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2、気附けば、真白い部屋

2、気附けば、真白い部屋




 「・・・う~ん」…キョロキョロ(左右視渡す)


 気がついて上半身を起こしながら周りを見回すと十畳ぐらいの真白い部屋? 入口がない・・・腰元って言うか股間に粘液源流体(スライム)(上半身を起こした時に転がり落ちた)が・・・ひんやりしてて気持ち良いが、絵的に(アウト)じゃね? 下衣(ズボン)を履いてるから無事(セーフ)か?


 取り敢えず、粘液源流体(スライム)を肩に担ぎながら立ち上がり。再度、見渡すも・・・


 「・・・ ・・・ ・・・」


 「おっ。気がついたみたいだの~」


 後ろから声がした・・・振り替えれば・・・


 「じいさん・・・何時から後ろにいた? っと言うか、ここ何処だ?」


 神社の鳥居の傍に座っていた、じいさんが居た


 「お主が辺りを見回し終わった後ぐらいかの~。何も無い部屋じゃが、お主に用事があって来てもらったのじゃ」


 「用事?」


 訝しんで聞き返してしまった


 「うむ。まずは無事に孵化できたようじゃの~ おめでとう」


 「ああ、ありがとさん」


 「それでじゃ、1つ問題も発生しての~・・・お主の肩に担いでる生き物は、霊獣(魔獣・聖獣・幻獣・神獣など)と言われる存在での。お主の世界だと、災害級の力の塊なんじゃ・・・成長すれば、っと、注釈は入れとくぞ」


 俺の肩に居る粘液源流体(スライム)は、とんでもない力を有しているようだ・・・最終的にド◆クエのスライムLv99って感じになるのか?・・・しかし、災害級の生き物って、実感わかんぞ…ポリポリポリ(頬掻き)


 「ハァ~(溜息)・・・そんな力、人に与えるなや・・・っで、強大すぎる力だから霊獣を回収するって所か?」


 じいさんは頷きながら


 「そうじゃな・・・本来ならそうするべきなのじゃが、今回はそういう訳にもいかんでの~。何しろお主と引き離して、霊獣界・・・霊獣の住む世界に送ると環境が合わずに死んでまうでの~」


 「おいおい・・・じゃ、どうすんだ?」


 「現状は幾つかの制限と卵の全孵化終了後、世界転移して貰いたいのじゃ」


 世界転移って、とんでもない事を言い出したな~・・・う~む。俺自身この世界に愛着はないし、転移は別にいいけども。若干気になるのが借金と親の今後ぐらいか・・・


 友人関係に至っては・・・人はいつか死ぬ。早いか遅いかぐらいだしな~。問題ない・・・会社? そんなのほっとけ


 他は転移世界がどんな所かか・・・大雑把に考えて見たが、こんなもんか…ポリポリポリ(頬掻き)


 「・・・制限を儲けたとしても、この世界では強大過ぎる力って事か」


 じいさんが困りながらも頷いてるし・・・さっき考えた事、話していくか~


 「う~ん・・・転移はかまわん、未練があるわけでもなし・・・ただ、気掛かりな点が2点。孵化後って言葉。後は、こちらの世界との違いを教えてほしいな~」


 じいさんは頷きながら


 「まず、気掛かりな点とは?」


 「現状、面倒を見てる親の今後。それと借金だ!」


 「無理を言ってるからの~、此方でしっかりサポートするぞ。借金も完済させとくぞい」


 おお~、親の今後と借金が無くなるのなら問題はなくなるな~♪


 「それと孵化後って事じゃったな」


 「ああ、他の奴も巻き込むのか?」


 「そうなるかもしれんの~」


 ん? そうなるかも? どういう事だ? じいさんは此方の擬問が判ったのか


 「孵化させた本人しだいじゃよ。お主との繋がりが1番重要じゃ。他は、どうにかなるんじゃ・・・引き離すのは忍びないがの~」


 なるほどな。無理やりでなく、相手の意志次第で、行くもよし引くもよし。って、やつか


 「それと、向こうの世界じゃが。剣と魔法の世界じゃ・・・お主好みじゃろ」


 じいさん判ってるじゃないか・・・年甲斐もなくワクワクしてきたぞ…グフフフフフフフ(妖しい笑)


