表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
73/94

[64]

6人は大通りに戻って屋台を巡っていた。先導するのは真子、裕子、麻耶の3人で、その後ろを浩太、智大、真実が継いで歩いていた。真実は後ろから3人の浴衣姿を見守っていた。

麻耶は白を基調にして彩り多彩な紫陽花が咲き誇っている浴衣でスタイルの良さもあり豊艶な姿で歩いていた。その横を歩く裕子は浅葱色に梅と麻の葉を散りばめた浴衣で可愛さを出しつつも大人の女性を意識した姿、そしてその横を歩く真子は紺色を基調に白色の花火柄が散りばめられていて夜空に舞う花火のような浴衣で真子のイメージにピッタリな浴衣姿であった。3人とも中学2年とは思えない浴衣姿で真実だけでなく、浩太と智大も後ろから3人の浴衣姿に見惚れている状態であった。

そんな背後からの視線を気にすることなく前を歩く3人はにこやかに話しながら先を進んでいく。射的や輪投げ、クジ引きなど6人は祭りを満喫する。女性陣もお腹が空いていたようで、ベビーカステラ、チョコバナナ、リンゴ飴と甘い食べ物を中心に購入していき人通りの邪魔にならないよう屋台の隙間にあるスペースで6人が固まって食べながら話し込んでいた。

楽しいのも相まって時間はあっという間に過ぎていく。合流してから既に1時間以上が経過していた。買ってきた食べ物もすべて食べ終わり真子はまだ遊び足りないと言わんばかりに裕子へ話し掛けた。

「裕子ちゃん、ヨーヨー釣りやりに行かない?」

「うん、いいねー、ばいんばいんだね」

裕子の返答に浩太が尋ねる。

「ばいんばいんってなんだよ?」

裕子は浩太にバスケットのドリブルのような手の動きをして見せる。

「ゴムが付いてるからこうばいんばいんって戻ってくるじゃん?」

陽気に説明する裕子に真子はヤレヤレといった表情を見せて裕子の手を引っ張って歩き出した。

「裕子ちゃん、女の子がそんな擬音を使っちゃダメ、さっ、行くよ!」

真子と裕子が歩き出すのにつられて4人も微笑ましい顔をして歩き出す。

ヨーヨー釣りを楽しみそれぞれが悪戦苦闘しながらもなんとか1人1つずつGETするとこができた所で真子はふと気づいて話しだす。

「あれ?まことと麻耶ちゃんは?」

真子の言葉で他の3人は周りを見渡し、真実と麻耶が居ないのを確認して智大が口を開く。

「あれ?ほんとだー、さっきまでここに居たのにどこに行ったんだ?」

真子がヤレヤレといった表情で周りを見渡しながら呟いた。

「トイレに行ったのかなー・・・・もー、行くなら行くってちゃんと言ってから行きなよー」

続いて智大が提案する。

「トイレがある方に歩きながら2人を探してみるか?」

「そうね、行ってみましょう」

真子が返答しながら歩き出し3人もそれに続いて歩きだした。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