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タイムリープしてから10日が過ぎていた。45歳だった世界に戻ることなく中学生として時は過ぎている。もう戻ることはできないのか? それとも何かのキッカケで戻ってしまうのか、わからないまま今の生活を過ごしている。ここ2.3日は本当に大変だった。久し振りに会った人たちだらけで感情の起伏が激しくなってしまい周りからは真実が可笑しくなったのではと思われることもあったが、ここ最近は落ち着きをみせている。ようやく中学時代に慣れてきたようで今はこの前の真実は思春期だからと片付けられたのである。
様々な環境にも慣れてきたが、真実にとって学校の授業はなんとも簡単でつまらないものだった。今は数学の授業だが、45歳まで生きた記憶があるので授業内容は完璧に理解できる、かといっていい点数を取ってしまうと目立ってしまうので平均点ちょい上くらい取れるように調整しないといけないなと考えながら頬杖をつきながらふと窓側に目を向けると一人の女性と目が合った、女性は直ぐに黒板へと目をやる。
その女性はクラスでも人気のあった墨田麻耶であった。麻耶は真実が初めて告白をして無残にも撃沈をした相手であった。真実は麻耶を頬杖をつきながら見続けていた。
(墨田ってちょくちょく目が合ってたんだよな・・てっきりオレのこと好きなんだと思ったのに見事に振られたし・・・・あのフラれ方は思い出したくない記憶だ・・・・・)
真実はあの日のことを思い返すのだった。