 「生活基盤も、冒険者ギルドがあるから旅人でも、ある程度の生活は出来る・・・実力が附くまでは死と隣り合わせじゃがな」


 まぁ~、そうなるだろな・・・霊獣が住める世界なんだから、一般的に怪物(モンスター)って言われてる存在が、居てもおかしくないな~、その為の冒険者ギルドなんだろうしな


 「後は。定番の異種族や奴隷もいるぞ・・・だが、現在は勇者も魔王も居ないがな・・・いっその事、お主が勇者か魔王にでもなってみるか?」


 異種族がいるのか~、獣耳に尻尾。それに尖がり耳のエルフ…うぉぉぉぉぉぉぉ!!


 奴隷は・・・取り敢えず横に置いとくか・・・精神安定(下半身)の為に…シクシクシク(泣)


 勇者か魔王か~~・・・決まってるな!


 「勇者や魔王など・・・…ックワ!(視開き) 却下だ却下~~~!!」


 ・・・ッハ、いかんいかん、深呼吸して一回落ち着こう・・・…スゥ~ハァ~スゥ~ハァ~(深呼吸) ・・・よし


 しかし、何が悲しくて・・・勇者や魔王など。面倒事しか、ね~じゃね~か


 「そこまで否定されるとは、思わんかったぞ」


 じいさんが吃驚(ビックリ)してるけど・・・しゃ~ない


 「あんなもんに、なるやつの気がしれん」


 「いや、結構なりたがる者はいるんじゃがな~。反則(チート)万歳とかで」


 う~ん、じいさんの言う反則(チート)万歳は分かるが・・・勇者や魔王って一昔前の・・・って、俺の年齢層で合ってるのか。勇者や魔王に憧れるのって…ポリポリポリ(頬掻き)


 「さて。転移世界では、Lv制で職業があり、技能と呼ばれる特殊能力がある。人族には専用技能はないが、異種族と各職業に専用技能がある。熟練度(Lv)しだいで上位があるものは成長可能じゃよ・・・職業に関しては、下位は職業神殿にて。上位職は、職により千差万別じゃ。但し、人により着ける職業は異なるし。能力により変化するぞ・・・後。職業によっては、専用ギルドがあるが。詳しくは現地で調べよ」


 Lv制か~。怪物(モンスター)を倒して、経験値を手に入れるって所か。それに技能にも熟練度か・・・使用回数が熟練度に変換されるのか? 戦闘系と生産系では、違いがあるのかもな?


 「そういや。制限って、何に掛かってるんだ?」


 「ふむ・・・口で言うより、お主自身の能力を見た方が早いの・・・統括情報(ステータス)って、唱えて貰えるか?」


 おおお、空想(ファンタジー)の定番、統括情報(ステータス)表示~♪


 「ええっと <<統括情報(ステータス)!>> 」


 っと、唱えると。目の前に統括情報(ステータス)って書かれた小窓が開いたぞ・・・!!



統括情報(ステータス)≫   ●統括情報(ステータス)(本人)のみ表示


    ●種族進化(仙人)と統括情報(ステータス)修得に伴い、技能・才能は初期化されます


   名  前   …(しま)_大地(だいち)

   種  族   … 仙人族(真性(マコト)) ⇔ 人族(擬似(イツワリ)) ◎

   性  別   …男

     歳    …39才

  守護契約獣(コントラクト)   …粘液源流体(スライム) (守護魔獣)

