7月13日 PK戦
明日は、大会前最後の練習試合。強豪の群馬北高校が相手だ。そんなことを考えてたら、侑大は話しかけてきた。
侑大「アイツら、何してんだ?」
俺 「ん?」
指差した方を俺は振り向いた。サッカー部の沢田や中沢たちが何か話している。なんかそういえば、前にも似たような光景が、、、、、、、、、、、。
侑大「PKじゃないか?」
俺 「たしかに、PKだ」
侑大「なんだあれ」
俺 「行こうぜ、向こう」
侑大「ああ」
内野で話をしていた俺たちは、まだ時間があったから、外野の方に向かうことにした。見た感じ、サッカー部の全員がいるんわけでないなぁ。3年だけか?PKの位置には、中沢、辰巳、唐沢、工藤の4人がいた。前回蹴っていた宝来は、サッカー部のベンチに座っている。何かあったのだろうか?"はじめてくれ!!"ゴール付近にいた沢田が声を出したようだ。
俺 「今から、PKするみたいだな」
侑大「そうだな」
先に蹴るのは、工藤のようだった。そして、キーパーには唐沢が。あの時は、宝来と唐沢だったかな?
俺 「工藤ってどんな奴なんだ?」
侑大「俺もあんまり絡んだことはないけど明るいよな」
キッカーの工藤は、ボールをセットし何かを考えている様だった。ゴール後ろからは、相田や川上たちが大きな声を出している。
俺 「これ、どうなるんだろうな?」
侑大「わかんねぇな」
俺 「サッカー部も、もうすぐ大会じゃないのか?」
侑大「そうだなぁ」
キッカーの工藤は、中沢の笛とともに走り出した。
俺 「そろそろいこうぜ」
侑大「うーん、、、、、、」
侑大は、この続きが見たそうだった。工藤の蹴ったボールは、右隅へと入っていった。
俺 「俺たちも、もうすぐ大会だろ?」
侑大「わかってるよ」
さっきのPKがどうなるかはわからないけど、俺たちは自分たちのやることだけに集中しないと。
俺 「明日は、群馬北高校とだぞ」
侑大「嫌な負け方だけはしたくねぇな」
俺 「本当にな。勝ちたいなぁ」
当然、勝ちたい。でも、勝てる要素はほとんどない。
侑大「明日、ベストメンバーでいくらしいぞ?」
俺 「レギュラーギリギリに俺にとっては勝負よ」
侑大「お前だけじゃねぇよ。俺もだよ」
俺たちは、夏大会にレギュラーに出れるのだろうか?




