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昼ご飯を食べて、洗い物、片付けをして2人は部屋に上がっていく。部屋に入り真実はベッドに腰掛けて、麻耶に隣へ座るように促した。麻耶は抵抗することなく真実の横に腰掛けた。真実は自分の身体を90度回して麻耶に向かうように座り直した。

「んで? 麻耶? なにか話があるんだろ?」

真実が麻耶にそう尋ねると、麻耶は一瞬驚いた顔をするが、すぐに元の顔に戻して俯向き加減になった。暫くしてから麻耶は口を開く。

麻「昨日、真子ちゃんが来てから色々な話しになったけど、まことって凄いなと思った」

真「うーん、まぁ、なんか色々と分かっちゃうんだよ、でもさ、分からない時だってあるよ」

麻「そうかなー? さっきも私、何も言ってないのに何かあるんだろって分かったじゃない?」

真「いやー、そりゃ予定よりも早く来て、門の前で思い詰めたような顔をしてたらわかるってさ・・あのさ、真子は別者として、オレは相手の考えてる事は読めないよ。ただ、相手の顔色や仕草なんかを見てるとこうなんだろうなって思うだけ、要は察しが良いってだけだからね」

麻「でも、それも凄いって思う、私なんて全然分かんないし、まことは私なんかよりも真子ちゃんとの方が似合ってるんじゃないかって思って・・・・」

真「それで、その事を話すために早く来たの?」

麻耶は哀しそうにコクリと頷いた。

真実は横向きに座っている麻耶の腰に手をやり、強引に90度回転させて麻耶の身体をグイッと向かい合わせにした。麻耶は驚いて顔を上げて真実を見ると真実は優しい笑顔で麻耶のことを見つめていた。麻耶は真実の1番大好きな表情を間近で見て恥ずかしくなり顔を赤らめ下を向いた。

真実はそんな麻耶を見つめながら静かに話し出した。

「麻耶? 麻耶はさ成績優秀で学年でも常にトップ10入り、1位を獲ったこともある。でもオレはクラスでも真ん中、学年でも真ん中、オレからすれば麻耶は高嶺の花だよ・・・・オレと麻耶は学歴の差があるから似合ってないと思っているのかい?」

真実の問いに麻耶は顔を上げて血相を変えて即答する。

「そんなこと思ってない!」

「だろ? それと同じじゃないかな・・・・、賢い人が賢い人と似合うとか、察しがいい人が察しがいい人と似合うとか、そんな事じゃないとオレは思ってる。オレはさ、成績優秀でスポーツもできて、いつも凛としててカッコいい麻耶にほんとに憧れてて、それでいて優しくていつも包み込んでくれるような気持ちにさせてくれる麻耶が大好きなんだ。麻耶はオレのどこか好きなの?」

真実はそう言って麻耶の手をそっと握った。麻耶は真実が握ってきた手を握り返して、真実の目を見て答える。

「私はまことの、その優しい笑顔が好き、そしていつも優しく声をかけてくれるところ、いざという時にはしっかりと守ってくれる安心感も好き。付き合いだして、私のこといつも気にかけてくれて、助けてくれて、今日みたいに手を差し伸べてくれるところも好き、全部好き」

「その気持ちで繋がってればお似合いなんじゃないか?」

麻耶は真実の優しい問いかけに溢れてくる涙を抑えきれずポタポタと雫を落としながら頷いた。

「まこと、ゴメンね」

「大丈夫だよ、麻耶、ちゃんと思っていることを話してくれてありがとう。これからもお互い気になった事はちゃんと話しをしていこうな」

「うん、わかった」

「麻耶、愛してるよ」

真実は麻耶に少し近づき左腕を麻耶の肩にまわして身体を引き寄せてキスをした。麻耶は目を瞑り真実に身体を預けるのであった。真実は右手を麻耶の腹部から徐々に上にスライドさせて胸に手を当て膨らみを下から優しく持ち上げる。麻耶は少しビクッと身体を震わせたが抵抗せず目を閉じてキスを続けていた・・・・その時・・・・

ピンポーン

無情にもインターホンが鳴り2人は磁石が同極になったようにバッと離れるのであった。麻耶は一生懸命涙を拭って、真実は慌てて部屋の窓へと足早に向かって外を見た。

そこには智大と浩太がこちらに手を振って立っていたのだった。真実は窓を開けて2人に応える。

「玄関開いてるから入ってきていいぞ」

「はいよー、じゃまするよー」

その言葉を聞いて真実はボソリと呟く。

「ほんとにあの2人に邪魔されたよ・・・・」

真実の呟きは麻耶にも聞こえたようで、麻耶はクスクスと笑っていた。


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