12、帰還
12、帰還
☆★☆ アヤメ ☆★☆
大地さんの扉(桃源郷)で、白い部屋に戻って来ました。霊獣達は新しくなった合併空間に置いて来ました・・・あれ? 新しい合併空間は、1つの世界に成長したと聞いたのですが、名前は何と言うのでしょう? お爺さんに聞いてみましょうか
「ただいま~っと」
あ、大地さんが戻ってこられました
「・・・「「「「お帰り ~」」」」なさい」
「あの、お爺さん」
「ほい。何かの?」
「新しい合併空間は、1つの世界と仰っておられましたが、名前はあるのでしょうか?」
「うむ・・・無いぞ」
「そうですか。無いのですか」
「・・・「「「無いの!」」」」
「それはそうじゃろ~。名附け親が居ないのじゃからな」
「・・・それなら、僕達で好きな名前を附けれるの?」
「うむ。良き名を授けるのじゃぞ」
「やった~~♪」…バンザイ(両手を上げる)
桃子ちゃんが凄く喜んでいます。でも、私達で好きな名前を附けれると言うのは嬉しい事ですね
「桃ちゃん。皆で意見を出し合って決めるよ。先走らないように!」
「花梨さん! 何で私だけに、釘さすの~」…ぷぅ~~(頬膨らまし)
「「「「「・・・ ・・・ ・・・」」」」」
「その沈黙は、いや~~!」…シクシクシク(泣)
「・・・さて、桃ちゃん弄りはこの辺で終了っと。皆の技能を考えようと思う、全員で行動するなら、特徴を出した技能にした方がいいと思う」
「特徴? う~んと。空想の定番で、前衛や後衛とかかな?」
「・・・ん」…ん(頷き)
「確かに、全員で動くなら、均衡の取れた編成が理想だね」
「自分は、どの様な場合でも、アヤメ様と行動を共にするつもです」
花梨。もう主従関係ではありませんのに・・・いつかは、主従ではなく友人として傍に居てほしいですね
「私は皆と一緒に動きたかな~」
「私も皆さんと一緒に行動したいです」
「・・・ん、全員一緒に行動って事でいいね?」
「「はい」」
「・・・分かりました」
「・・・技能だけど。おじさんが有用な技能を収得していて、それを皆に恩恵として与える事が出来る。僕も恩恵を授けて貰っている。皆も恩恵を受けるなら数個程、取って貰いたい技能がある」
「それは強制?」
「・・・違う。おじさんの恩恵を授かる授からない、指定する技能を収得するしないも、皆の自由だよ」
「そう」
私は大地さんの恩恵を授かり、櫻さんの指定する技能は収得するつもりですが・・・言わない方がいいですね。花梨には自由に取得してほしいですから
「・・・おじさんの有用な技能と、僕の押す技能の説明するよ~」
・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・
・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・
説 明
・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・
・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・
「・・・以上だよ。後は皆が好きに選んでほしい・・・相談相手なら乗るよ」
大地さんの恩恵や櫻さんの指定技能は物凄く有用な物です・・・花梨はどうするのでしょうか?
「アヤメ様。技能に附いて相談があります」
「はい。私も話がありましたので、良かったです」
花梨は技能の相談と言ってましたが、先に花梨がどの様な技能を収得する予定か聞き出さないと、不味い事になる予感がします。気を附けないと!