     Lv   …1

        LF …80/80

        SS …65/65

       腕力 …26

       敏捷 …28

       器用 …52

       体力 …40

       精神 …50

       知力 …38

        運 …_0

   技  能

       *10 …×存在移行 (真性(マコト)擬似(イツワリ)) (Lv1)

          …指南指導の才

          …×虚無魔法 (Lv1)

          …亜空間製作 (亞空閒合併機能附)

          …超大凶体質 (運0(永遠))

          …――

          …――

          …――

          …――

          …――

   仙 人 固 有

       *10 …×靈獸創造 (制限附)

          …×命の共有 (眷属)

          …×肉体活性 (最盛期)

          …×仙眼 (Lv1)

          …×仙氣操作 (Lv1)

          …×仙術 (Lv1)

          …×霊獣武具の心得

          …――

          …――

          …――

   守護獣技能共有 : 主 (Lv1)

    ● _2/ __ …嶋_大地 ; ――/粘液源流体(スライム)

       *10 …成長促進

          …意思疎通 (Lv1)

          …守護結界 (Lv1)

          …歸転巣 (Lv1)

          …――

          …――

          …――

          …――

          …――

          …――

  ●装  備

    ●武器(主) …――

    ●  (予備)…生存鬪争小刄(サバイバル・ナイフ) (神具) 紐で戒め状態

    ●防具(頭) …――

    ●  (胸) …――

    ●  (右肩)…――

    ●  (左肩)…――

    ●  (右腕)…×霊獣の籠手 (Lv1)

    ●  (左腕)…

    ●  (腰) …――

    ●  (右足)…――

    ●  (左足)…――

    ●  (背中)…――

    ●装飾(――)…――

    ●*10(――)…――

    ●  (――)…――

    ●  (――)…――

    ●  (――)…――

    ●  (――)…――

    ●  (――)…――

    ●  (――)…――

    ●  (――)…――

    ●  (――)…――

  ●持  物

         ●…対衝撃吸収巾着袋

         ●…霊獣の卵 *4

  ●ポイント   …3000




 「っうお、何かでたぞ・・・なるほとな~・・・って、人間やめてるやん。しかも仙人って」


 「ふむ、仙人か。人間の上位種で秘薬製作に秀でた種族じゃな・・・更に上位の神仙に辿り附ければ、神に最も近い存在になれるぞ」


 「・・・仙人か、秘薬製作って・・・調合関係に適正たかいのかな?」


 「うむ。調合もそうじゃが、錬金術の上位技能の錬丹術を収得できる数少ない種族じゃ」


 これは、生産系で伸し上がれって事か? …ポリポリポリ(頬掻き)


 「・・・うん? ×ってあるな、それに制限附きってのも」


 「うむ。その×が現状での封印だな。制限附きってのが、向こうでも制限が掛かるものじゃ」


 そら~、靈獸創造なんて人が使えて良い技能じゃないだろ・・・良く削除項目にならなかったな…タラ~リ(汗)


 じいさんが…ニヤニヤ(悪戯笑) してるし


 「一様じゃが、削除も考えていたんじゃよ・・・しかし、せっかく手に入れた技能なんじゃ。それでは面白くなかろ・・・まぁ~。安全の為に、制限は設けさしてもらったがの」


 「それでも、突出した技能だよな・・・うん? 良く見たら運0って・・・しかも技能欄に超大凶体質(運0(永遠))って」


 「・・・ ・・・ ・・・ ・・・」


 「・・・ ・・・ ・・・ ・・・」


 …ジト~(呆れ眼) って視てたら。じいさん、他所(ソッポ)向きやがったぞ・・・


 「これはあれか? 超激レアの反動か?」


 「そ・・・そうじゃ・・・ポイントは凄いぞ~3000もあるとは・・・」


 じいさん…ハァ~(溜息)・・・その(スルー)しはないだろ・・・


 「・・・そうなのか? 本来はどれぐらいなんだ?」


 「うむ。普通なら500~1000良くて1500って所じゃの・・・今回は事が事だったので1500に設定させて貰ったんじゃが」


 ああ、なるほどね・・・超大凶体質になったおかげで、倍増したって事か…ジト~(恨み眼?) っと、いかんいかん・・・首をフリフリ


 「そ・・・そうじゃ、技能選択してはどうじゃ? 1度決定すれば変更はできんから、良く考えるのじゃぞ」


 !! 技能選択・・・もしや超大凶体質を取消(キャンセル)できる技能があるのでは? いや、もしあっても選択が果たして出来るのか? 出来たとしても統括情報(ステータス)に書かれてた内容が・・・


