ひゅるっと葉っぱが
1話1話が短いですね。
長く書きたいとは思ってますけど何故か切りが良いとこが直ぐに来てしまいます。
「おい、どうした?」
目を白黒させた。
ここは何処なの?
目の前には少し若い彼がいて、私も少し若くなっていた。
この制服は…中学生の…?
自分の手や身なり、周りの景色をきょろきょろと見渡した。
なんて懐かしいんだろう。
この頃はいつも彼と一緒で…。
両手で両肩を掴まれ、ガクガクと揺すられた。
「はーなーしーきーけー!」
彼の言動や行動も少し幼い。
なんだか笑えた。
「あはは、ごめんごめん。何の話しだっけ?」
「ったく…いや小さい頃から一緒で中学生にもなってさ、高校も多分一緒になりそうじゃん? なんか感慨深いって言うかさ。」
ひゅるっと目の前に葉が1枚。
一瞬気付き足を止めた。
あぁ、そうか。
「どうした?」
「ううん、靴の中に小石みたいなの入ってた気がして。」
私は多分あのノートに強く願ったからこの日の日記が現れたんだ。
そしてそれに触れたら時間を巻き戻せるノートで。
過去を変えられるノートなんだ…。
彼との明るい未来が見える。
なら、私は後悔しない様に今ここで。
「えと、さ!あの今まで仲良く幼馴染やってきた訳だけどさ? そのー、それ以上になってくれないかな??!」
あぁぁぁ!支離滅裂!
何が言いたいのかわかり辛いし!
あまりの恥ずかしさに俯いた私。
やっちまったーと、思っていたら彼から一言。
「俺で良いの?」
今なら言える。
爆発出来ると。
すごい勢いで前を見ると彼が真剣な顔で私を見ていた。
暫く私が惚けていたら、彼に両頬を手で挟んでぷにぷにとされた。
「だから、話しを聞けっ。」
我に返り、世界の中心で愛を叫ぶが如く勢いで言った。
「貴方の事がちゅきなの!貴方じゃないとダメなの!」
噛んだ…。
「…ぷっ、噛んでやんの。 はいはい、ちゅきなんだねー。」
「うっ、うるしゃい! 私は真剣に…。」
「ありがとな。」
背中を彼にぽんぽんと叩かれた。
向き合った状態で叩くには凄く接近しなきゃいけない訳で、という事は今はふにゃぁ!!
今日は本当に驚かされてばかり。
彼に振られて、変な日記で時間を飛んで、そして彼と付き合う事になるなんて。
誰かはわからないけれどこの幸せのノートをありがとう。
私は今とても幸せです。