・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・
・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・
・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・
・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・
花梨との相談中に、私達は大地さんから恩恵を授かり、大地さんと櫻さんの意見を参考に技能を考え、桃子さんとの情報の交換をして、技能を決めました。因みに桃子さんも大地さんから恩恵を授かったそうです
「私は技能を決めましたが、花梨と桃子さんはどうですか?」
「自分も決めました」
「私も決まったよ~」
「・・・ん。それじゃ~、決定前に各自の報告してみよ~」
「では、自分から
技能系《体術(Lv1)-------------------10
刀術(Lv1)-------------------40
戦鬪感性--------------------60
加速(Lv1)-------------------40
身体制御(Lv1)---------------60
身体強化(Lv1)---------------60
気配探知(Lv1)---------------40
並列思考(Lv1)---------------60
兎の目(Lv1)-----------------60
重力魔法(Lv1)---------------60
炎操戦鬼(Lv1)---------------40(80)
地操護鬼(Lv1)---------------40(80)
下位互換(種族固有劣化 3枠)-100×3=300
技能恩恵(Lv1)---------------200》で
1070ポイント
アイテムは現時点では無いから・・・残り430ポイントだ」
※種族固有技能・・・半値(正規)
「次は、私で
技能系《体術(Lv1)-------------------10
鎌術(Lv1)-------------------60
身体制御(Lv1)---------------60
話術(Lv1)-------------------20
並列思考(Lv1)---------------60
演算能力(Lv1)---------------60
情報取集(Lv1)---------------80
情報操作(Lv1)---------------80
情報処理(Lv1)---------------80
蛇の目(Lv1)-----------------60
補助魔法(Lv1)---------------40
影魔法(Lv1)-----------------40
影狼召喚(3匹 Lv1)----------40(80)
影蝙蝠召喚(5匹 Lv1)--------40(80)
下位互換(種族固有劣化)------100×2=200
技能恩恵(Lv1)---------------200》で
1130ポイント
アイテムは現時点では無いですから・・・残り370ポイントです」
※種族固有技能・・・半値(正規)
「最後は、私だよ~
技能系《体術(Lv1)-------------------10
杖術(Lv1)-------------------40
身体制御(Lv1)---------------60
並列思考(Lv1)---------------60
演算能力(Lv1)---------------60
思考加速(Lv1)---------------60
鷲の目(Lv1)-----------------60
無魔法(Lv1)-----------------20
重力魔法(Lv1)---------------60
霧魔法(Lv1)-----------------60
爆魔法(Lv1)-----------------60
雷魔法(Lv1)-----------------60
聖魔法(Lv1)-----------------60
冥魔法(Lv1)-----------------60
詠唱省略(Lv1)---------------40
葉分身(Lv1)-----------------40(80)
葉変化(Lv1)-----------------40(80)
下位互換(種族固有劣化)------100
技能恩恵(Lv1)---------------200》で
1150ポイント
アイテムは現時点では無いよ・・・残り350ポイント~」
※種族固有技能・・・半値(正規)
「・・・皆、ポイント余ってる? 何故?」
「大地さんや櫻さんがポイントを残していたので残しました、使い切った方が宜しかったのでしょうか?」
私の言葉に、花梨と桃子さんが頷いています
