第3話 少年少女よ、謳歌せよ Ⅲ
日曜日、美奈都が綾音と外出しているので義之は久しぶりに一人の休日を謳歌している。
やはり、妹とはいえお年頃の女の子との二人暮しは色々と気を回すことが多く気疲れが絶えない。
ゆっくりと気疲れした精神の回復を図るのには絶好の機会だ、そう思いリビングで優雅に紅茶でもすすりながら午前のワイドショーをパラ見している。
「平和だな」
ホッと一息を入れ、紅茶を一口飲む。
インスタントの紅茶だがこうやって誰にも邪魔されずにティータイムをしていると普段の何倍を美味しく感じた。
そんな優雅が空気はあっという間に、次の妨害によって破られた。
チャイムが鳴る、しかも何回も……
多少イラつきながら義之が玄関のドアを開けるとみなせが立っていた。
「おはよう。起きてたの?」
「んあ……なんか用か?」
ぶっきらぼうにイライラ口調をみなせにぶつけるがそれを意に介さず彼女こう答えた。
「文さんのトコに行くわよ。あんたの銃と私の剣をメンテしてもらうのよ」
「ああ……わかった。ちょっと待ってろ」
みなせにティータイムを邪魔された正当な理由を言われイラ立ちは失せた。
義之とみなせの武器は同一人物によるワン・オフ・ウェポン、よって月に一度製作者によるメンテナンスが必要なのだ。
義之もみなせもある程度のメンテナンスならできるが細部を分解しての本格的なメンテナンスはできない。
したがって、製作者のメンテナンスは必要不可欠になってくる。
部屋に戻り部屋着を着替え髪を軽く直し家を出た。
歩きながら美奈都にメールを送る、『武器のメンテナンスに行ってくる。なるべく早く帰るようにする』と。
「あんたさ、さっき何イラついてたのよ?」
「ああ、平和な休日を破られたからな」
「あっそ、それは悪うございましたね!」
口を尖らせてプイっとみなせはそっぽを向く。
平岸文・・・2人の武器を作ったブラックスミスは義之の家のご近所、みなせの家は義之の家と100メートルほど離れている。
平岸家はそのちょうど真ん中辺りに位置している。
そのため、歩いて数分で到着した。
モダンな平屋の平岸家、平屋に隣接して工場があり表札の下に『平岸武器製作所』とある。
みなせがチャイムを鳴らすと女性がドアを開けた。
赤縁の眼鏡をかけ茶色の短めのポニーテール……上はタンクトップ一枚に下はショートパンツと夏場の洋装だ。
「みなせに義之くん、待ってたよー。ささ、上がって上がって♪」
「お邪魔しまーす」
「お邪魔します」
笑顔でテンション高めに2人を招き入れたこの女性が平岸文。
日本でも指折りの武器職人で堅実な作りと奇抜なアイディアに定評がある。
ファンシーな小物が目立つリビングに通され、紅茶を2人に出した文。
(お、なかなか美味しい)
義之の紅茶と同じなのだろうか、正直紅茶は好きだがそこまで詳しくはないので品評はできない。
「んじゃ、2人の武器貸してね」
あらかじめみなせと打ち合わせしていたらしい、義之には何も断りを入れなかったみなせに義之は少しムっとした。
昔から、強引に義之たちを引っ張り回し、何事も一方的すぎるみなせ。
この天性の性格と刺々しい態度を改めればいい子なのだが……とみなせを横目に見つつ心の中で溜息をついた。
普段はメンテと訓練で使う以外は収納魔法によって位相空間に収納されている武器を取り出す2人。
何もない空間にある一定の魔力と感覚的になった詠唱をすることで空間に切れ目を作り武器を取り出す2人。
文に武器を見せると途端に彼女は顔をほころばせた。
「はぁ~……我ながら本当にいい出来よね……そして2人ともきっちりメンテしてくれてて……お姉さんうれしいよ!」
文にとってはこの二つの武器は我が子も同然、精魂込めて作り上げたいずれも最高傑作。