 「あぁ~。先に言うとくぞ。運を上昇させる技能は色々あるが、お主の場合。選択は無理じゃ・・・もし、運を上げるつもりなら、道具の附与効果か魔法での一時的上昇ぐらいじゃぞ」…っふ(苦笑)


 じいさんが苦笑しながら教えてくれたよ・・・くっそ~~…ハァ~(溜息) しゃ~ない諦めよ


 「そうじゃ。世界転移に同意してくれたのじゃし、技能を進物(プレゼント)するぞ」…ッポン(掌叩く)


 じいさんが手を叩きながら宣言したぞ・・・何、貰えるか期待しよう


 「《アイテム収納庫 鑑定(Lv1) 擬装(Lv1) 言語理解(全)》って、所かの・・・統括情報(ステータス)は擬装で隠すようにの~。特殊すぎるからの」


 おお、空想(ファンタジー)では定番の必要技能だよな~・・・10枠しかないから技能選択は難しいが・・・枠を増やすか解除する技能がほしいかも


 「じいさん。自身の技能枠を増やすか、枠解除ってあるの?・・・それと。自身に恩恵のある技能効果の範囲に、他の人を入れる事は可能か?」


 「うむ。技能枠を増やすのは、技能枠増加。解除は限界突破(技能数)じゃ・・・技能効果の範囲に入れるのは、二種類あるぞ。技能共有(下位)と技能恩恵(上位)がぞうじゃな・・・共に一方通行じゃが、恩恵は種族固有技能も附加できる。最大人数は熟練度(Lv)しだいじゃな」


 う~む、増加と限界突破ね。それと、共有と恩恵か~・・・ふむふむ


 「ふむふむ。共有と恩恵の場合、眷属・契約獣・召喚獣などの扱いは?」


 「共有は個体識別可能な眷属のみ登録可能じゃ。それに対して、恩恵は個体識別可能な眷属・従者・契約獣・獣魔・召喚獣・等々、登録可能じゃ・・・どちらも識別できなければ登録不可だぞ」


 「なるほど。そうだ守護獣技能共有ってのは?」


 「読んで字の如く、お主と守護獣の専用技能共有じゃ・・・効果は技能共有と一緒じゃよ」


 「その場合、技能共有・技能恩恵・守護獣技能共有の効果は重複? どれか1つのみ?」


 「全て重複可能じゃ・・・有効に使えば使用技能が増えるぞ」


 「技能はポイント変換でしか、収得できないのか?」


 「ポイント変換は、君達や技能神殿(職業以外の技能)で覚えるやり方じゃな・・・普通は修練で習得を目指す」


 ほほ~、修練で覚えれるのか・・・節約の為にも、苦労もいとわん!・・・まぁ~、時間は掛かるよな…ハァ~(溜息)


 意識を切り替えて、後は煮詰めるだけか・・・



   ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・


    ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・


   ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・


    ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・



 よし、決まった。発表だ!