「・・・あ! ごめん、説明してなかったね。僕とおじさんは万一の時に備えて、残していたんだよ・・・でも、ちょうど良かったかな? 僕とおじさんは新しい世界にポイントを使用して家を建てようと話していたんだ」
「家ですか?」
「・・・そう。転移世界で直ぐに拠点を持てるわけでもないからね」
言われてみれば、その通りです。右も左も判らない場所で、安全な場所を確保するのは難しいですね・・・新しい世界なら問題は無くなると言う事ですね
「良く考えている」
「言われなければ気附きませんでしたよ」
「それで、どの様な家を建てるのですか?」
「・・・まだ、詳しくは決めてない。皆も興味あるなら、考えて貰いたい。次に白い部屋を訪れた時が制限だよ」
桃子さんがお母さんにお会いした後。再度、この場所に訪れるのでしたね・・・今夜が情報交換の最後です、余り時間はありませんね
「・・・まぁ~、今の話は取り敢えず横に置いといて」…スイ~、ストン(横移動)
「夜にでも詳しい事、教えて~」
「・・・分かった、夜に。取り敢えず3人とも、確定して」
櫻さんから技能選択の確定をするように言われましたので確定します
ピコピコピコ~ン!×3
≪他者から受けてる技能恩恵(子)と技能恩恵(Lv1)を統合しますか?≫×3
≪Yes/No≫×3
≪Yes≫×3
≪技能恩恵(親3(親4)(親5) Lv2)≫×3
≪情報取集 情報操作 情報処理 の、3つが統合されます≫
≪情報統括(Lv1)≫
私を含んで3人共に技能恩恵の統合を果たしたようです。それと、私のみ情報系の技能3つが統合されました
「・・・恩恵は全員で統合を果たした。これで恩恵の幅も拡がる・・・かも」
「かも。何ですか?」
「・・・各自で追加しないと増えないからね。僕テキ? には知識(~の書)が増えるのがありがたい」
「あ。知識が増えるのは、私も嬉しいです」
「・・・おじさんだけで増やすのは無理がある」
「まぁ~、確かにそうだな。増やすのは各自の判断で、皆に効果的と思える物を入れると言う事だな」
「ああ、それでいいぞ。ただ、成長する技能・・・Lvが在る技能は恩恵Lvに左右されるから成長は遅くなる」
大地さんの言葉に、皆さんが考え出した所で
「ふむ、ちょうどよい。一旦、お開きにするかの」
「ああ、そうだな」
お爺さんから、お開きの言葉に大地さんが頷きました
「では、暫しのわかれじゃ。また直ぐに会えるがの~」
お爺さんから一時の別れの挨拶を貰いました。それと共に意識が遠のいていきま・・す・・・
☆★☆ 大地 ☆★☆
戻って来た~・・・6人掛け対面式座席に掛けた認識阻害系の守護結界も、まだ有効みたいだ。かなり時間が過ぎだみたいで、5分程で駅に着くみたいだから急いで片附けないと
「皆、大丈夫かい? そろそろ降りる準備をしないといけないが・・・」
「・・・大丈夫。問題ない」
「大丈夫~」
「私も問題ないです」
「大地殿のほうこそ、大丈夫なのか?」
「ああ、何とかかた【御乗車ありがとうございます。まもなく、◇◇駅~、◇◇駅~。降り口は左側になります】・・・」
「もう、着くみたいやな・・・片附けギリギリ間に合ったな」…タラ~リ(汗)
いや~、今回は危なかったな~。時間制限のある時には呼ばれたくないな~…あぶあぶ(汗)
「・・・着いた後、どうするの? 時間も時間だし、宿を取る?」
「う~~ん」…むむむむむ(考え中)
櫻ちゃんに、この後の予定を聞かれたけど、困ったな~。時間も遅いし面会は明日にして貰うように桃ちゃんに頼むか・・・
「今が5時半だから・・・6時のバスで面会時間はギリギリだけど。お母さんに会うのは明日でもいいよ?」
っお、桃ちゃんから先に面会は明日で良いとの許可を貰ったので
「よし! 桃ちゃんには悪いけど、面会は明日っと言う事で。駅に着いたらバスの時間だけ確認して宿へ向かおう」
「・・・ん」
【◇◇駅に到着です。降り口は左側になります。扉付近におられる御客様は開閉時に十分御注意ください】
「到着だな、降りたらバス停に向かうよ。道案内よろ、桃ちゃん」
「は~い」
電車から降りて改札口を抜けた所で、桃ちゃんに先導して貰い、バスの停留所で時刻表(明日の時間)を確認した
宿屋へ向かおうとしたら問題が発生した。宿屋の場所がわからん! それらしい建物もない、桃ちゃんも知らないそうなので、駅員(改札口にて切符切)に聞いて来るむね伝えて、皆には停留所側で待ってて貰う事に。ただ・・・
「自分も一緒に行こう」
「一緒に居なくて大丈夫か?」
誰と一緒にとは言わないけど・・・
「問題ない・・・ほれ、行くぞ」
「ああ。それじゃ、ちょっと行ってくる」…シュタ!(手上げ)
「・・・いってら~」
「いってらっしゃい」
「大地さん、花梨、気を附けて行って来て下さい」
駅員に聞いた所、宿屋はないそうだ・・・まじかよ~…がっくり(凹) 但し、集会場があるそうなので、一泊できるか町長さんと交渉しないといけないらしい・・・めんどいぞ~!