武器職人にとって何より嬉しいことは作った武器を大切に使ってくれること、そうしてもらうことが何より職人冥利に尽きる。
「ちょっと預かるね、時間かかるから終わるまでここにいるなりどっか出かけるなり好きにしていいよ」
そう言い残し、家の奥の勝手口から隣接する工場に向かった。
「いつもことながらこの待ってる間ってホント暇よね……」
リビングのテーブルに置いてあった通販カタログをパラパラめくりながらみなせはつぶやいた。
「そうだな」
義之はリビングのプラズマテレビに繋がっているPS3の起動ボタンを押した。
この2人、いつもメンテの待ち時間の間はこうやって自由にしている……文の許可はもちろん下りている。
と、言うのも文はみなせの従姉妹で小さいころから義之とも面識があった。
そのため、義之も文からは弟のように思われておりこうやって居間での自由の権利が与えられている。
文はなかなかのゲーマーなので色々なソフトを持っている。
テレビの横にあるラックのソフトを吟味、気になるソフトを見つけた。
「DEAD SPACE?」
ソフトを手に取りパッケージの裏を見ると英語の説明が書かれていた。
「輸入物か……」
興味を抱き、ソフトをPS3に入れプレイを始めた。
内容はSFホラー物で音信不通になった宇宙船の調査に向かった一団がエイリアンの襲撃を受けるという内容だ。
主人公は修理工で工具を武器にエイリアンを倒しながら脱出を目指す……しかし人間やエイリアンの四肢が飛び非常にグロテスクな表現が多くプレイして数十分でなぜ文があえて輸入ソフトを買ったのか把握ができた。
「うわ……こんなゲーム日本じゃアウトじゃない……」
義之のプレイを見ていたみなせがそう漏らす、その通りであまりにもグロテスクな表現が強すぎるため日本では発売が禁止されるレベルのものなのだ。
「ああ、確かにこれはキツイな……」
そう思うがエイリアンを豪快に倒す爽快感や何より日本では絶対に作られないレベルのゲームということに嫌悪感よりむしろ興味や期待が大きくなりプレイを続ける。
2時間が経過したころには何回か死んだ(主人公もやられると四肢が飛んだり頭が飛んだりする)が全体の半分まで進めることができた。
そして、文が勝手口から戻ってきた。
「お、義之くんお目が高いね。デスペやるなんて」
「ちょっと気になったんで」
「それね、ニコニコ動画で実況してて買ってみたんだ」
「うわ、よくこんなゲーム実況する気になれるわね……」
「実況してる人がFPS好きなんだよ。一応このゲームTPSなんだけどFPSに近いものがあるからねー」
※FPS→『ファースト・パーソン・シューティング』の略。一人称視点シューティング
TPS→『サード・パーソン・シューティング』の略。三人称視点シューティング
「あ、セーブデータ作っちゃいましたけど大丈夫です?」
「全然いいよ♪貸してあげよっか?」
「いいんですか?」
「もちろのロンだよ!かわいい弟くんだからね」
そういってUSBメモリにセーブデータをコピーしてくれた。
その後、2人は工場に案内された。
工場の真ん中の鉄でできたテーブルに2人の武器が並べられていた。
「とりあえずメンテしたけど特に問題はなかったよ」
「ありがとう、文さん」
「ありがとうございます」
武器を受け取り、お礼を言う。
「うんうん、また来月おいでよね。今度はケーキか何か作って待ってるから♪」
「ホント!?文さんのケーキメチャ美味しいから楽しみ」
と、みなせは普段なら絶対に見せない笑顔を作る。
「なんだかすみません」
「いいのいいの、大人は子供に奢るものだからね」
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みなせと別れ再びに安寧を謳歌しようと義之が帰宅する。
