表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
88/94

[79]

何を聞かれるのか分からず身構えている真実に真子は不敵な笑みを浮かべて話しだす。

「単刀直入に言うわね、まこと・・あなた・・いつからやり直してるの?」

真実は真子の問い掛けの意味を瞬時に理解する事が出来なかった。それはこの世界にいる人間から尋ねられることのない質問だからであり、完全に不意を突かれたものでもあった。

「えっ?・・・・ いつから?・・・・やり直してる?・・・・」

真子は真実の心を読み取り「ハーッ」と溜息を吐いた。

「突拍子な質問で理解できなかった?・・・・まこと、タイムリープしてきたのは何歳の時に何歳に戻ってきたの?」

その質問をされて真実はサーッと血の気が引いてしまい言葉を失ってしまった。

(しまった、真子に心を読まれてタイムリープがバレてしまった・・やってしまったー)

真実が考えていると真子が畳み掛ける。

「しまった、真子に心を読まれてタイムリープがバレてしまった・・やってしまったーか・・・・大丈夫よ、安心して、誰にも漏らさないから・・・・・・だって私もタイムリープしてきたんだから」

真子の言葉に真実は驚愕する。

「えっ? えーーーーっ! 真子? おまえもタイムリープしてきたのかー?」

驚愕で声が大きくなった真実に真子は慌てて人差し指を立てて口に当てた。

「まこと、声大きいって、誰かに聞かれたら大変な事になるんだからね」

真実は慌てて手で口を塞いだ。真子はフーッと溜息を吐いて改めて話し始める。

「私は44歳の時、車に乗ってて対向から車が突っ込んで来て死んだと思って目が覚めたら小学6年生の時の自分に戻ってたわ、まことはいつからなの?」

真実はまだ現状が理解できていないが真子の問い掛けに応えた。

「あっ、オレは45の時に自宅で頭が痛くなって倒れて気を失って気がついたら中学1年に戻ってた。前の世界でオレは死んでいるのかどうかはわからない」

真子は腕を組んで考え込みながら呟いた。

「向こうとこちらもちょうど私が1年先か・・・・それで、あなたは相手の心を読めたりしないの?」

「は? 読めるわけないだろ? それともタイムリープしたら読めるようになるのか?」

「うーん・・・・ どうかなー・・・・ 私はあなたと付き合ったくらいで兆しが出て、別れ話になったあとからハッキリとわかるようになったわよ」

真実は真子の話しを聞きながら腕を組みながら考え込んだ。

「小学6年でタイムリープしてきたって言ってたよな・・・・ 真子は小6のいつにタイムリープしてきたんだ?」

「私は小6の春だよ」

「1年ちょっとか・・・・オレは中1の秋だからまだ1年は経ってないな・・・・もしかするとオレも読めるようになるのか?」

真実は天井を見上げながら呟いていた。

真子はその呟きを聞いて返答した。

「どうかなー、私だけかもしれないし・・・・」

真実は真子の返答を聞いてフッと疑問がいくつか浮かんだのであった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