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真子はゆっくりと話しを始めるが、その内容はいきなりぶっ飛んだ話しであった。

「私ね、両性愛者、バイセクシャルなの」

いきなりの先制パンチに智大と麻耶はノックダウンを食らい、2人共そのまま後ろに倒れ込んでしまった。真実はその2人の姿を見て(こいつら、この調子だとあと何回ダウンするかわからないな・・・・)と思って暖かい目で見守っていた。2人は意識を取り戻し腹筋を使って起き上がり各々呟く。

智「マジか、いきなりなんてこと言うんだ、わからなかった、いやそんなのわかるわけないよな」

麻「そんな・・・・そんな仕草一切出してないよね、そうだよね、隠してるんだもんね、わからないよね」

口々に呟く2人を余所目に真子は真実の顔を見て話しだす。

「でも、まことはそれを見抜いて私に言ってきたんだよね・・・・」

「「えーーーーっ!」」

2人は驚き声を上げながらそのまま倒れ込んだ。

(あらまー、2ダウン)

そう思いながら真実は照れてボリボリと頭を掻いた。

「まぁ付き合ってたからなー、そりゃ気付くだろ?」

「まこと、私が告白した時から違和感あったんでしょ?」

「あったけどさー、その時は両性愛者っていう違和感はなかったし」

真実と真子が会話をしている間にダウンした2人は再び腹筋を使って起き上がり真実と真子の交互を見た。

智(まこと、やっぱり凄いな、てかこの2人、人の心読めるんじゃないのか?なんか尋常じゃない察知能力だぞ・・・・次元が違う気がする)

麻(真子ちゃんは凄いって分かってたけど、まことも凄い、普通なら隠し事なんて見抜けることなんて出来ないよ、相手の心を読めるとかじゃないと、まさか!私の心も読まれてるのかも)

思い耽けている2人に真実は声をかける。

「2人共さー、真子が言った事ひとつひとつで倒れてたら話し進まないぞ」

その言葉に智大は目を見開いて真実に反論する。

「仕方ないだろ、こんな衝撃連発されたらそうなるよ、もう少し倒れない程度の話しをしてくれよ」

智大の反論に真実は溜め息をついて首を横にフルフルと振った。

(とも、それは逆ギレっていうのよ・・・・)

真子はそんなやり取りをしている3人を気にかけることなく次のパンチをお見舞いする。

「私ね、佳代ちゃんが好きなの、恋愛対象としてね」

「「えーーーーっ!」」

2人はまたまた驚き声を上げながらそのまま倒れ込んだ。

真実は見飽きたと言わんばかりの溜め息をつく。(早くも3ダウン・・TKOじゃん)

しかし、今回は麻耶の起き上がりが早かった、腹筋を使って起き上がって真子に質問を投げかける。

「真子ちゃん、じゃあなんでまことと付き合ったの?」

智大も素早く起き上がって続いた。

「そうだ、あの時、石本からまことに告白したんだよな?おかしいじゃないか」

智大の話しを聞いて麻耶は知らなかった事を聞くことが出来た。

(えっ?あれって真子ちゃんから告白したの?尚更なぜ?)

2人の視線に真子はそうなるよねという表情をして話しを進める。


なぜ佳代が好きなのに、まことに告白したのか。

告白は真子の勘違いから起こったこと。

真実はその辺りを薄っすら感じ取りながら告白を受け入れたこと。

佳代が好きだったのは憲一で2人が付き合ったこと。

佳代が憲一と付き合ったことで真子が動揺したこと。

その動揺を真実が察知し佳代の事が好きだとバレたこと。

この部屋で腹を割って話し合ったこと。

ちょうどその前に麻耶から裕子の為に別れろと言われていたこと。

麻耶も真実が好きだったのが分かり麻耶と真実をくっつけようとする為に別れたこと。


真子は2人にすべてを晒け出したのであった。


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