ケータイを取り出すと美奈都から着信メールがあり「綾音の家に泊まることになったよ」と一言だけ。
「わかった、島村のご両親にもよろしく言っておいてくれ」と返信した。
本当に久しぶりの一日オールフリーになった義之。
今日ばかりはあまり気持ちを表に表さない義之も思わず笑みが浮かぶ。
みなせの来客で中断されたティータイムを再開しようとキッチンのポッドに手をかけた瞬間、再びその安寧は妨害された。
チャイムが・・・再びチャイムが鳴ったのだ。
しかし、1日フリーという収穫を得た義之は快く玄関のドアを開けた。
「いつもニコニコあなたの隣に這い寄る混沌、アマカセトウカです♪」
何も言わず、義之は開けたドアを閉めた。
「あ!待って閉めないで!!」
慌てて閉まったドアをガチャガチャと開けにかかる灯華、義之は仕方なくドアを開け汚物を見るように灯華を見据えた。
「なんだ宇宙人?俺を発狂させにきたのか?」
「違うよ、美奈都ちゃんに頼まれて義之くんの晩御飯とかその他もろもろお世話しに来たのよ」
美奈都・・・なぜコイツに頼んだんだよ・・・
と、義之は思ったが家事ができる人間は灯華しかいないのを思い出した。
みなせは家事が不得意、特に料理に至っては破滅的な腕前で以前に『カレーを作ったから食べにきなさい』なんて言われ春樹と灯華でご馳走になりに行ったが・・・出されたものはカレーではなく超時空暗黒物質だった。
恐る恐る食べた義之の感想は「これはカレーとかそんな生易しいモノじゃない・・・存在してはいけないモノだ」
春樹は料理が普通に作れない、よって消去法で灯華になる。
灯華は家事全般はできるし料理も普通の腕前、一回オムライスをご馳走なったが普通に美味しかったのを覚えている。
美奈都もそのことは知っていたので気を回してくれたのだろう。
しかし、灯華は今晩のおかずを詰めたビニール袋の他にボストンバッグを肩から提げている。
「天枷・・・まさか泊まるとか言い出さないよな?」
「もうぉ~義之くん!冗談は良子さんよ」
バタンとその言葉を聞き即座にドアを閉めた。
「待って!!なんで閉めるの!!泊まっちゃだめ!?」
「待て待て待て、俺ら高校生だぞ?同性同士で泊まるならまだしも・・・」
「そんなの関係ないよ!!友達同士ならやってることだから!!」
義之の頭の中は真っ白になった、オレガオナイドシノオンナノコトイッショダト・・・?
女性不振とか女性恐怖症とかではない、ただ初心な男子高校生が同い年の女子高校生と寝食を共にするなど・・・
考えただけで全身の体温が上がり冷や汗が噴出すのを感じた。
「義之くん、昔よくお互いの家に泊まったじゃない?そんな感覚だよ」
確かにそうだが、今と昔とでは色々状況が違う……
しかし、食材を買い込んでここで来てくれた灯華を追い返すのはどうだろうか。
それに美奈都も義之のためにと灯華にお願いしてくれた、それを考えるとここは久しぶりに灯華が泊まりにきた、そう昔のように。
そう思いドアを開けた。
「その、悪かった。入れよ」
「うん、お邪魔しまーす」
まるで河野家の住人であるかのようにトトトと小動物のように義之より先に家に上がりキッチンの食卓にドサリと食材が詰まったビニール袋を置いた。
「ふぅ……重かった」
「カバン預かる、居間のソファの近くに置いておく。」
「うむ、大儀である」
ボストンバッグをソファの近くに置くと、灯華はリビングを一望していた。
「小さいころに来た時とあまり変わってないね」
「小さいって……中学の時に一回来ただろ?」
「そうだけどーなんだかすごい昔のような気がしてねー」
とリビングの液晶テレビの横に飾ってある写真……美奈都が来てすぐに義之の両親と4人で玄関先で撮った写真を見てつぶやいた。