 「決まった



  技能系

    体  術 (Lv1) …………………10

    手甲術 (Lv1) ……………………60

    指  弾 (Lv1) …………………20

    身体制禦 (Lv1) …………………60

    並列思考 (Lv1) …………………60

    鷹の目 (Lv1) ……………………60

    生活魔法 …………………………10

    附与魔法 (Lv1) …………………40

    錬丹術 (Lv1) 仙 人 ………………40.=(80/2)

    料  理 (Lv1) …………………40

    健  康 (Lv1) …………………10

    限界突破 (技能枠 ) ………………100

    限界突破 (Lv 上限) ………………100

    限界突破 (能力上限 ) ……………100

    経験値2倍 ………………………100

    熟練度2倍 ………………………100

    能力上昇値2倍 …………………100

    技能ポイント2倍 ………………100

    下位互換 (種族固有 劣化) *2……200.=(100*2)

    技能恩恵 (Lv1) …………………200

    戦術知識 …………………………40

    戦略知識 …………………………60

    薬草知識 …………………………40

    薬学知識 …………………………60

    医学知識 …………………………60

    錬金知識 …………………………40

    錬丹知識 …………………………60

    料理知識 …………………………40

    調理知識 …………………………60

    解体知識 …………………………40

    解剖知識 …………………………60

    採取知識 …………………………40

    採掘知識 …………………………40

    伐採知識 …………………………40

                  …2190ポイント

  アイテム系

    錬金 用具一式(キッド) (初~上級 詰合)…100

    携帯溶鉱炉 (簡 易) ………………60

    携帯錬金竈 (簡易 専用窯付) ……60

    調味料 一式(セット) (初 ~ 上級 詰合) …100

    水薬(ポーション) 一式(セット) ( 初級 ) ………………10

    生活費 (約 一ヵ月) ………………80

                  …410ポイント


    計;.(2190+410)=2600-3000=400ポイント




                              以上だ」


 ※種族固有技能・・・半値(正規)


 「・・・お主、知識が多いの・・・戦闘技能を、もっと取ると思ったんじゃがの~」


 「まぁ~、専用武具が武具だし。手甲術ってのを取ったから武具は使い熟せるだろうし・・・他は修練で技能獲得を目指すさ」


 「ハァ~(溜息) ・・・不安でしかないの~」


 「っぐ・・・後のポイントは異世界転移時で言いか? 他に行く人がいたら技能確認して決めたいし Ok なら、これで確定するは」


 「まぁ~、構わんじゃろ・・・っと、言うか。その考えあって、良くこれだけの物を選択したな」


 いや~・・・思わず暴走して選んでたな~・・・良く技術系ばかり選んだよな。余裕があれば、一般常識の知識収得を目指そう…ポリポリポリ(頬掻き)


 さて。確定だ~ ポチッ とな



   ピコピコピコ~ン!



  ≪限定解除(技能枠) 限定解除(Lv上限) 限定解除(能力上限) の、3つが統合されます≫


  ≪限定解除≫



  ≪技術知識が5個超えましたので以下の物が 技術の書 に纏まります≫


  ≪錬金・錬丹・料理・調理・解体・解剖・採取・採掘・伐採≫



  ≪雑学知識が5個超えましたので以下の物が 雑学の書 に纏まります≫


  ≪戦術・戦略・薬草・薬学・医学≫



 …ギギギィ(固) っと、擬音を発生させながら、じいさんを見ると。呆れた顔してるよ・・・


 「おお、技術と雑学の書になったか・・・知識に基ずく技能が身に附けば生活に困らんの~」


 必要と思って集めた知識だが・・・何か違うよな~…シクシクシク(泣)


 「粘液源流体(スライム)統括情報(ステータス)も確認してはどうじゃ」


 じいさんの言葉に驚いて聞き返してしまった


 「っえ、視れるの?」


 「うむ、粘液源流体(スライム)を見ながら技能、鑑定を使用するのじゃ」


 肩に担ぎっぱなしだった粘液源流体(スライム)を、足元に下ろして。粘液源流体(スライム)を視ながら


 「 <<彼のモノ 全てを暴け 鑑定!>> 」


 って、頭に浮かんだ文字を唱えたら。何かが抜け・・・っいや、氣(ss)が抜けるのを感じられた瞬間。また、小窓が開いたよ



統括情報(ステータス)≫ ←〔鑑定中〕


   名  前   …――

   種  族   …粘液源流体(スライム) (守護魔獣)

   性  別   …??

