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陽の光と声(詩集)

忘れ去られた者の声

忘れられることは死だと言っていた男は何処かで独りこう思う

潮満ちる海を眺めても虚ろな僕の目には何も映らなくて

心も体も機能せず 涙一滴すら流れやしない


嗚呼 無常に時間は過ぎていく

幾つもの情景が色褪せていく

満ちた器に新たな記憶の蜜注ぎ溢れて

僕が存在した(いた)思い出は零れ落ちていくんだろうな


ほんの少し ほんの一瞬 ほんのひと欠片でいいから

僕が存在した(いた)証明の記憶を忘れないで欲しいんだ

「そういえばこんなやついたよな」 それだけでいいから

僕のことを此処から消さないでおくれよ




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― 新着の感想 ―
[一言] これを読んで、「忘れられたくない」から、「この世界に生きた証を残したい」から、小説を書くのかなと思いました。
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