表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

6/17

ギルド加入とお約束…?

ここは王族とその従者のみ使用が許されるサロン


「じぃ、先に出会った()()についてじゃが、目立った報告があればわらわまで直接持ってくるように。」


「かしこまりました。」


「ふふ、異世界人か…やつが何を成すのか楽しみじゃの。」



―――――――――――――――――――――――――

一方その頃

(皇女様怖かったなぁ…でも繋がりを持つためとはいえわざわざ後見人なって下さるってことは、いい人なのかもしれないね!)


ケイは街の入口前の行列にて先の皇女に思考をめぐらせていた。


(まぁ頂いたこのバッチはそう易々とは使わないようにしよう…っとそろそろかな。)


そうしているうちに列が進み先頭までたどり着く。

石の壁が周りを囲んだ大きな町には、よく見ると奥に大きなお城がある。どうやらここは城下町のようだ。


「さて次は君だ中に入りたまえ。」


流石に入口の前だからか沢山の兵士が警備をしている。中に入れというから、城下町に入るのかと思ったら周りの城壁の中に入るようだ。そして兵士のお兄さんによる尋問が始まる。


「ここへは何しに?」


「旅の途中なので立ち寄りました。」


「観光目的と…お兄さん身分証ある?」


「…無いです。」


この世界には身分証があるようだ。ということは私は身分証を持たずに旅をする不審者なのでは…?大変まずい。


「…無いの?だったら誰かが身分を保証してくれるものか3000G(ゴールド)だね。」


G(ゴールド)か知らない通貨だ…ゲームではよく見るが。身分を保証するもの?ありますとも、使うの躊躇う程やばいのがね…。まぁこれ(後見人コイン)を使うのは最後の手段にしよう。


「すみません大銀貨もありません。しかし自分は修理というスキルを持っています、それで兵士の皆様の持ってる武具を修理させていただけませんか。」


「…ふむ、皇女様のコインは使わないのかね?」


どうやらコイン持ってることバレているようだ。しかし、あんなコインそう易々と使えるわけない。


「いえその…正直ぽんと渡された信頼が重くて使う気になれません。」


「なるほどしかし皇女様のご好意を無下にするのは良くないよ次からは使いたまえ。通っていいよ。」


そう言うと立ち上がり部屋を出ていく兵士、どうやら通行許可は無事得られたようだ。

立ち上がり自分も部屋を出るすると扉の傍に別の兵士がいた、どうやら街に入るまで案内してくれるようだ。少し歩き、街に入ると沢山の人々や良い香りのする屋台が立ち並んでいるのが見える、活気溢れる街のようだ。ここではどんなイベントがあるのかと、ワクワクしながら街を眺めていると案内してくれた兵士が話しかけてくる。


「身分証がないと言ってたでしょう?

この街にはギルドが色々あるから加入するといいっすよ!旅をするならおすすめはダンジョン探索ギルドっすね! この大通りを真っ直ぐ行ったら右手にでっかい赤い屋根の建物があるっす!それがダンジョン探索ギルドっす!」


ダンジョン探索ギルド!そんなのがあるのか、まさしく私のためにあるようなギルドだ。さしずめギルド加入チュートリアルと言ったところか。


「ご親切にありがとうございます、この後向かわせていただきます。」


親切な兵士に礼を言い教えられたギルドを目指して大通りを歩いてくことにする。

周りを見ると驚くことに犬耳や猫耳と尻尾と言った動物の特徴を持っている人や、背の低い髭の濃い筋骨隆々な男性、どう見ても二足歩行のトカゲだがその瞳には理知的な輝きのある背の大きな人など様々な種族がいる。さしずめ獣人ドワーフドラゴニュートと言ったところだろうか?そうした様々な種族に驚きつつ暫くすると先に教えられた建物に着く。


-キャメロン城下町 ダンジョン探索ギルド本部-


ここはキャメロン城下町と言うのか。そしてここで間違い無さそうだ。看板の文字が日本語なのことについては今は考えるのを辞めておこう。


「よし!…おじゃましまーす」


一応の礼として挨拶をしつつ建物の中に入る。

建物の内部は明るく、いくつかのテーブルと対応する部署に別れたカウンターや、たくさんの紙が貼ってある掲示板のようなものがある広々とした空間であった。そうしたまさしくギルドらしい内装に感動しつつ、まずは登録かと当たりをつけ歩き出そうとすると。


「おいおい~お兄さんよ!もしかして登録しようってのかい!?」


モヒカンと筋肉に肩まで破れた上着という世紀末感溢れる怖いお兄さんが話しかけてくる。


「はい、ギルドに来るのは始めてで右も左も分からず登録しようと思っていました。」


取り敢えず嘘をつく必要は無いと判断する。登録すらしてない新米で舐められ笑われることはあっても、まさか暴力は振るわれないだろう。

もしそうなったら騒ぎを聞き付け兵士さんが来てくれるはずだ。


「そうかよ!だったらそこの登録受付で登録する時に新米講習受講希望ってのがあるんだが、そいつを受けときな!あと初心者の武器は色々あるが最初は片手剣か弓か槍にしといた方がいいぜ!剣聖に憧れて双剣なんて使おうとするんじゃねぇぞ!双剣は強い武器が2本必要になる上級向けだからよ!」


「わかりました!ご親切にどうも!

(優しい!まさかこの見た目でお人好し設定のチュートリアルお兄さんだったんですね。人は見た目で判断してはいけないな…。そして剣聖といった存在もいるんですね、やり込みが捗りそうです!)」


心の中で反省しつつ、優しき世紀末お兄さんの言うことをしっかり聞くことにする。

登録と書かれた受付の前にたどり着くと受付は空いていた、どうやら登録は自分だけのようだ。


「ようこそダンジョン探索ギルドへ。登録のご希望でよろしいのでしたら、こちらの用紙に必要事項をご記入ください。」


笑顔の素敵なお姉さんに渡された用紙に目を通す。

どうやら自分の名前と犯罪歴の有無のチェック欄があるだけであったので、当然最後のには無とチェックを入れ、名前も記入して渡す。


「書き終わりました。それと新米講座というのが受けれると聞いたのですが、そちらを受講することは可能でしょうか。」


「ありがとうございます。新米講習受講希望ですね、かしこまりました本日の担当の方に連絡を入れます。

これで探索者登録は完了です。こちら探索者プレートです。」


ピカピカの銀のプレートを渡されるとプレートには自身の名前と最高到達階層-Fと書かれていた。

そうして渡されていたプレートを眺めていると横から声がかかる。


「キミが受講希望者だニャ?私は今回の担当講師のスズだニャ、よろしくニャ。」


特徴的な喋り方をする猫耳お姉さんに話しかけられる、どうやら講師の方のようだ。握手の文化があるのか右腕を出してきた。


「ケイです、よろしくお願いします。」


出された手に答えるため手を出し軽く握手をする。

すると、


-チュートリアルクエスト 探索者の心得 受理-

報酬:任意の武器(+3) スキルポイント+3


モヒカンさん(世紀末お兄さん)…ッッ!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