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04 俺は、〇戦士の血をひいてるらしい

 「・・・・・ってココって爺ちゃんが管理してる。神社じゃん!!・・・・・・・ココのどこにあるんだよ!?」

「この部屋の中にあるんだおー!!」


「それで・・・何処だよ?」

「この中だおー!!」

「この中って、ご神体じゃねーか!!」


「早く、中開けて〇世界に行くのらおー」

「早くって!!勝手に中、開けたら、爺ちゃんに怒られるだろ!!」

「そんなの関係ないのらおー!!早く行くのらおー!!」

「分あったよ!!行くよ!!・・・ってこの、ご神体の扉には鍵が掛かってるんだよ!!」

「そうのらかー?」

「・・・ってお前この、ご神体の入ってる所から、来たんじゃねーのかよ?」

「ポック?ポックは、自由自在にどこからでも、この世界に行き来する事ができるのらおー、でも、君ら人間は、このクリスタルからしか転送できないのらおー!!」

「そうなんか・・・・でも、どうやってこの、ご神体のある扉の鍵を手に入れようか?鍵は爺ちゃんが持ってるからな。それに・・・昔から、爺ちゃんに、この、ご神体の入った中見たらダメだって口酸っぱく言われてたからな、と言うか、この宮の中に入るのさえ、許してもらえなかったからな。どうすっかな~?」

「早く冒険行くのら!!行くのら!!」

「うっせーーな、オメー!!」

「ぷっきゅ~~~!!」

「なに怒ってんだよ!!今、対策考えてるだろ!!」



「・・・と言う事なんだ!!爺ちゃん鍵、渡してくれ!!」

「ばぁかーー者!!そんな話し信じる訳がなかろう!!」

「それが、ホントなんだ爺ちゃん・・・」

「そんな話し馬鹿でも信じる訳がなかろう!!」

「俺の横!!見て!!コイツ、カワイイでしょ!!」

「はっ!?おぬしの横に誰もいないが?」

「お前!!他の人には見れないのか!?」

「ワシに向かってお前!!とは、何事じゃ!!」

「違うんだよ!!今俺の横にこの、なんつーか丸い長い耳が生えたカワイイ物体がいるんだよ!!」

「はっ!?おぬしワシを馬鹿にしているのか!?」

「違うって爺ちゃん!!」

「いくら、ご神体が見たいからってワシを馬鹿にするとは、おぬしも、相当頭が腐ってるのう、ワシがいくら年をとってるからって、ワシをボケ扱いするのか!?」


「くっそーー!!どうすれば良いんだよーー!!・・・ってお前、何持ってるんだよ!!」

「鍵のらおー」

「いつだよ!?いつ取ったんだよ!?」

「君とお爺ちゃんが喋ってる時らおー!!」

「オメー、マジか!!」

「これで、〇世界に行けるのらおー!!」

「こんなカワイイ顔して、なかなかやるな。末恐ろしいわ。」


 ご神体が入っているであろう箱の扉に掛かっている施錠に鍵を差し入れた。

その扉を開ける手前で、ギンたちは光に包まれた・・・・


!?


なんだ!?ココ!?


目を開くと何か透明なガラスで出来た正方形のカプセル見たいなモンの中にいた

そして、ガラス越しに人の影が見えた・・・

「やっと来た!!やっと〇戦士の血をひく者が転送されてきたぞ!!」

「でも、10年も経つとは、あまりにも時間がかかり過ぎでは・・・」

「でも、これでやっと、この世界に光も救われるでしょう!!」


そのカプセルの外を出ると、医服らしき物を着ている、5人の男と女に囲まれた。


ココが〇世界?

なんか、俺の想像していた世界と違うな?

俺が想像していたのは、もっと何と言うか、もっとこうレトロゲームのRPGの世界見たいな、初期のドラクエとかFF見たいな世界を想像していたんだけど・・・今俺の周りに立ってる人達も何か今風って言うか、それか、未来の人間みたいな恰好してるし・・・

建物の中もなんか、今にもロボットが動きだして来るような、未来形な建築物を想像させる

すると、現代風の男の一人が俺の隣にいる、まだ、名前も分からない丸くて耳の長いカワイイけど口の悪い物体に話しかけていた。


「ぷぷ様!!チョット遅かったじゃありませんか!?」

「なにがらおー?」

「なにがじゃないですよ!!もう10年も経ってるんですよ!!」

「そうのらかー?」

「とぼけないで下さい!!」

「そうですよ!!もうドンドン魔物が増えるばかりです!!だから、いたる町に警備の人達を増やさないと魔物から町を守れない実態になっているんですよ!!」

「そうのらかー、すまん、すまん。」

「一体何してらっしゃたんですか!?」

「ゲーゲー達に襲われたのらー、だから、ずっと戦い続けてたのらー!!」

ウソつけ!!ずっと寝てたんだろオメーは!!