俺と花梨は、皆と一旦合流して経緯を話し、皆で町長宅に赴く事に・・・アヤメさんの押しに負けた~~・・・町長さんと交渉する時は、俺とアヤメさんで行う事に。花梨が言い負かされてたよ…ハァ~(溜息)
着いた・・・一階建てだけど立派な佇まいをした御宅だ。純和風、木造建築だよ・・・いや、廻りの家も木造なんだけどね・・・
「お! 多分、この家だ・・・表札は・・・合ってるな」
「立派な御宅ですね~」
「おおお、すごい~・・・けど、廻りとの差もすごいよ~」
…うんうん(頷き)×4
桃ちゃんの感想に皆が頷いてるよ、俺も頷いたけどな!…ポリポリポリ(頬掻き)
「・・・純和風って感じ?」
「ええ、純和風ですね・・・代々の長の家系かもしれないですね」
「・・・業突く張り?」
「それは・・・会ってみない事には何とも」
家の感想は横に置いといて…スイ~、ストン(横移動) 気難しい人でないといいが・・・駅員の態度がな気になる所だ
「さて、呼び鈴はっと」…キョロキョロ(左右視渡す)
・・・扉? 門? に附いてる叩扉金具を指差しながら、振り返ると…ピッ(指差し)
…うんうん(頷き)×4
皆が頷いてるよ。鳴らすのはいいが・・・聞こえるのか? まぁ~試してみるか
叩扉金具を持ち
…コンコンコンコン(軽く打附ける)
「「「「「・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・」」」」」
「もう少し強く打ち附けた方がいいと思う」
花梨からの進言で、再度、打ち附ける事に
…ゴンゴンゴンゴン(強く打附ける)
「「「「「・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・」」」」」
…カツカツ・・・カツカツカツ・・・カツ(近附く足音)
「・・・誰か出て来た」
ほっ 今度はちゃんと中に聞こえたようだな
…ギギギィ~(通用門の開閉)
若い女の人が半身を通用門から出して
「お待たせしました。どちら様でしょうか?」
「すいません。ここは町長さんのお宅で宜しいですか?」
「はい~。そうですけど」
「実はですね、この村で一泊しようと思ったのですが、宿泊施設が見当たらず駅員に聞いた所。村の宿泊場所は集会場しか無いと言われ、町長の許可を貰ってくれっと言われましたので伺いますた」
「ああ、そうでしたか。町長に伺って来ますので、少々お待ちいただいて宜しいですか?」
「はい。お願いします」
…ギギギィ~バタン(通用門閉る)
…カツカツカツ・・・カツカツ・・・カツ(遠退く足音)
「ふむ。町長に会わずに済みそうな感じだな」
「え、それでは話術の効果を確認できませんわね・・・」…ショボ~ン(凹)
「・・・元気だす。それに低Lvでは実感はできないと思うよ」
「言われてみるとそうですわね」…はぁ~(溜息)
「アヤメ様。焦りは禁物です」
「そうですね、ごめんなさい」…ペコリ(謝罪)
話を聞いてると、どうやらアヤメさんは何か焦りがあったみたいやな。ここは櫻ちゃんと花梨に感謝だな
「そう言えば。今日はお風呂、無理ですよね?」
「タオルで身体を拭くのが精々でしょ」
「仕方ありませんね」
「・・・水で良ければ、水浴びはできるよ?」
「「「え?」」」
まぁ~、櫻ちゃんの言う通り、水浴びはできるわな・・・3人(アヤメさん、花梨、桃ちゃん)は気附いてなかったのかな?
