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浩太は真子のことが好きだと暴露して引き続き恥ずかしそうに顔を赤らめて三角座りをしていた。他の4人は唖然として浩太を見ていたが、最初に口を開いたのは意外にも憲一だった。

「まぁ、まことと付き合ってたけど、もう別れてるからな、いいんじゃねーか? こうたガンバレよ」

憲一のエールに待ったをかけたのは興奮状態の智大だった。

「ちょっ、待てよ! 真子はやめといた方がいいって、だってあいつは」

智大がそこまで言ったところで真実と麻耶が同時に止めに入った。

真「おい!とも! そこまでだ!」麻「ともくん、ダメ!」

智大は冷静さを取り戻し話すのを止めた。

浩太は3人の意味深なやり取りに疑問を抱いて智大に問いかけた。

「とも? なぜ真子ちゃんはやめといた方がいいんだ? 何かあるのか?」

智大は苦虫を噛み潰したような顔をして下を向いた。

真実は(このままだと色々とヤバい、上手くやり過ごさないと)と思い浩太に声を掛けた。

「こうた、ケン、お前たちには真子のことで言ってない事がある、そして俺が今から言う話はお前らの内に秘めてくれ。ケン、佳代にも他言無用だ」

真実の言葉を聞いて智大は焦った表情で真実を見る。麻耶も焦った顔をして真実を見ながら声を上げる。

「まこと! それは」

真実は麻耶の言葉を手で遮って話しを続けた。

「実はだな・・真子なんだが・・人の心が読めるヤツなんだよ・・・・」

「えっ? 人の心が読める?」

浩太と憲一は唖然とした顔をして復唱した。智大と麻耶は両性愛者と違う話しで内心ホッと胸をなで下ろす。

「あぁ、だから、今回裕子ちゃんの心を読んで作戦を練ってもらうために真子が入ってるんだ・・・・あいつの能力はチートだよ・・・・」

真実の話しを聞いて浩太は反論してくる。

「なんで人の心が読めるからって好きになっちゃダメなんだよ?」

真実は浩太の反論を聞いて首をフルフルと横に振って話し出した。

「こうた、自分の考えている事を読まれるんだぞ?智大は真子に何も言ってないのに完全に読まれたことがある。これって恐怖なんだよ、それを経験したから止めたんだよ」

浩太は真実の話しを聞いて智大を見ると智大は浩太の顔を見てコクリと頷いた。

そんな中、麻耶が静かに追うように話しを始めた。

「まことがそこまで話し尽くしてくれたら私も包み隠さず昨日の出来事をお話しすることができるわ」

麻耶の発した言葉に他の4人は一斉に麻耶に注目する。そんな中、真実が麻耶に問いかけた。

「昨日・・も・・真子の力が?」

麻耶は真実の問い掛けにコクリと頷いて一言ボソリと呟いた。

「怖かったよ・・・・」

麻耶はそう言って昨日の出来事をすべて話した。


最初に真子に裕子の状況を聞いたらかなり闇堕ちしていたらしいが引き揚げることができたと聞いた。

そして裕子が来ると、以前の明るく元気な性格に戻っていた。

3人で土曜日の祭りに行く誘いだが、最初は私に気を遣って渋っていたが、真子がそれを察して直ぐにフォローして成功した。

浴衣で行こうという提案は直ぐに成功した。

問題はその後だった。もう既に智大が告白しても裕子は受け入れることができる状態になっていた。

それは真子が洗脳したような誘導を施されていて裕子本人から打ち明けてきた。

裕子は真子のことを占い師みたいだと喜んでいた。


麻耶はその場の流れから会話の内容まで、全てを話したのであった。

4人はその話しを聞いて驚きの中に引いた感情を顔に浮かばせていた。

智「すげーな、任せてって言ってたけど、まさかそこまでになってるなんて・・・・」

憲「一体どんな話しをしたら闇堕ちしてる人間がそこまで前向きで付き合える状態にすることができるんだ? ありえねーよ・・・・」

浩太は黙って俯いていたので真実は浩太に声を掛けた。

「こうた、これが人の心が読めるってことだ、相手を上手く誘導する事もできるからな、だから、危険だと思って智大は止めるんだよ・・・・でもな、こうた、決めるのはお前だ、こうたがそれでも良いって言うなら俺たちは止めねーよ」

真実がそう言うと浩太は下を向いたまま一言口を開いた。

「まこと、ありがとな」

真実はそんな浩太を微笑ましく見ていた。

(真子も今は佳代が好きみたいだが、浩太の気持ちを受けることで、もしかしたら好きになってくれるかもしれない。チャンスがない訳じゃないんだ、ガンバれ、浩太。 しかし裕子への誘導の話しは有り得ない内容だな・・・・なんか日に日に真子の人の心を読む能力が増している気がする。これは統計学的な話しではなくスピリチュアルの領域に入って来てる気がする・・・・。敵にはしたくないな・・・・)

真実はそう思いながら麻耶の腰の後ろに手を回してギュッと引き寄せるのだった。


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