     歳    …0才 (幼獣)

  守護契約者(コントラクト)   …(しま)_大地(だいち)

     Lv   …1

        LF …70/70

        SS …51/51

       腕力 …26

       敏捷 …33

       器用 …52

       体力 …35

       精神 …33

       知力 …40

        運 …88

   技  能

       *10 …吸収 (Lv1)

          …消化 (Lv1)

          …再生 (Lv1)

          …――

          …――

          …――

          …――

          …――

          …――

          …――

   固  有

       *10 …体質変化 (柔軟/物理緩和) (Lv1)

          …体質変化 (強硬/物理軽減) (Lv1)

          …×人化の術 (Lv1) 幼獣期間使用不可

          …――

          …――

          …――

          …――

          …――

          …――

          …――

   守護獣技能共有 : 従

       *10 …成長促進

          …意思疎通 (Lv1)

          …守護結界 (Lv1)

          …歸転巣 (Lv1)

          …――

          …――

          …――

          …――

          …――

          …――




 氣(ss)を代価に技能が発動するみたいだな・・・しかし、進化した自分と同程度の能力値って、汗が一筋流れるやんけ…タラ~リ(汗)


 「運が羨ましい…シクシクシク(泣) 幼獣で俺と同程度の能力って・・・成獣に成長したらどうなるんだか・・・守護結界の能力が凄いな~。おまけに人化の術って・・・人間形態にもなれるのか・・・」


 人化。今は使用できないみたいだけど、いつか見てみたいな~・・・っと、思いながら足元を見ると。ポヨンポヨンっと、跳び跳ねて遊んでる粘液源流体(スライム)がいる。和むな~


 「さて。残りの卵の事じゃが、候補に上がっている4人には1週間後。◇◇県◇◇市の◇◇駅前広場に集まるよう仕向けとくぞ。よいな」


 じいさんが確認してくるので、頷いておく・・・1週間。仕事している間、こいつどうしよ? う~ん、家で放し飼いは、大丈夫だろうか?


 「ういうい~。1週間、こいつどうしよ? 仕事中は放置になるけど、家で放し飼いで大丈夫かな?」


 「うむ、それなら心配ないぞ。仕事は昨日附けで退職。借金(住宅&車)も、昨日に完済した事にしとくぞ」


 じいさんからの思わぬ申し入れがありがたいっす。だったら俺自身と、こいつの能力を調べる時間ができるな~


 「おおおぉ。まじっすか・・・ありあり~♪」


 「それから、亜空間製作の技能を使ってみよ」


 「亜空間製作?」


 うん? そういやそんな技能があったな・・・忘れてたよ…ポリポリポリ(頬掻き)


 「多分じゃが、霊獣の専用寝床(ホーム)じゃろうな」


 ぉお。それは助かるぞ・・・では


 「 <<我が友 我が盟友(メイユウ) 我が同胞(ハラカラ) 安らぎの寝床 亜空間製作!>> 」


  って、頭に浮かんだ文字を唱えると技能が発動した



  ≪亜空間製作≫



   ピコピコピコ~ン!


 えぇ。また音が鳴ったぞ。しかも



  ≪仙術 が 神仙術 に、進化しました≫


  ≪亜空間製作 虚無魔法 神仙術 の三つが合わさり 桃源郷(Lv1) に進化できます、進化しますか?≫


  ≪Yes/No≫



 …ギギギィ(固) っと、擬音を発生させながら再度、じいさんを見てみると・・・目を輝かせてるよ・・・


 「ほほ~」


 「何か聞かれてるんだけど・・・ってか、さっきも響いてたけど、この声なんなんだ?」


 取り敢えず聞いてみると


 「世界(システム)音声じゃな。補助(アシスト)機能があると便利じゃろ…わはははははh(笑)・・・勿論。Y・E・S 1択じゃ!」


 補助(アシスト)機能ね、助けになるのか?・・・自信満々に YES って言い切りやがった・・・文法から察すると虚無魔法と神仙術(仙術強制進化?)が消えるんだが・・・無情だ…シクシクシク(泣) ・・・確かに YES しかないんだけど。ないんだけど!・・・仕方ない