「確かに水浴びはできるな」
「「「ええええぇ?」」」…ええぇぇっぇぇぇぇえ(驚き)
3人が驚いてるよ・・・本当に気附いてなかったのか・・・
「っあ!・・・もしかして、合併空間」…ッポン(掌叩く)
お、花梨が気附いたみたいだな
「・・・正解。あそこなら、水浴びできる・・・おじさんが覗くぐらい?」
…ギロン!(睨み)
あ、余計な事を、花梨が凄い目で睨んでるよ…タラ~リ(汗)
「い、いや、覗きはしないよ? 俺はまだ死にたくね~~~」…ノォ~~~(ムンクの叫び)
「…おほん(咳払い) で、では、今日は皆さんで水浴びにしましょう」
「・・・ん」
「は~い」
「分かりました・・・大地殿。分かっておられますね?」…ジットリ(冷たい目)
「お、おう」…コクコクッコクコクッ(連続頷き)
…カツカツ・・・カツカツカツ・・・カツ(近付く足音)
…ギギギィ~(通用門の開閉)
「お、お待たせしました」
此方に声を掛けながら、先程の女性が扉を潜って外にでてきた
「えっと、町長からの言葉をお伝えします」
「はい」
「集会場に泊まる場合。素泊まりで女性が千円、男性が1万円だそうです・・・素泊まりですので、ご飯とお風呂はありません」
「「「「「・・・ ・・・ ・・・」」」」」
今、とんでもない値段を言われたんだが・・・
「時間は翌朝、8時に鍵を返却するようにとの事です」
「え~と、マジですか?」
「はい」
「素泊まり、女性が千円で男性が1万円?」
「そうです」
再確認したが聞き間違えじゃないようだ・・・女性が申し訳ないように答えてるよ…はぁ~(溜息) ボリ過ぎだろうに…ポリポリポリ(頬掻き)
「う~ん・・・じゃあ、女性4名のみ、宿泊させて貰えますか?」
「・・・え? おじさんは?」
「俺は野宿で十分。流石に素泊まりで1万はボリ過ぎだからな」
「では、私どもも野宿で宜しいですよ」
アヤメさんが皆を見渡して、提案してきたけど。俺は首を振り
「泊まれる時には、ちゃんと泊まるべき! わざわざ、こんな所で野宿をする必要はないよ」…チラッ(視線)
「こくん(頷き) アヤメ様、野宿は身体に良くありません。大地殿の言葉に甘えて休まして貰いましょう」
「でも、花梨・・・分かりました。では、お言葉に甘えてお泊りさせて貰います」
「・・・ん」
「は~い」
花梨に目配せしたのを理解してくれたようだ。後で花梨には注意をしておこう、あの値段、絶対に何かあるだろうからな
「それでは、女性の方、4名様が宿泊と言う事で宜しいですか?」
「ああ、それで頼む」
「では、注意点を報告します・・・宿泊者以外の方は、21時~翌朝7時まで入室は禁止されています。破れば宿泊料金の3倍を支払って貰います」
「それは、如何なる場合も?」
「そうです。但し、町長の許可があれば、その限りではありません」
「ふむ。他には?」
「設備を破損させたりした場合は、別途請求させて貰います・・・そうそう、使用した布団等は畳んで部屋の隅に置いといて下さい。それと、宿泊料金は前払いでお願いします」
俺は1万円を女性に渡した
「お預かりします・・・お釣りの6千円です。お確かめ下さい」
女性から渡されたお釣り、6千円あるのを確認した
「ありがと」
「それでは、集会場にご案内します。附いてきて下さい」
「皆、行くよ~」
「・・・ん」
「は~い」
「お願いします」
「宜しく」
皆の返事を聞いて女性に附き従う・・・ただ、花梨にだけ聞こえる様に
「〔花梨。集会場内では気を附けていてくれ、何か起こるかもしれん〕…小声」…ヒソヒソ(コッソリ)
「〔チラッ(視線) 承りました・・・あの料金設定では、疑わしいですか〕…小声」…ヒソヒソ(コッソリ)
「〔ああ。単に女性優遇処置ってだけならいいんだがな〕…小声」…ヒソヒソ(コッソリ)
ある建物の前で女性が振り返った・・・目的地に着いたようだ・・・しかし・・・
「此方が集会場になります」
「あれ、新しい感じがするよ」
「・・・改築した?」
「ふむ…キョロキョロ(左右視渡す) 改築と言うより、新規で作った感じを受けるね」
「清潔感があり、とても良さそうですね」
「先月、完成したばかりで、まだ一度も集会は開かれていません」
「ん? っと言う事は、彼女達が初めての使用者?」
「そうなります。下ろしたてですが、10人分の宿泊用品(布団関係)は置いてありますので、ご自由にご使用頂いて問題ありません」
「ラッキーなのかね~」
「鍵は此方になります」
鍵を差し出されたので、受け取り。飯屋が開いてるか確認せねば
「あんがと・・・あ、そうだ。飯屋ってまだ開いてる?」
