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真子はヤレヤレといった表情で照れ臭そうにしている真実と麻耶の向かいにスッと腰掛けた。店員へカフェフラッペを注文し落ち着いたところで真子が口火を切る。

「貴方達、本当に仲が良いよね、羨ましい限りだわ」

真子はそう言ってハーっと溜息をつく。

照れながらも平静を保ちつつ真実が反撃する。

「真子も浩太とつきあったじゃねーか・・・・ってか、なぜ佳代を諦めて浩太と付き合ったんだ?」

「やっぱりそれが聞きたくて祭りの時に2人でウズウズしてたのね」

真実と麻耶はウズウズしていたのかと疑問に思い、一瞬顔を見合わせたが直ぐに真子に顔を向ける。

「別にウズウズはしてなかったけど、気になってただけだよ。んで? なぜ付き合うことにしたんだ?」

真実の問いに真子は顔色を変えることなく淡々と話し始める。

「なんかねー、貴方達や智大くんや裕子ちゃんを見てると私も付き合ってみたくなっちゃったの。そう思い始めてたタイミングで浩太が告白してきて・・・・彼、イケメンだし、彼と付き合ったら貴方達のグループに入って楽しく過ごせるかなと思ったのよ」

真子の返答に麻耶は祭りの時に真実が推察した事と一致していることに驚いた。

(まことの察する能力は凄いな・・・・真子ちゃんの事だから分かるのかな・・・・あっ、いけない、まことを信じるって決めたじゃない)

麻耶は驚きの顔から平静さを取り戻し2人の会話を聞き入るのだった。

真実は真子の話しを前のめりになって聞いていたが、腕を頭の後ろに組みながらドサッと背もたれにもたれ掛かった。

「やっぱりな・・そうじゃないかと思ったよ。んで? 佳代のことはどうするんだ?」

「そうねー・・・・浩太次第かなー・・・・正直、今のところ半々なのよ」

真子はそう言いながら注文したカフェフラッペを一口啜った。

「様子見ってところかー・・・・真子、頼むから浩太と付き合ったまま佳代を口説くのはやめてくれよ」

真実は真剣な顔をして真子に念を押した。真子はそんな真剣な真実とは異なり飄々とした態度で応える。

「大丈夫よ、そんな常識外れな事はしないわよ、私も楽しくスクールライフを送りたいのよねー、貴方達のように・・・・」

真子の言葉に真実と麻耶は照れながら同時にカフェフラッペを啜っていると、真子はここぞとばかりに平然と爆弾を投げ込んできた。

「で? 貴方達はもうセックスしたの?」

2人は予想もしない爆撃にフラッペを噴きこぼしそうになり口を抑える。

「「ぶっ・・」」

「ま、真子ちゃん?」

「おい、真子! 唐突に何を言いだすんだよ!」

真子はしてやったり顔で追い討ちをかける。

「だってー、気になるじゃない? それだけラブラブだともう一線を越えたのかな? ってさ」

麻耶は何も返答ができず顔を赤らめて下を向いている。真実はアタフタしながら返答した。

「なんてど直球に聞いてくるんだよ、お前なら聞かなくても分かるだろうか」

「えーっ? だってー、本人たちの口から聞きたいじゃん」

「まだやってねーよ! ってか、こんな所で平然と聞くなよ」

ぶりっ子ポーズをとる真子に真実は(完全に揶揄ってやがる)と思いイラッとしながら応えた。真子はニヤリ顔で顔を赤らめて下を向いている麻耶に目をやり話しかけた。

「麻耶ちゃん済ませたら報告してね」

麻耶は更に顔を赤くして顔をあげて言葉を投げ放つ。

「済ませたとしても、あなたには報告はしませんっ」

真子はヤレヤレといった表情で肩を竦めるのであった。


中学2年の暑く熱い夏は終わりを迎えるのであった。


智大告白大作戦編はこれで終了です。

次回からは

それぞれの道編が始まります。

次話までしばらくお待ち下さい。

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