死の涙
別れの言葉の一部が思い出せずに間違ってます
「顔見せて」
それが私が最後に聞いたあなたの言葉…
11月22日12時2分
祖母の死が決まった
「じゃあね!」
私が親友の2人と遊んだ帰り
4歳である妹は意味も分からないように言った
「おばあちゃんは…死んだよ」
妹2人の部屋の入口にお母さんはいた
それは勿論本当だった
私は急いで健康のために手洗いうがいをした後に
自分のベッドにもぐりこんだ
そこでたくさん泣いた
大きい声が少しだけ響き時間だけが過ぎていた
信じた、それが正しいのだ
でも信じたくなかった
もうすぐ…残り数日で…おばあちゃんは誕生日だったのに…
夜ごはんを食べた後も私には信じれそうになかった
そして私はその夜にいつも通り夜更かしをして寝た
その日の朝
パンを食べ終わった私は歯を磨いたり真っ黒の服に身を包んだ
準備が終わったのは予定より十分遅く、
エレベーターの中でお母さんが少し怒った
特にお父さんに
車に乗って着いたのはTEAR
私達は早めに付かなければいけなかったのか控え室には女性の従業員以外誰もいなかった
その後に私はおばあちゃんの妹さんなどに会った
…6歳の妹はその人にべったりだ
4歳の妹まで
私達は改めておばあちゃんの顔を見たり別れの言葉を書いたりした
かなり長いのは私だけの気がした
お母さんも少し短いし、2人の妹は全く読めないから分からないけれど
かなり時間が経つと次第に人が多くなった、そしてその日、通夜が始まった
おばあちゃんの写真はすごく笑顔だ、本人が選んだらしい
そして曲も同じくおばあちゃんが決めたということを知った
お母さんはその日に別れの言葉を言った
泣きながら
やっぱり母親が亡くなったことが悲しいのだろう
その気持ちはお母さんの娘、おばあちゃんの孫であることからよく分かった
通夜は自分が予想していたより短く、言っていなかった自分にはすごく簡単な気がした
控え室は大人数で食事をして騒がしかった
2年生の男の子とも仲良くできた
ゲーム好きが同じだからだが
会社のおばさん達が帰った戸に続々と人が減った
私より年下の三人が少しだけ追いかけっこをして危なく、うるさかったが
その日
私たち家族は家に帰って軽く食事をした
次の日の朝ごはんまでをコンビニで買った
朝
いつも通りお母さんに起こされた
朝は一番苦手だ
いつもは私より先に起きてる2人が起きず、
2人の部屋から目覚まし時計のアラームがうるさく感じた
昨日コンビニで買った菓子パンを半分くらい残して私は準備を終えた
また朝早く、昨日よりも早かった
ついて昨日書いた別れの言葉を書いた手紙を渡された
昨日と違い、封筒に入っている
自分の字が珍しいからか間違えて消された跡がある
あまりに長いので修正する?と聞かれたが私は直さなかった
今の内容で良い、感情を入れて一生懸命書いたものだから
取っ手がとれてしまった小さなグレーのバッグを持ち、靴を履いて式場へ向かった
待ち時間が昨日より長く、今別れの言葉を書いている人もいた
妹達も書いていて4歳の妹の紙を見たら
自分にはまるにしか見えず、
なんて書いてあるかお母さんまでもが分からないような字だった
仕方ないかと思い、あえて口に出さなかった
お葬式が始まった
やっぱりあの笑顔な写真は変わらずに笑顔
あの時…無理をしていた時とはやっぱり別人のように違う
今日は私が別れの言葉を言う日
最初は私の叔父さん、お母さんのお兄さんだ
やっぱり短い
見たところ二行ぐらいしか書いていなかったからだ
次はお父さんだ
少し長かったが私ほどじゃないちょうどいいくらいの長さだった
次は妹2人、お母さんが補助しながら一言言った
「頑張ったね」
「ありがとう」
3人とも泣いていない
特に一番下には分からないのだろう
死ぬということがあまり
次が私だ
お辞儀をしてから言った
感情を入れた言葉、悲しかったけれど、泣きそうになったけれど
― おばあちゃんへ
今までありがとう
これは私の精一杯のお礼です
私が最後に会ったのは
亡くなる前日でした
見た瞬間に私は泣きそうになりました
変わり果てたおばあちゃんの姿を
その日あまりしゃべれないのはよく分かりました
やっと会えたのに
もう違った姿をずっと見ている、そんなことは私には出来っこありませんでした
亡くなったと聞いて私は布団の中で号泣しました
私は知っていました
数日後に亡くなってしまう
そのことを
私はまた泣いてしまうかもしれませんが
私はおばあちゃんと別れます
さようなら ―
最後におじいちゃんが別れの言葉を言いました
その時初めて知りました
おばあちゃんが死んだのは
病院で手術を拒否したから
受けていれば助かったのに
でもそれが孫である私達3人の為だったのならば
ありがとう
それを言っておくべきでした
知っておくべきでした
会っておけばよかったと今更後悔してるからもう遅いのは分かっている
この気持ちが届いているといいな
そう思った
そのがたくさんの花が置かれた
2人が作った折り紙の手裏剣などを私も置いていった
花で手紙などが埋まっていた
私は何度も触れて、何度もなでた
おばあちゃんの肌は氷のように冷たかった
箱を閉じた時にはもう分かっていた
もう二度とあの声を聞けない、もう二度とあの笑顔は見れないと
お母さんに泣きついた
悲しくて
バスで死体が燃やされる場所に着いた
それまでゲームで対戦をしていた
呼び出しが入るとエレベーターに乗り1階へ行く
32番にあったのは骨
説明通りにお母さんと骨を運んだ
その後見たのは骨
私は見ているだけで悲しくなったために
あまり見ないままに背中を向けた
もっと私の心が涙であふれるから
帰ったのは少しだけ遅かった
私の心は悲しみであふれていた
だからこれからその心をゆっくりと温めていく
それを…天国でおばあちゃんが見てくれていることを…
ただ私は願ってこれからも生きていくことを誓う