見え見えだよ10年間もアイツと戦ってたってバレバレなんだよ!!

「そうだったんですか!!それは、ご苦労様です10年間も。」

信じるんかい!!

バカかこの世界の人間って!!

「ホントに失礼致しました!!」

「ふむふむ分かればイイのら―!!」

偉そうだなー、コイツ!!一体、この丸いヤツにどうゆう権限があるって言うんだ?

「それより、ぷぷ様この横におられる方が〇戦士の血をひく者なのですか!?」

「そうのらー、コイツが〇戦士のらー!!」

「そうですか!!」


なにやら、コイツラが話している〇戦士って言うのは、この世界では特別らしい、って事

だけは、分かった。だが、何故俺が、〇戦士って言うのかが分からない、それは、多分俺のオヤジが昔、この世界を救った戦士の一人だからか?

だから、って俺が〇〇なんだか戦士って言う称号を得る資格ってあるのか?

それは、疑問だが・・・早くこの世界を救って、帰るか!!

「話しは分かった俺が〇戦士の一人って言う事なんだな!?」

「そうらおー!!」

「そうですよ!!あなた様は何でもサトシ様の血をひく者だと聞きます!!あの方は、実に、お強くて気品溢れるお方でした!!」

そうこう、話している内に、なんかご馳走とか色々出てきて、全5名の医服みたいのを着た人達にもてはやされて、話が進まないうちに5日位は過ぎて行った。

「もう、俺冒険に行くから!!」✖5

くらい言っても一向に冒険に行かせてくれない医服の人達、その人達に甘えて、命令口調で「次は、肉もっと食いたいから持ってくるらおー!!」とか「チョット肩が凝ってるから、もんでくれらおー!!」

とか、まるで王様が家来に物事を頼むかの様に偉そうな、この丸いヤツ

「オイ!!良いから、行くぞ!!」

「まららおー!!まららおー!!まら、コイツらに、お話しがあるらお~~!!」

「ってお前!!ただコイツラに甘えたいだけだろ!!」


何を言っても聞かないから、俺は、武力行使に出た。そして、ぷぷの丸くカワイイ体がへっこんだ、

「痛いらおー!!(泣)痛いらおー!!(泣)」

「お前が言う事聞かないからだろ!!早く行くぞ!!」


ようやく、ぷぷの耳を思いっきり引っ張って部屋を出た俺に、5人の、医服を着た人達から、この世界では役にたつであろうアイテムをたくさん貰った。

そして、外に出ようとしたが、あまりにもこの、建物の広さに、出るのに5時間は、潰れた。

そして、途中ある部屋に辿り着いた。そこには、『異空間変換装置室』と言った漢字が日本語で書かれていた。

この部屋は、何と言う所だ?と

ぷぷ、に聞いたら、何やら、変換装置という機械が置かれていて、この機械を使えれば現代の地球の時空を変えれるという事だ。

なにやら、この世界って言うのは、現代の今の地球の未来と過去との狭間にある、架空の空間で出来ていると言う。だから、この世界は未来でも過去でもない、だから、この『異空間変換装置』って言う機械で、現代の未来も過去をも変えられると言うのだ・・・「本当かー!?ソレ!?」

「そうのらよー!!」

「じゃあ、俺の好きなリリカちゃんが俺の事好きって、この装置で書き換えたら、現実世界でもそうなるのか!?」

「えっ!?たった、それだけのらか?」

「たった、それだけって・・・?」

「そんなの、この装置でチョチョイのチョイらおー、ホントにそんな簡単な事で、いいのらかー?もっと大きな夢とかないのらかー?」

「いいんだよ!!というか、俺にとっては、それが大きな夢なんだよ!!・・・っで、どうやって、変えるんだ?俺の未来を・・・?」

「ダメらおー!!ダメらおー!!勝手にこの、装置で君の未来を勝手にかえちゃあ!!」

「なんでだよ!?」

「だって、君の未来をコロコロ変えてたら、この狭間がおかしくなるのらおー!!」

「そこを何とか!!そこを何とかできないか!!」

「ん~~?出来ない事もないのらおー。」

「だったら、今スグ!!今スグに俺の未来変えてくれよ!!」

「だったら、この世界救ったら、君のお願いを、この装置で書き換える事をネモ様にお願いするのらおー!!」

「ホントーか!?」

「ホントらおー!!」

「マジかー!!」

「でも、この世界を救ったららおー!!」

「おお!!分かった!!早くこの世界救いに行くぞ!!」

と思い、外に出るのに、もう1時間かかった。

この施設マジ迷宮なんだけど、迷宮である意味あるの?

最初っからアイツラに聞けば良かった!!ぷぷのヤローは、方向音痴だしよー!!

どうなるんだ、この先、思いやられる・・・と思ったけど・・・リリカちゃんと付き合えたら!!それで良いんだよ!!さっさと終わらすか!!っと一歩外に足を踏み出した!!

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