殆ど無くなっている(おじさんの治療で、後、2回・・・いや、1回かな。治療魔法を使っていれば仆れていたと思う)
「では、ここで二手に分かれて、移動したするのが良いかと」
花梨さんの意見に賛成かな
「ああ、それで行こう。俺は櫻ちゃんを御神木(龍血)まで運んでから、自分の御神木(桃)に行くから、少し遅くなるかもしれんが」
「チラッ(視線) その方が良さそうね。此方は、アヤメ様、桃ちゃんと連れ立って行きます」
花梨さんが此方を視た後に、そう言った。おじさんが僕を運ぶ事が決定した
「それでは。後程、お会いしましょう」…ペコリ(敬礼)
「まった、あっとで~」
「それでは」…ペコリ(敬礼)
アヤメさん達が屋敷の方角(反時計回り)に歩いて行った。
「ほな。いこ・・・ふむ」…ふむ・・・・・・(黙考中)
…っざ(片膝附き)
おじさんが、背中を向けて片膝を附いた
「乗って」
「・・・ぁう~」
は・・・恥ずかしい・・・…ぁうぁうぁう~(赤面)
「ほら」
「・・・ぅう~」…ぁうぁうぁう~(赤面)
再度の促しに、仕方なくおじさんに負ぶさる
僕が負ぶさると、おじさんは立ち上がって屋敷とは逆の方向(時計回り)に向かって歩き出す。負ぶわれていると、何かほんわかとした暖かい何かに包まれてるような安らいだ、きも・ち・・に・・・…スャスャスャ~~(ZzzZzzz~)
☆★☆ アヤメ ☆★☆
私達は、花梨の提案で、大地さんと櫻さんとは逆方向(大地さんの紋章からは櫻さんの御神木(龍血)までの行程。大回りに私達の御神木(若木)あり)から向かう事に決まりました。2人と別れてから、ふと後ろを振り返ると、大地さんに背負われている櫻さんを確認出来ました。少し距離があるので表情までは分かりませんが、櫻さんの嬉しそうな様子を感じる事ができました・・・良いものが観れました♪
私達は、10時半の方角にある転送円から2層目に入りました
まず、10時の方角にある桃子さんの御神木(楓)に立ち寄り、桃子さんがSSを注ぎ入れました。次が、9時の方角にある私の御神木(林檎)にて、同じく注ぎ入れて。最後に、8時の方角にある花梨の御神木(桜)に注ぎ入れました
皆さんのSSの注ぎ入れが終わりましたので、4時の方角にある櫻さんの御神木(龍血)に向かう途中で、7時半にある転送円から、お爺さんと月夜見さんが姿を現しました
「お! 良い所であったの~」
「あ。今朝方ぶり~」
お爺さんと桃子さんが互いに声を掛けあいました。私と花梨、月夜見さんは、お互いに目礼しあいました…ペコリ(敬礼)×3
「お主達だけで、ここに居ると言う事は・・・ちょうど良い判断だったみたいじゃの~」
「何の判断でしょうか?」
お爺さんの言葉に花梨が聞き返しています。確かに何の判断が良かったのでしょう
「これから霊獣武具の具現化を行うのじゃろう?」
「あったりだよ~。よくわかったね~」
お爺さんの推測に桃子さんが答えています。でも、どうして分かったのでしょう
「ほっほっほっ(笑) 感じゃよ」
「感ですか? 凄いですね」
私は、感心してしまいました。他の方々は呆れてる感じがします。どうしてでしょうか?…???(疑問符)
それから、他愛のない話をしながら櫻さんの御神木(龍血)に赴きました
櫻さんの御神木(龍血)附近まで来た時に、御神木(龍血)を見上げて佇む大地さんを見る事が出来ました。その背には、櫻さんを背負ったままのようです
「お待たせしました」
「到着~」
「おつかれ~」
「ほっほっほっ(笑) おつかれさん」
花梨、月夜見さんは目礼で返しています
「櫻さんは、どうしたのでしょうか?」
「ああ。疲れてる様子だったから、背負ったら寝てしまってな。そのまま、現在に至るって所だ」
「龍神楽で疲労が蓄積してしまいましたからね。少し休んでいましたが、疲れが抜けませんでしたか」
「どっちかって~と、大地さんに治療したのが、止めじゃない?」
「っぐは」…っぐさ(言葉の矢が刺さる)
あ、桃子さんの言葉に、大地さんが辛そうな顔を
「すまない」…ペコリ(敬礼)
花梨まで
「桃子さん、言い過ぎですよ」
「い、いや~。そんなに気にしなくても・・・ごめんなさい」…ペコリ(敬礼)
