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真子を家まで送ってから自宅に帰って部屋に入ると浩太、智大、憲一が待ち草臥れた表情で真実の帰りを待っていた。(あっ、しまった、こいつらを招集していたのすっかり忘れてた)
真実は今日、真子から告白を受けてOKする事を帰ってからすぐに報告する為に予め部屋に招集命令を出していたのであった。
「おーーーっ、やっと帰ってきたよー、招集しておいて主人が帰って来ないってどういう事だよー。罰としてそこにあったポテチは3人で美味しく頂いてるぜ」
浩太はポテチを口に含みながら真実に向けて手を上げた。
「あっ、すまん、すまん、ポテチはお前らへの貢ぎ物だ。遅くなってすまんな、ちょっとみんなに報告があるだ」
真実は三角形に座っている3人の点を四角形に広げた位置に座った。
3人とも真実が何を報告するかまったく予想が出来ず、なにを話し出すのか気になりながら真実の動きを目で追っていた。真実は口火を切る
真「オレ、石本真子と付き合った」
憲「えっ? 石本?」
智「付き合った?」
浩「付き合うじゃなくて付き合った?」
智「事後報告かよ・・・・」
憲「えっ? まこと、どういうこと?」
浩「ちょっと落ち着こうぜ・・まこと、詳しく話をしろよ」
(まあ、こうなるわなー・・・・)
真実は真子から告白を受けた経緯を話し始めた。3人は呆気にとられた表情で固まったまま真実の話を聞き入っていた。経緯説明が終わった後も3人は固まったまま動かない。
(お前ら衝撃受け過ぎだろう、こいつら息してる?)そう思う程の固まりっぷりである。
「ということなんだけど」
改めて言い直すと智大の石化が解けた。
「あっ、ああ、あまりにも予想外の話で固まってしまった。いやー、まこと、おめでと」
智大のお祝いの言葉を受けて浩太と憲一の石化も解けた。
「マジかー、おめっとさん」
「おめでとさん、まことがオレらの中で彼女出来たの一番乗りだなー」
浩太と憲一もお祝いの言葉を送った。
「ありがとなー、まぁそんなに長続きしないかもだけど・・・・」
真実は含ませを口にするが3人にとってはこの言葉の意味を理解出来た者は1人もいない。
その後も話は盛り上がり、4人はポテチで乾杯をしたのだった。