「美奈都ちゃんってホントいい子よね。今日だってものすごく丁重にお願いされちゃったもん」
「まったく……美奈都も心配性というか……」
飲みかけの紅茶を飲みながら、美奈都の世話人の選択に溜息をつく義之。
「いいじゃない、兄思いの優しい妹で。ちなみ美奈都ちゃんっておっぱいどのくらいあるの?」
と、突然の質問に義之は紅茶を危うく噴出すところだった。
「なななな……何変な事聞くんだよ!?」
「義之くん、おっぱいは女にとって重要なものなのよ。大きさや形……それは正に女のプライドそのものと言っても過言ではないわ」
と真剣な眼差しで義之に言う灯華。
「いや……そんなこと知らんし」
「またまたご冗談を~。義之くん見たんでしょ?知ってるのよ、洗面所で……」
「うわー!!止めろ!!!てかなんで知ってんだよ!?」
「美奈都ちゃんがメールで教えてくれたのよ。『義兄さんに裸見られた、きっと今晩のオカズにされちゃう……』って悲痛なメールが……」
刹那、義之は灯華にアイアンクローを決めていた。
「ギブギブギブ!!ウソですウソですそんなメール来てません!!『裸見られちゃった』だけですはい!!」
スッと、白状したところで義之は指の力を弱めた。
頭を抑え、身悶えする灯華。
「いたたたたた・・・三途の川が見えた・・・」
「お前が変なこと言うからだ」
「そうだけど……私おっぱい小さいから他の子のサイズが気になるの……」
と「いつも寝る前に揉んでるのに……」と言いながらささやかな自分の胸を両手でさすった。
「あー……そうか……それは大変だな……」
「まぁいいわ。今度美奈都ちゃんに教えてもらおーっと」
と言い灯華は台所に入夕食の準備を始めた。
今晩の献立はハンバーグ、なんでも灯華の得意料理らしくはりきって調理を始めた。
かなり手際がよく、美奈都以上かも……と義之は思った。
「随分手馴れてるな、家でも作ってるのか?」
「週に何回かお母さんの手伝いしてるの『女たるもの料理ができなくてなんとする!!』って言われてね」
鼻歌を歌いながら種をこね調理をほとんど同時進行させる。
「ハンバーグを作る」という行動を機械のように正確に仕上げていく。
リビングから見守る義之の前であっという間にハンバーグが完成した。
「どうぞ食べてー!」
「お、おう……」
食卓に並べられた炊きたてのご飯、長ネギの千切りとわかめの味噌汁、香り立つデミグラスソースがかけられたハンバーグ。
義之の正面に座る灯華が「ドキドキドキ」と口で言いながら義之のハンバーグの感想を待つ。
「いただきます・・・」
ハンバーグは箸であっけなく切れ、中から肉汁があふれ出した。
まるで高級なハンバーグのよう、一口大きいに切り口に運んだ。
途端に、肉の味が舌を通し脳内を駆け巡った。
今まで食べたことのない芳醇な味わい・・・美奈都でもこれほど美味くは作れないだろう。
「・・・すげぇ美味い・・・」
「ほ、ほんと?」
「・・・すげぇ美味い・・・」
義之はもうそれしか言えない、どう表現したらいいのかわからない。
ただ素直な感想を言うと灯華は少し頬を赤らめた。
「良かった。『こんなモン食えるか!!出直して来い!!』って言われるかと思った」
「俺、そんなキャラに見られてるのか?」
「ううん、例えだよ例え♪」
それからは無言で灯華のハンバーグを貪った。
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それから事故が起きないように注意しながらお互いに交代で入浴し、リビングで談笑し深夜近く。
明日は学校なので備えて寝ることに、灯華は制服を持って来ていた。
明日は義之と学校に行くという計画らしい、美奈都もそうするらしい。
それはいいのだが、どこに灯華を寝かせようか?