「いや、事実だから言われても仕方ないよ」…ポリポリポリ(頬掻き)
「自分にも責任の一旦はありますから、気にしないで」
「それはそうと、櫻さん。可愛い寝顔ですね」…ツンツン、ツンツン(頬突き)
「・・・ぅう~ん・・・う・・・ん・・・ん?」
あら。起こしてしまいました
「おはようございます」
「・・・おはよう?・・・降りる」
「おはようさん・・・ほい」…っざ(片膝附き)
「・・・ありがとう」
大地さんが片膝を地面に附いて、櫻さんを降ろしています
☆★☆ 櫻 ☆★☆
・・・つん・・・つんつん・・・つん・・・
「・・・ぅう~ん・・・う・・・ん・・・ん?」…キョロキョロ(左右視渡す)
えっと、ここは・・・う~~ん・・・
「おはようございます」
「・・・おはよう?」
あれ? 僕・・・そうだ。おじさんに背負われて、気持ち良くて寝たんだった・・・降りないと
「・・・降りる」
「おはようさん・・・ほい」…っざ(片膝附き)
「・・・ありがと」
おじさんが、片膝を附いてくれたので楽に降りれた・・・けど、失敗した~・・・皆と合流するまで寝こけるなんて…ぁうぁうぁう~(赤面)
「おはよう。身体の調子はどう?」
「・・・ん。問題ない」
「そう」
「櫻ちゃんも眼を覚ましたいし。そろそろ、始めませんか~」
っあ。そうだ、僕が寝こけてたから、皆の邪魔をしてしまったかな…う~~ん(唸る)
…ポンポン(頭叩き)
ん。おじさんが頭に手を乗せて来たので、見上げたら一瞬だけ眼があった
「さて、SSの回復だけど。簡単に言うと、この水を飲む事で回復する」
「えっと。簡単に言い過ぎ?」
「そのまま飲んでも大丈夫なのですか?」
桃ちゃんとアヤメさんから突っ込み来てるよ? それに、前におじさんが確認した時は、飲料可能って事で、副次効果があるなんて言ってなかったはず
「・・・飲料可能なのは、前に確認してるけど。副次効果(SS回復)なんてあった?」
「大地殿?」
「御神木(龍血)の水は、そのまま飲んでも問題ないよ。効果の方は、昨夜、気附いた。制限はあるけど、今は関係ない」
「・・・昨日、お風呂の後に何かしてたの? それに制限って」
「まぁ~、色々とな・・・始めに俺が飲むよ。開示状態でステータス表示するから、SSの項目の確認よろしく~ <<ステータス>> ・・・よし、開示っと」
≪ステータス 開示≫
名前・・・・・・嶋 大地
種族・・・・・・◎仙人(真性)⇔人(疑似)
性別・・・・・・男
歳・・・・・・・39才
Lv・・・・・・・1
LF・・・・・・ 18/ 18(180)
SS・・・・・・--5/154
・・・・簡 略・・・・
おじさんがステータスを開示してくれたので、SSを確認した所。残り5しかない。最大値が154だけど、御神木(龍血)の水を飲む事で回復するの?
「SSの確認できたよ~」
「・・・いつでもいい」
「確認できました」
「大地殿、どうぞ」
桃ちゃんに始まり、僕、アヤメさん、花梨さんと発言した。後は、おじさんが御神木(龍血)の水を飲むだけ
「OK~。はな、飲むよ~」
おじさんは、宣言と共に、硝子麦酒柄附容器に御神木(龍血)の水を汲んで飲み出した・・・何で、硝子麦酒柄附容器なの? しかも、大きいよ! アイテム収納庫に入れて持ち歩いてるの?
…ゴクゴクゴクゴク(イッキ飲み)
お、おおおおお~。すごい。おじさんのSSが物凄い勢いで数字が増えてく
「おおおおお、凄い、回復していってるよ~」
「これは、確かに凄い」
「この様に、回復するのですね」
「・・・ん、満タンになったよう」
≪ステータス 開示≫
名前・・・・・・嶋 大地
種族・・・・・・◎仙人(真性)⇔人(疑似)
性別・・・・・・男
歳・・・・・・・39才
Lv・・・・・・・1
LF・・・・・・ 18/ 18(180)
SS・・・・・・154/154←←←←全回復
・・・・簡 略・・・・
「まぁ~、こう言う感じかな」
「確かに。回復効果はあるのを確認させて貰いました」
花梨さんの言う通り、回復効果は凄かった。僕の御神木(若木)が浸かってる水に、こんな効果があるなんて、凄いよ~・・・ひょっとして、他の御神木(若木)達の浸かってる水も同じ効果があるのかな?