  ≪Yes≫


  ≪桃源郷≫



 …極彩色(カラフル)な球体



 目の前に極彩色(カラフル)(色が順繰り切り替わる)に輝く球体が浮いていた・・・こ、これは? …チラッ(視線) っと。じいさんを見たら、何やら頷いて球体に手を伸ばしていた・・・


 「って、おい!」


 「大丈夫じゃよ」


 此方にそう言い、球体に触れたとたん・・・球体に吸い込まれるように消えたよ・・・






 ・・・ ・・・ ・・・ ・・・どうすんだこれ・・・ ・・・ ・・・ ・・・






 『聞こえるかの?』


 途方にくれてると、何処からかじいさんの声が


 「聞こえるが・・・じいさん、無事なのか? 何処だ?」


 辺りを視渡しながら、聞き返すと


 『無事じゃよ。それより球体に触れて此方にこい。粘液源流体(スライム)も連れての~』


 じいさんの言葉に、冷汗がでてくるのだが…ダラダラダラ(汗)


 「だ、大丈夫なのか?」


 『大丈夫だから、早よこい』


 …ハァ~(溜息) 仕方ない行くか・・・足元の粘液源流体(スライム)を捕まえて肩に担ぎ、球体に近附き触れると・・・吸い込まれる感じが・・・











 ・・・っした。っと思ったら、平衡感覚(バランス)が崩れて倒れかけましたよ


 「とっとと・・・あぶな・・・っえ?」


 辺り一面には、桃の樹木が生い茂っていた・・・何処の森の中だ?


 「ここは、お主が産み出した空間じゃよ」


 後ろからの声に、驚いて振り向くと。開いた空間(拡場)に若木とじいさんが佇んでいた


 「はぃ? どういう事だ、じいさん・・・ってか、無事だったんだな」


 「無事だと言ったじゃろに。本来は、無機質な空間が出来上がるはずじゃったんじゃが・・・虚無魔法と神仙術が合わさって、進化したと告げられたじゃろ。それによりこの世界が創造されたって所じゃな」


 ま、まじかよ・・・良いのか? そんなに簡単に世界ができて…タラ~リ(汗)


 「いや、まぁ~、聞いてたけど・・・ってか、世界の創造って大丈夫なのか?」


 「まぁ。世界と言うても、疑似空間じゃから問題ないじゃろ。虚無魔法が空間に溶け込み、神仙術の塊が、この若木(御神木)じゃ・・・それよりも、食べ物に困る事はなさそうだな。桃一色じゃが、無いよりは良いじゃろ」


 ええっと、そういう問題か? まぁ、気にしてもしゃ~ないか・・・距離は不明だが。正方形空間に、樹木(桃)が生い茂り、中心に拡場と若木(御神木)が生るってか…はぁ~(溜息)


 「いやいや、面白いものが観れたぞ。それに、粘液源流体(スライム)も気に入ったみたいじゃしの」


 じいさんの言葉に辺りを視渡すと…ぐる~っと(周囲視渡す) 粘液源流体(スライム)が飛び跳ね、樹木に()じ登ろうとしたり、楽しそうにしているのを視つける。平衡感覚(バランス)を崩した時に、飛び降りてたみたいだ・・・遊び回ってる粘液源流体(スライム)を視て、まぁ~良いかと思ってしまったよ・・・元気なのは良いことだしな