「えっと・・・あ、はい。今が7時前ですね、店が8時までですので早めに行かれた方が宜しいかと。駅前に1件だけしか在りませんので」
此方の問いに、腕時計を確認して教えてくれたよ
「おぅ。良い情報ありがと。今から向かう事にするよ」
「はい。明日の8時ぐらいに鍵を貰いに伺いますので、それでは失礼致します。ゆっくりお休みください」…ペコリ(敬礼)
「ああ。おやすみ~」
「・・・「「「おやすみ」」」なさい」
女性は立ち去って行った
「さて、急いで店に行こか・・・っと、その前に」
鷹の目で薄暗くなった周りを確認しながら、案内の女性が去った方から死角になる辺りに移動して
「 <<我が夢 我が想い 我が理想 我が半身をここに 桃源郷in極光!>> 」
…極彩色な光
極彩色な光と共に極光が出現した
「すまんな、行き成り呼び寄せて・・・そこの建物を見張って貰えるか? 俺達は晩飯を食べる為に、少しこの場を離れる。その間、侵入する存在を警戒しといてくれ。頼む」
極光は理解したのか触手を屋根に伸ばし、巻き取る様に屋根に登って行った・・・器用なやつやな~
「・・・おじさん」
「大丈夫、大丈夫。ご飯食べ「あ! 待って頂けますか?」・・・どうかした?」
歩き出そうとしていた身体を強引に押し留めて、アヤメさんの方を振り向けば。アヤメさん本人が地面に手を付き
「 <<我、ここに願う 影に潜みし 小さきモノよ 我が魔力を糧に 我が見聞を拡め 彼の虚実を暴く その姿を現せ 影蜂召喚>> 」
…ブゥ~ン(蜂)×5
呪文が完成した時に、手を附いていた地面から黒い塊・・・黒い蜂? が、5匹出現しぞ。なるほどな~これが影系召喚技能か…ほほ~ぅ(関心)
「皆さん。あの建物に近附くモノ、又は監視するモノを見張ってほしいのです。宜しくお願いします」…ペコリ(敬礼)
…ブゥブブゥ~ン(蜂)×5
アヤメさんが蜂に語り終わった後に、蜂が建物の廻りに飛び散って行った
「お待たせしました」…ペコリ(敬礼)
用事は終わったようだ・・・改めて出発するか
「うし。今度こそ食べに行こう~」
身振り手振りを使って出発を促して歩きだした
駅前に付いて周囲を見渡せば…ぐる~っと(周囲視渡す) <[めし処 山菜屋]> の看板が目に入った。如何やらあそこらしい
山菜屋に入り料理を注文したが、看板の名前の通り、山菜が主体の献立表だった
料理の味は満足するものだったが、料理が出来上がったのが閉店間際になってしまった(注文するのが遅かったからな、時間を気にせずゆっくり食べてくれっと言われている)。俺達が食事をしている間に店終いが完了していた
アヤメさんの話術を確認する為。女将と交渉して貰い、余り物を適当に詰めた弁当を3つ作って貰う運びに。勿論、代金は支払う・・・食中毒云々は絶対に言わないと約束させられた(当たり前だよな~)。翌朝の開店時間を聞いて店を出た
集会場に戻った時には9時前だった。俺達は建物内に入らず、玄関前で作戦会議? を開く事にした。主に情報交換だから、極光にも降りて来て貰い。アヤメさんから事前に報告の在った場所を花梨に気配探知技能を使用して貰い現状の確認(影蜂の報告と花梨の能力検査)を行った
鍵を花梨に預け、俺は古枝を探すのと1度、合併空間に赴き御神木(若木)に氣の充填を施す事を告げて、極光を小脇に抱えて皆と別れた・・・報告の在った場所から離れた所から林の中に入り、人目のない事を確認して、合併空間に飛んだ
紋章の所に出たので、取り敢えず先に川の源流に成ってる環状水流の反対側に、極光を引き連れて赴く事にした。到着するまでに他の霊獣達も集まり、到着後、極光に1つ、他の4匹で2つの弁当を振り分けた(贔屓と言うなかれ。建物を一晩中見張って貰うのだ、必要な対価だと思う)
霊獣達が弁当を食べてる間に、俺は川で洗濯・・・もとい、水浴び(洗いも含む)を堪能した
御神木(若木)の所で、氣を譲渡(最低限の氣量を残し)して各御神木(若木)を見て廻り。世界樹の元へ挨拶に赴き、世界樹と卵達に一礼した後に、極光を小脇に抱えて元の場所へ帰還する
結構な時間が立ってしまったが、枯枝集めを再開して、ある程度そろった所で玄関脇の傍で焚火をする事にした・・・生活魔法(火)を使って種火を起こす事に、焚火は問題なく作りだせた。薄手の安物寝袋(昔、買った物)を敷いて寝床製作に・・・製作中に花梨達が建物に守護結界を発動した事に気が附いたが流した。合併空間に行くのだろう
…ぺっちん・・・ぺっちん・・・つんつん・・・ぺっちん・・・つんつん
「う~~ん・・・むぅ!」…ッガバ(身を起こす)
あれ? 誰かに突かれた感覚が?
