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次の日、真実は麻耶を迎えに行き、2人手を繋いで暁月神社へと歩いていた。今日の麻耶の浴衣は紺色に白の椿が散りばめられた大人っぽく色気も感じるものだった。真実は昨日に引き続き、麻耶の浴衣姿に見惚れていた。ジッと麻耶の姿を見ながら歩いている真実に麻耶は気付いて恥ずかしがりながら尋ねる。

「ねぇ、まこと? なにか私の浴衣変?」

「あっ、いや、あまりにも綺麗だからさ、見惚れてしまって・・・・昨日もよかったけど、今日のも凄く似合ってる」

真実のベタ褒めに麻耶は顔を赤らめて少し下を向いた。

「なんか改めて言われると恥ずかしいな・・・・でも、ありがとね」

2人とも顔を赤くして恥じらいながら歩いていると真実はふと思い出して麻耶に尋ねた。

「そういえば、真子はあれからどうしたって?」

「真子ちゃんと浩太くんも遠巻きながら見届けてたみたいよ、私たちが離れてすぐ真子ちゃんも浩太くんに送って貰って帰ったみたい」

「そうか、こうたが送って行ったんだ、よかったよ」

「裕子ちゃんからも智大くんと付き合ったってLIMO着たよ、今日の祭りは智大くんと一緒に行くんだって、あと、2人で居なくなってくれてありがとーって」

真実は麻耶の話しを聞いて裕子には仕組まれたことがバレていない事に安堵したと同時に疑問も浮かんだ。

「そうかー、そしたら今日の祭りは真子と浩太は誰も一緒に行く相手がいないな・・・・」

麻耶もハッとした顔をして同意した。

「ホントだ、そこまで考えてなかったね・・・・いっそのこと真子ちゃんと浩太くんも付き合って祭りに来ればいいのにね」

「ハハハハ・・いくら浩太が好きで突撃しても真子はOKしないって」

真実は手を横に振って有り得ないと否定したのだった。

・・・・・・・・

(お前ら・・なぜ2人で手を繋いで一緒にいるんだ?)

屋台が並ぶ大通りで人が行き交う真ん中で、真実と麻耶は驚愕の表情で声も出せず、目の前で手を繋いで向かい合っている2人を見ていた。そこには浩太と真子が仲良く手を繋いで立っていた。

「えっ? お前ら2人? なぜ一緒にいて、しかも手を繋いでる?」

浩太は頭の後ろに手をやりながら満面の笑みで応える。

「いやー、昨日送って帰った時に告白しちゃって、そしたら真子もいいよって言ってくれてさ、付き合っちゃったよ」

(付き合っちゃったよじゃねーよ、さっき麻耶と話したの完璧なフラグだったじゃん・・・・)真実はそう心の中でツッコミながら真子を見ると、真子は浩太の腕を組みながらお約束のテヘペロポーズでお出迎えしていた。

真実は真子に聞きたい事が色々とあったが、今はよそうと顔を横に振って諦めた。

麻耶も固まっていたが冷静さを取り戻し少し考えてから提案をするのだった。

「せっかくだからさ、ダブルデートで一緒に行動しない?」

あまりの唐突な提案に真実は驚いたが、真子と浩太は乗り気であった。3対1では反論できぬと真実は渋々提案に乗るのだった。そして麻耶は更に提案を追加してきた。

「あとさ、裕子ちゃんと智大くん、佳代ちゃんと憲一くんも見つけて皆んなで回ろうよ」

あまりにも予想外の提案に真実は小声で麻耶に尋ねた。

「麻耶、どうしたんだ? 急に皆んなで回ろうって・・・・」

麻耶は平然とした顔で答える。

「ここまでくれば皆んなでワイワイした方が楽しいかなって思ったの、あと真子ちゃんになぜ付き合う事になったか聞きたいし」

真実は考える。(たしかに、なかなか集まらないからこんな時こそ皆んなで集まった方が楽しいか、2人でデートはいつでもできるからな、それと麻耶もやっぱり気になってたか・・・・)

真実はそう考えて麻耶の提案に乗る事にした。

「よし、そしたら、うろついてる2組を探し出して吸収して行くかー」

4人は辺りを見渡しながら歩き出すのであった。


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