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日常で世界を変える(定本編)  作者: mei


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8月4日 行方(淮南高校戦)

 よし、これでいいかな?俺は、皆んなに読んでもらう内容を確認していた。侑大がよく言う"チーム健太郎"のみんなに旅行に行きたい場所を送ってほしいと連絡したのだった。連絡を送って5分。早速返信が返ってきたのが、永谷だった。永谷は、沖縄に行きたいと書いていた。たしかに、沖縄はいいな。沖縄に行って、スキューバダイビングがしたいというのは、永谷らしいように思えた。そして、次に連絡がきたのは竹田だ。竹田は、俺が連絡を入れてから約10分が経過してからだった。思ったより、竹田も速く連絡をくれた。竹田が行きたいのは、鹿児島だった。やはり、九州方向が人気なのか?竹田の次に連絡を入れたのは、田畑だ。田畑は、たったの三文字で返してきやがった。アイツらしい。あと返信がないのは、侑大だけとなっていた。


 ー7月29日ー


 ツーアウト満塁フルカウント。橋本は、懸命にバットにボールを当て、ファールとなった。


 新内「しびれるね」

 俺 「そうだな。どっちが折れないかだな」

 新内「ヒット打っても、ホームベースまでいかないでよ?」

 俺 「そりゃあ、ムリだろ」


 再び、セットポジションに入ると、さっきまで後ろにいた新内は離れていく。俺も、セカンドベースから少しずつ距離をとりリードする。打って俺をホームへと返してくれよ。願うように、橋本を見つめる。俺は、真夏の暑さを感じながら足を動かしていた。足を上げ、湯浅は第7球目を投げ込んだ。ボールはアウトコースだ。きわどい、見送ればストライクをとられてもおかしくない。バットを出せ!!俺の願いが通じたのか橋本は振り出す。金属音ともに、打球はファーストの方にフラフラと上がっていく。ファースト、セカンド、そしてライトの三人が追っていく。頼むファールとなってくれ!!俺はファールゾーンということもあり、あえて走ることはしなかった。打球を見ながら、セカンドベースへとゆっくり戻っていく。先ほど話をしていた新内は、必死にボールを追っていく。ボールは、ちょうどフェンスの手前ぐらいだろうか?セカンドの新内は、ボールに向かってまっすぐダイビングしたのだった。もう既に、ファーストとライトは新内に任せたようだ。あれだけの距離を走って取ろうとするのだから、いくら打てなくても使いたくなるよな。砂埃が舞う中、審判はボールの行方を見守っていた。しかし、審判が手を上げることはしていないようだ。

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