「ほほ~ぅ(関心) まさか、この様な効果のある水だとは」
「気附かれていなかったのですか?」
お爺さんが、何やら感心しています。月夜見さんが、そんなお爺さんを見て、若干? 驚いているようです
「うむ。御神木(龍血)の水に、この様な効果があるとは思わなんだぞ。他の御神木(若木)達の水も同様・・・いや、別の効果がありそうじゃの」…チラッ(視線)
お爺さんが自身の推測を述べて、おじさんに答えを促すように視線を飛ばしています。僕とは違う推測だ・・・気になったので僕もおじさんを見る…チラッ(視線)
「はぁ~(溜息) 一様、じいさんの推測で合ってるぞ。昨日、全部廻って確認したからな」
どうも、皆の視線がおじさんに向いていたようで、疲れたように答えてくれたけど。僕の推測は、ハズレだ~
「さて、次は誰が飲む? それとも皆で一斉に飲むか?」
お爺さんは、他の御神木(若木)達の水に含まれる効果を知りたそうだけど、おじさんは流してる。僕は、おじさんの言葉に廻りを確認する…ッチラ(盗み視) 花梨さんは考え込み、桃ちゃんは迷ってる、アヤメさんは・・・眼が合った。よし! 僕が行こう
「・・・僕がい「自分が先に飲みましょう」・・・」
僕が言いかけた所で、花梨さんが言葉を被せて来た。花梨さんを見ると、身振りで謝られてた
「自分の飲んだ後に、皆が一斉に飲むと言う事で宜しく」…ぐる~っと(周囲視渡す)
これは、あれだね。飲んでも大丈夫なのは、おじさんが立証したけど。アヤメさんの顕在的危険を減らす為に、自分自身でも試したいって所かな? 僕的には、問題ないので頷いておく…ん(頷き)
桃ちゃんは、普通に頷き。アヤメさんは、ちょっと困った様に頷いている。因みに、おじさんは・・・明後日の方を向いて、頬を掻いている
「 <<ステータス>> では、頂きます」…コクコクッコクコク(飲む)
花梨さんは、ステータスを呼び出した後(開示無し)。おじさんから渡された硝子麦酒柄附容器に御神木(龍血)の水を注いで、徐々に飲んでる。流石に、おじさんの様にイッキ飲みはしないみたい・・・因みに、硝子麦酒柄附容器は、濯いで使用してるよ
「ふむ。問題なく回復しています」…うむ(頷き)
花梨さんは、問題ない事を確認したみたい。後は、僕達が御神木(龍血)の水を飲めば良いわけで、花梨さんから硝子麦酒柄附容器を受け取ろうとすると。おじさんが硝子麦酒柄附容器を渡して来た・・・あれ? 皆を見渡すと…ぐる~っと(周囲視渡す) 花梨さんは勿論、アヤメさんや桃ちゃんも既に持っている・・・っうぇ!
「・・・おじさん! 幾つ持ってるの」
「う~~む。何個だったかな・・・」…タラ~リ(汗)
聞いたら不味い質問だったのか・・・おじさん自身が数を把握してないみたい。仕方ないので、流す事に
アヤメさんと桃ちゃんに目配せをして、硝子麦酒柄附容器に御神木(龍血)の水を注いだ
「・・・「「 <<ステータス>> 頂きます」」」…コクコクッコクコク(飲む)×3
≪ステータス≫ =飲む前=
名前・・・・・・本 櫻
種族・・・・・・◎龍人(真性)⇔人(疑似)
性別・・・・・・女
歳・・・・・・・12才(幼児)
Lv・・・・・・・1
LF・・・・・・46/46
SS・・・・・・-4/39
・・・・簡 略・・・・
≪ステータス≫ =飲んだ後=
名前・・・・・・本 櫻
種族・・・・・・◎龍人(真性)⇔人(疑似)
性別・・・・・・女
歳・・・・・・・12才(幼児)
Lv・・・・・・・1
LF・・・・・・46/46
SS・・・・・・39/39←←←←全回復
・・・・簡 略・・・・
飲み終わった後、表示さしてたステータスを覗いたらSSはちゃんと回復していた・・・あれ? 疲れも、消えた
「・・・おじさん。ちょっといい?」
「どうした? 問題でもあったか?」
おじさんが心配そうに聞いてきた。おじさんの声を聞いた皆もこっちを見て来たけど、取り敢えず無視
「・・・問題って言うより。疲れが消えた」
