表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
日常で世界を変える(定本編)  作者: mei


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

95/100

8月1日 見事(淮南高校戦)

 白峰工業高校と淮南高校の一戦。スマホで速報を見ていた俺は、5回終わって11対0というスコアにもどかしさを感じていたのだった。


 ー7月29日ー


 ここまで、運良く2打数2安打。まるで、今日のためにヒットを取っていたような印象すら受けてしまう。問題は、ここからだな。6回まで0対0。俺は、3度目の打席に見据えバットを握っていた。この7回は、7番安田から。一人でも出れば、上位打線に回ってくる。何としてでも、塁に出ないと。おそらく淮南高校のバッテリーもこの打順は嫌なはず。まずは、安田が塁に出てくれないとな。安田は、バットを肩にかけて打席に入る。もう、疲れているだろう湯浅も。俺の思いが当たったのか初球を見事、レフト前ヒットとしたのだった。聖徳高校は、再び大きな声が聞こえてくる。

 よっしゃあ!!。ノーアウトランナー1塁。普通に考えればここでバントだよな。監督の方を見ると、ゆっくりサインを出していく。うん、バントだ。監督は、キーのあと、ベルトを触っていた。問題は、どのようにバントするかだな。サードは、かなりチャージしてきているな。やるなら、ファースト側か?ただ、投げたらファーストも走ってくるだろう。だったら、ピッチャーとファーストの間を狙うしかない。

 ピッチャー湯浅は、セットポジションに入る。投球モーションに入り、マウンドから放たれる一球は、7回とは思えない唸りを上げて俺の方へやってくる。これまでやってきたことを続けるだけだ。俺は、バットを寝かせ、バットにボールを当てる。「ポンッ」と乾いた音が響き渡った瞬間走り出した。ボールは、無情にも、グラウンドの芝生の上を滑り始める。ピッチャーとファーストの間。これは、いけるんじゃないか?俺は打球を片目で追いながら1塁へと必死に走っていく。まるで採寸されたかのように、絶妙な地点でボールが転がっていく。ピッチャー、ファーストともにすぐにボールをとることができない。よし、いける。俺は、ベースを駆け抜けた後、ベンチの方を見つめたのだった。


 飯田「ナイスバント!」

 俺 「センキュー、危なかったわ」

 飯田「いやー、いい選択だったぜ」


 ランナーコーチの飯田は、喜んでくれているようだった。よし!これでノーアウト1.2塁。ここで再び、バントだろうな。優聖は、バントの構えを見せる。そして、想像通りバントをしてピッチャー前に。ピッチャーの湯浅は1塁ではなく、3塁に投げたのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