 「さて。確認もできたし戻るか・・・っと、そうじゃ。この若木(御神木)に氣(ss)を流し込んでみよ」


 うん? 言われた通り、御神木(若木)に触れ、卵の時と同じ要領で氣(ss)を流し込んでみる・・・すると、御神木(若木)が氣(ss)を吸収しているのを感じる事が出来た。一旦、流すのを止めて


 「じいさん、御神木(若木)が氣(ss)を吸収してるのを感じたけど。どういう事だ?」


 「さっき言ったじゃろ、神仙術の塊じゃと。お主の氣(ss)が栄養と言った所じゃ・・・毎日の寝る前にでも、余った氣(ss)を注いでやれば、御神木(若木)として、お主の力になるじゃろ」


 「朝でなく、夜でもいいのか?」


 「問題ないじゃろ・・・さて、戻るか。入り口を出してくれるかの」


 「っえ?」…キョロキョロキョロ(周囲視渡す)


 じいさんの言葉に、慌てて周囲を見るが球体はなかったよ…ノォ~~~(ムンクの叫び) 驚いていると



   パコ~ン!



 って、またシバかれた・・・いつの間に張扇(ハリセン)を・・・


 「落ち着け。取り敢えず桃源郷を使え、それで問題ない」


 だ、断言されました~…ポリポリポリ(頬掻き) 素直に桃源郷を使用する事にする


 「 <<我が夢 我が想い 我が理想 遠き彼の地 桃源郷!>> 」



 …極彩色(カラフル)な球体



 発動を感じた瞬間、目の前に極彩色(カラフル)な球体が出現し。それに触って元の場所に戻って来た・・・粘液源流体(スライム)は、あの場所に置いて来たぞ。嬉しそうにしてたし、一様、専用寝床(ホーム)空間のはずなんでな

 

 「なるほどの~。この技能は一定時間で球体・・・面倒じゃ扉で良いじゃろ・・・扉は閉まる。帰還のさいに繋がる場所は、使用した場所・・・それと任意の場所に帰還先を設定できるかもしれんの」


 じいさんが、考えながらそんな事を言っていた・・・これは参考になるな


 「さて、そろそろ戻るとよいぞ」


 結構、長いしてしまったな~・・・気附いたら居ただけなんだけどな・・・


 「ああ、そうするよ」


 「そうじゃこれを渡しとく」


 すっと差し出された紙袋を受け取るけど、何だろこれ・・・擬問を持ってると


 「活動資金じゃよ」


 「良いのか?」


 「うむ、面白いものが観れたしな。寝る前に、御神木(若木)に氣(ss)を注ぐのを忘れるな! ではの」


 言われた瞬間、意識が遠退いていった・・・・・・




             つづく


60m⇒60㍍ に変更っす

下位変換⇒下位互換 と 2個⇒1個 に変更っす

上記に合わせて、錬丹術⇒錬金術 のみに変更っす

スライムのSS数値 間違い修正

若枝⇒若木 に変更

経験値3倍-200⇒経験値2倍-100と熟練度2倍-100

守護獣技能共有(親)⇒守護獣技能共有(親 Lv1) に変更

種族を仙人に変更、それに伴い若干の変更

道具製作を秘薬製作に秀でたに変更

漢字を何個か旧字体に変更 例、気=氣 神=神と神の二種類

種族固有技能のポイント収得価格を変更

隠蔽を擬装に変更

携帯に登録していた技能リストが携帯が潰れた為、作り直し。それに伴い変更点が

携帯炉⇒携帯溶鉱炉 設置炉⇒携帯錬金竈 ポイント変更

近接格鬪術(特殊部隊用)⇒手甲術 変更・・・他と比べて違和感が出るので

亜空間成作⇒亜空間製作 に変更

桃源郷の内部空間を仕様変更、池を削除

氣操作⇒氣操術 に変更

鷹の目、消費ポイント変更 40⇒60

呪文を囲いました

カタカナ表記に漢字を当て嵌めてみた。(例)スライム⇒粘液源流体(スライム)

統括情報(ステータス)表の書き直し

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