「ああ。なるほどな~」…うんうん(頷き)
「ふむ。ひょっとして、効果は複数あったのか?」
おじさんが、1人で納得していると。お爺さんがおじさんに質問をした
「ああ。御神木(龍血)水は、LFとSSの全回復効果がある。っで、櫻ちゃんの質問で分かった事が、疲労回復も副次効果であるみたいだな」
「えらく多機能じゃの~。他の御神木(若木)達の水も、同じように多機能なのか?」
「いんや。多機能なのは、櫻ちゃんの御神木(龍血)の水だけだよ」
おじさんの答えに、お爺さんが考え込みだした
「チラッ(視線) さて。いよいよ霊獣武具の具現化を行おうと思う」
おじさんは、お爺さんを見た後に。本題を持ち出した。遊び廻ってた霊獣達も、集まって来ておじさんを眺めだしたよ
「その前に、今一度、具現化の概要を確認する為に、俺の方で開示するな <<ステータス>> ・・・ふむ、開示っと」
≪霊獣武具の心得 詳細情報(開示中)≫
≪霊獣武具を召喚、送還。並びに、能力を引き出す事が出来る。顕現中は心得が無くても普通の武器として使用できる。但し、召喚(初回)の時は、陣を必要とし、触媒を用いて霊獣と共に、陣に精神力(ss)を流しながら呪文を唱える。互いの魂の一部を捧げ、触媒を依代とし具現化する。生命力(lf)と精神力(ss)を消費する≫
≪陣・・・・・自身の魂に刻み込まれた紋章≫
≪触媒・・・・自身と霊獣の血(体液)≫
≪呪文・・・大気に満ちる方々よ 土に 水に 火に 風に満ちる力の煌きよ 悠久の時の中 幾千幾万幾夜を越えて (扉の色)の耀き纏い 陰陽交わる 我が半身となす 来たれ 我が身を守り 断ち切る刃よ 霊獣武具具現≫
≪注1・・・・初回のみ。陣や触媒、生命力(lf)の最大値から90㌫、精神力(ss)の最大値100㌫が必要≫
≪注2・・・・霊獣武具には陰と陽がある≫
≪・・・・, etc.≫
おじさんが開示した、霊獣武具の心得 詳細情報をおじいさんと月夜見さんが覗き込んでいる。僕達もお浚いで流し視る
「ここに書いてる陣だけど、今回は扉の紋章を活用しようと思う。中には書ける人も居るかもしれんが。俺は書けん!」
おじさんが書けない事を言い切ってるけど。皆も書けないと思うよ? 僕も書けない・・・因みに、おじいさんはおじさんの発言に呆れていたりする
「触媒用の血の受け皿だけど・・・じいさん。何か良い方法ないか?」
「ふむ。月夜見よ、一時的に休憩施設か屋敷の皿を使用する事は出来るかの?」
おじさんの相談を受けた、お爺さんが月夜見さんにお伺いを立てています。
「使用したお皿は綺麗に洗えば問題ないでしょうが、あまり気分の良いモノではありませんね。簡易的で宜しいのでしたら、土塊を神力で固めた方が宜しいのではないでしょうか。使用後は、神力を抜いて土塊に戻せば問題ないでしょう」
「それが、手っ取り早いか・・・月夜見、頼めるかの」
「承りました。早速、製作してきます」…ペコリ(敬礼)
お爺さんと月夜見さんとの間で話が附いたもよう。月夜見さんが4時半の転送円に向かって歩いて行きました
「え~と。良かったのか? じいさん」
「うむ。こっちも霊獣武具の具現化を見たいからの。対価と思えば安いものじゃよ」
「助かるよ・・・血の受け皿は、月夜見さんが製作してくれる、器を使わして貰おう」
「お爺さん。ご迷惑をお掛けします」…ペコリ(敬礼)
「助かります」…ペコリ(敬礼)
「ありがと~」
「・・・ん、感謝」
「よいよい」…ほっほっほっ(笑)
皆で、お爺さんにお礼をいい。月夜見さんが戻ってきたらお礼を言わないと
「さて、月夜見さんが戻って来るまでに、動きを決めとくか」
「・・・動き?」
「何の動きを決めるの?」
僕と桃ちゃんがおじさんに質問したけど、アヤメさんも花梨さんも疑問顔だよ
「皆も気附いてると思うけど、具現化をした瞬間にSSの全消費とLFの90㌫(変動値)の消費だからな。身動きが取れなくなるぞ」
「・・・「「「っあ!」」」」…っあ!(驚)
