表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
日常で世界を変える(定本編)  作者: mei


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

97/100

8月3日 調子(淮南高校戦)

 侑大は俺の質問に頷いた。勉強会の部屋は学校とは違いどこか落ち着かない居心地だったがそれなりに過ごしていた。


 侑大「4組のメンバーは来てるのか?」

 俺 「そうだな。結構いるな」

 侑大「サッカー部は?」

 俺 「サッカー部は、いない」


 アイツらは、まだ大会途中だろうな。


 侑大「健太郎は、第一志望決めたのか?」

 俺 「全然決めてないな。行くとこねぇな」

 侑大「ハハハハハ」


 俺は、侑大と違っていける高校がなかった。


 俺 「侑大は、決めたのか?」

 侑大「とりあえず、国立のいくつかは受けるよ」

 俺 「さすがだな」

 侑大「受けるだけはな」


 俺は、ずっと行きたかった旅行の提案をし始めた。旅行は、"チーム健太郎"で行くことを予定していたのだ。


 ー7月29日ー


 ツーアウト満塁で打席には、橋本が入る。もし、ここで点が入らなければ次の回に確実にやられる。俺は、そんなことを考えてしまう。打席に入った橋本は、ノーストライクツーボールと湯浅に対しても負けていなかった。金属音とともに、走り出したかが打球は、レフト方向にキレていく。一度ファールになるとベースに戻らないといけないというルールに従い、セカンドベースへ戻る。"今日、調子いいですね"。俺は、背後からの声に振り返った。声をかけてきたのは、淮南高校のセカンド新内だった。


 俺 「どうも」

 新内「しびれますね、この展開」

 俺 「いや、ホントにそうですよ」

 新内「打つと思います?」

 俺 「まぁ、そう願ってるんですけどね」


 再び、湯浅はセットポジションに入り、俺はリードを取り始めた。久しぶりだな、相手選手と話したのは。セカンドの新内と話をしたのは初めてだったが、"聖淮戦"もあったし、話してもおかしくはないだろうな。ボール!!湯浅の第5球目は、ストライクゾーンから外れ、ワンストライクスリーボールとなった。よし、いけるぞ、橋本。セットポジションに入った湯浅は、まだ1ミリたりとも下を向いていない。こんな表情されると逆にこっちが困るな。第6球目を投げ込んだ。バッターの橋本は手を出さない。ボールか?ボールであってくれ。もし、ファーボールなら待望の先制点となるのだ。そんな淡い期待とは裏腹に、審判は大きく手を上げストライクのコールをしたのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