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日常で世界を変える(定本編)  作者: mei


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7月28日 出番(千里第二高校戦)

 千里第二高校との三回戦。俺は、前回同様8番セカンドで先発出場をしていた。現在は、5回表。ここまでは、聖徳高校のペースで試合が進んでいた。初回は、1番の侑大がレフト前ヒット、2番の八幡が四球。3番の橋本の内野ゴロの間にそれぞれ進塁する。ここで、4番川中の犠牲フライ、5番佐伯のタイムリーヒットで2点を先制。3回には、八幡のライト前ヒットの後橋本の2ランホームランでさらに2点を追加。千里第二高校の先発村上は、カーブを打たれていたこともあり、リズムを崩したように思えた。しかし、俺は第一打席がショートゴロ。第二打席がファーボールとここまでいいところはなかった。

 聖徳高校のエース橘は、ここまで1安打ピッチングと安定している。あとは、もう一点とり試合を決めにいきたいというのがチームの方針だった。この回は、1番の侑大がファーボールで出塁。そして、バッターボックスには八幡が立っていた。今日は、2度の出塁でチャンスメイクとなっているから期待できるだろう。ベンチからは、大きな声が聞こえる。


 永谷「大丈夫か?」

 俺 「ああ。なんとかな」

 永谷「点が重ねたら、俺らの出番もあるみたいだ」

 俺 「じゃあ、さっさと点とらねぇとな」 

 永谷「頼むぜ?」


 永谷がそう放った次の瞬間、金属音が鳴り響いた。打球は、レフトとセンターの間を抜けていく。この間に、一塁ランナーの侑大は、一気に二塁を回る。ベンチはかなり盛り上がっているようだった。完全にこっちに流れが来ている。


 永谷「点差が開いたら優聖投げるらしいぞ?」

 俺 「まじ?」


 どうやら、ベンチ裏にあるピッチング練習場で投げているみたいだ。


 永谷「そうなんだよな」

 俺 「竹田や葛西は?」

 永谷「いや、今日は投げないんじゃないか?」


 ノーアウト2.3塁で、打席には3番の橋本を迎える。しかし、キャッチャーは既に立っている。敬遠かぁ。たしかに、先ほどホームラン打たれているし、満塁の方が守りやすいのはわかる。ただ、満塁で川中も俺だったら嫌だけどな。


 俺 「これで、ノーアウト満塁だな」

 永谷「だな。俺も準備してこないと」

 俺 「ああ。行ってこい」


 打席には、4番の川中が入る。どうやら、川中が塁に出れば飯田が代走に出るみたいだ。飯田は、手袋をつけ、ヘルメットを持ちながら現場を見ていた。初球のストレートを川中は、センターへと打ち返した。三塁ランナー、二塁ランナーが返って、これで5.6点目が入ったのだった。

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