おじさんに言われるまで、身動きが取れなく成る事まで、考えが及んでいなかった・・・
「おいおい」
「大丈夫かの~」
おじさんとお爺さんに心配されてしまった
「っでだ、皆で動いて1人1人具現化して行くか、バラバラに散って具現化するか」
「・・・皆で廻ると、回復するまで待つから時間が掛かる」
「でも、1人1人だと、身動きが取れない状態で放置だよ?」
「自分は、身動き取れなくなるからと言って、アヤメ様を放置するなど許容する事は出来ない」
「花梨。私を特別扱いは駄目ですよ」
「確かに家の柵は無くなりましたが、それはそれです」
アヤメさんが花梨さんを嗜めようとしましたが、花梨さんに跳ね除けられてます。アヤメさんも諦め顔になってる
「だったら、二手か三手に別れるか?」
「割り振りはどうするの?」
大地さんの提案に、桃ちゃんが食いついた
「例えば。御神木(若木)達の居場所で別れたり、少女組、女性組、男っと別れたり・・・っな?」
確かに、最初の御神木(若木)達の居場所で分けるのは良いと思う。でも、少女組、女性組、男ってのは。附加だよ
「私としては、大地さんと別れるのは忍びないですが。前半の御神木(若木)達の場所で、別れて行動するで宜しいかと思います」
「自分も大地殿の前半の作戦で問題ない」
「私も前半の御神木(若木)達の場所で別れるのが良いと思う」
「・・・僕も位置関係で別れるに、一票」
「うし。じゃ~俺と櫻ちゃん。アヤメさんに花梨に桃ちゃんっと。それで、良いかい? じいさん的にはどうだ?」
「うむ。問題ないぞ。3人には儂が、2人には月夜見が附いて行くでいいかの?」
「ああ。それで行こう。花梨」
「なんでしょう?」
「こっちのメンバーでは、花梨以外の2人。アヤメさんと桃ちゃんは氣系(ss)じゃなく、魔力(ss)だ」
「うん。承知しているが?」
おじさんの確認に、受け応えをした花梨さんは勿論、僕達も理解してる事だけど。何が言いたいんだろ
「精神力(ss)が氣系(ss)だと、枯渇した時は、意識の超低下、気合で意識を保つ事も出来る(自分で試した)・・・っが! 魔力系(ss)だと、枯渇した時の症状が不明だ。氣系(ss)と同じ意識の超低下か、意識不明か、全然違う症状か。どれもがありそうだと言える」
「なるほど、氣を引き締めないと危険だな」
「・・・昨日、アヤメさんと桃ちゃんは枯渇せずに上手く注いで、取り止めて居た」
試そうにも、おじさんが氣系(ss)だから魔力系(ss)の確認が出来なかった・・・・っと
「待ち合わせは、桃ちゃんの紋章陣で良いか? それと、そっちの指揮は花梨が取ってくれ」
「分かりました」
…っさ ッサ ゥググッグ(握手)
おじさんと花梨さんが、固い握手をするけど・・・お互いに力入りまくってない?
暫くして、月夜見さんが人数分の器を持って戻ってきた。お爺さんと少し会話した後
「お待たせしました。これが器になります。どうぞ」…サッ(差出す)×5
月夜見さんから器を受け取り。そして、今回の事に対する行いに礼を言っておく
実際の所、かなり助かるのが事実だからな
「月夜見さん。今後の行動の方針を、じいさんから聞いてる?」
「はい。2人と3人に分かれて、行動ですね」
「あああ、すまないが宜しくお願いします」
おじいさんと月夜見さんが言葉を交わし
「ッパン!(手叩く) それじゃ~移動するか~、櫻ちゃん、行くよ」
「・・・ん、先に行く」
おじさんに、運がされて行動を起こす。
「行ってらっしゃい~」
「お気を附けて、行ってらしてください」
「行ってらっしゃいませ」
「またの~」
「また、後でな~」
4時半にある転送円まで来て、そのまま一階に降りる
順番は。僕、次に、おじさん、それから桃ちゃんの紋章陣へ、向かう予定。武具の具現化、楽しみ~
つづく
霊獣武具の心得 詳細設定 を変更
注1 陽と陰の注釈変更
霊獣武具の心得 詳細情報 一部削除/その都度、説明文増加する予定の為、現状は伏せる
最大値 ⇒ 絶対値 に変更




