5月1日 練習試合(江陵高校戦)
GW三日目の今日は、江陵高校との練習試合だった。昨日のランニングの際の痛みは完全に治っていないが、練習の様子を見てから監督に報告しようと考えていた。
練習試合は、聖徳高校から1時間ほど離れたグリーンスタジアムというプロ野球もたまに使う場所で行われる。私たちは、グリーンスタジアムまで、バスで行くことになっていた。バスは、聖徳高校と佐田駅の2ヶ所に停まる。私は、家から近い佐田駅に集まり、乗車することになっていた。
私は、準備をして、佐田駅に向かった。佐田駅に着くと、侑、佐伯、八幡、田畑、そして2年生の6人が待っていた。私が佐田駅に着くと、後輩たちが大きな声で挨拶をしてきた。朝6時半ということもあり、みんな、静かにバスが来るのを待っていた。
10分ほど待つと、聖徳高校に集合していた野球部員を載せたバスがやってきた。私は、後ろに空いていた2人がけの席に、侑と一緒に座った。江陵高校までは、1時間ほどかかるため、乗車して20分程度で、ほとんどの部員が寝ていた。私は、眠たくなかったため、音楽を聴きながら窓の外の景色を眺めていた。
そして、1時間10分ほど経つと、グリーンスタジアムに到着した。すでに、江陵高校の選手たちがウォーミングアップを始めていた。私たちも野球道具の荷物をもって、球場に入っていった。挨拶をし、川中のかけ声とともに、ウォーミングアップが始めた。
私は、通常通り、みんなと同じアップのメニューに加わっていた。ダッシュの際に、少し足の痛みを感じたが、できないことはなかった。ランニング、ストレッチ、ダッシュ、キャッチボール、トスバッティングを問題なくこなすことができていた。
トスバッティングが終わった後に、監督のところへ行き、問題ないことを告げ、シートノックにも参加した。試合出場の準備は全て整ったが、俺がスタメンに起用されることはなかった。
スターティングメンバーは、昨日のメンバーから俺と田畑が変更して、飯田と小川が入った。昨日に続いて、エースの橘が先発投手となった。強豪校の江陵高校が相手であるため、監督は、竹田や葛西も投げる可能性があることを伝えた。