『=おはよう=』
おはよう? おや! 明るいと思ったら朝に成ってるよ・・・何時の間にか寝てたようだな。ご丁寧に寝袋に潜り込んでたようだ
…キョロキョロ(左右視渡す)
傍に触手を揺らしてる極光を発見。触手で突かれていたようだ…ぐも~
『=おはようさん=』
『=夜=侵入者=影蜂=協力する=撃退=シンボル潰した=林=放置=』
『=潰した?=生きてる?=』
『=生存=朝=迎え来た=』
『=他は?=』
『=無し=』
『=ありがとな=向こうで=ゆっくり=休んでくれ=』
頷く気配があったので、意思疎通を打ち切って寝袋内に呼び込み、扉を開く
「〔 <<我が夢 我が想い 我が理想 遠き彼の地 桃源郷>> 〕…小声」
…極彩色な球体(扉)
見えないが扉は開いたようだ、極光が扉を通った感覚がした
寝袋を畳んでいると玄関が開いた
…ガチャリ(扉開閉)
「・・・ん、起きてる?」
櫻ちゃんができてたようだ
「起きてるぞ~」
「・・・朝ご飯どうする?」
「昨日の飯屋は、空いてたら店内で食べて、混んでたら弁当頼んでみるか?」
「・・・ん、それでいい。皆に伝える」
「おう」
…ガチャン(扉閉る)
焚火の後は、足で均して余った枝は林に返却っと
後は待つだけ・・・っと、思ってたら彼女達が出て来た。戸締りをした後に昨夜の情報交換
・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・
・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・
・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・
・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・
ある程度、話終わった時に、通りの向こうから人影が近附いて来た
昨日の案内をしてくらた女性が近附いて来たので
「おはよ~さん」…ッシュタ!(片手上げ)
「おはようございます。お待たせしました」
「・・・「おっは~」」
「「おはようございます」」
「はい、これ~」
鍵を早々に返しておいた
「はい、確かに受け取りました。これから直ぐに発たれるのですか?」
「ああ、昨日、教えて貰った飯屋で朝飯食べようと考えてる・・・空いてたらだけどな」
「多分、空いてると思いますよ・・・それでは、引き止めるのもなんですので、この辺で失礼します」…ペコリ(敬礼)
「ありがとね~」
「・・・「「「ありがとうございますた」」」」…ペコリ(敬礼)
昨日の案内の女性は、もう一度、礼をして去って行った。此方も行こう
「ほな、行こか~」
俺の号令と共に、俺達も歩き出した・・・駅前に向かって
つづく
兎の目、蛇の目、鷲の目 消費ポイント変更 40⇒60
ノッカーの鳴らす数を変更 3⇒4
ノッカーに漢字を当て嵌める 叩扉金具
死霊魔法⇒冥魔法に変更
呪文を囲うのと ○⇒◇に変更
戦闘感性の 闘 ⇒ 鬪 に変更