美奈都の部屋が妥当なのだが、なんとなく他人を軽々しく美奈都の部屋に入れるのは抵抗があった。
灯華は当然のように美奈都の部屋を使うと義之に言ってきた、だがどうも気が進まない。
昔は同じ部屋に寝ていた、しかしそれは異性として意識する前のこと……
しかし、美奈都の部屋はダメだ……
「天枷、俺のベッド使え。俺は床で寝るから」
「え……いいの?」
キョトンと、予想外の言葉に灯華は義之を不思議そうに見つめる。
「ほら、美奈都人見知りだから。他人に部屋使われるの嫌だろうと思って」
「美奈都ちゃんの許可なら取ってあるよ?」
「でもダメだ」
「もしかして……私を夜這いするつもりなんじゃ……」
キャっと小さな声を上げて義之から一歩退いた。
「いや、それはない。とにかく俺のベッド使え。それに……前は同じに部屋に一緒に寝てただろ?」
「まぁ……そうね。わかったわ」
灯華を説得し、自分の部屋の床に布団を敷く。
灯華は義之の部屋を見回し、「中学の時と変わってないね」とつぶやいた。
「模様替えはあまりしないからな」
「あ、もしかしてあれ?『やらなくていいことはやらない。やらなきゃいけないことは手短に』ってやつ?」
「省エネ主義じゃないけど……特に模様替えしたいと思わない」
「ふーん。私なんてよく模様替えするのに」
ブーラブーラと部屋を見回して、それから義之のベッドにダイブした。
「フカフカ……義之くんの匂いがする……良い匂い……他人の匂いがするベッドも悪くないわね……」
「つまり臭いと?」
「そうは言ってないでしょ?男の子の匂いがするって言ってるの」
それはつまり臭いと言ってるのではないか?と内心ツッコミを入れながら義之は自分の寝床を作り終えた。
電気を消し、お互いに背を向けて横になる2人。
「義之くんって、好きな人いるの?」
と、またまた唐突に恋バナを振る灯華。
「また急に……」
「お泊まり会の締めは恋バナか猥談って相場が決まってるでしょ?それで好きな人いるの?」
まるで修学旅行の寝る前だな、と思いつつ義之は考えてみる。
好きな人……灯華もみなせもそういう視点で見たことがない、つまりは幼馴染であり親友だ。
となるとクラスの女子となるが義之は灯華とみなせ以外にクラスの女子と話したことがない。
一言二言言葉を交わす程度、そもそも義之は多感な男の子であるが異性にそこまで執着がないため「好きな人」という視点でクラスの女子を見たことがない。
この結論から義之は答えを導き出す。
「いないな」
「え?一人も?」
「いないな」
「性欲を持て余す男子高校生がそのはけ口の女の子がいないと?」
「おい変態、締め出すぞ?」
「ごめんなさい。でも意外ね、義之くんってなかなかイイ男だからモテる思ってた」
イイ男か?と思いながら「そういう風に女子を見たことがない」と言った。
「まさか……その……男が好きな」
「わけないだろ」
「そっか……」
「なんか言ったか?」
「ううん、何でもない」
最後、灯華は何かを言ったようだが聞こえなかった。
それから、灯華は黙ってしまいやがて寝息を立て始めた。
仰向けになり、天井を見ながら義之は少し考えてみることにした。
灯華の言うとおり、高校生にもなって色恋沙汰に疎いというのもさすがにどだろうか?
高校生はバラ色というがこのまま進めば灰色になってしまうのではないか?
しかし、急に言われても気になる異性がいないのは事実……心ざわめく出会いは今のところ期待できそうにない。
そこまで考えると、考えるのが無駄に思えてきたので思考を中断した。
まだまだ時間はある、これからゆっくり探していけばいい……
目を瞑る、程よい眠気に義之は身を任せることにした。
はい、第3話終了です。
個人的に灯華はお気に入りのキャラで当初のキャラ性とは大分異なってしまいました。
投稿初期は大人しい才女の予定だったのですが・・・リア友の琴吹氏の影響で痛い変態さんになってしまいました。
でも、書いてて楽しいキャラです、色々言わせたいネタがたくさんありますからね。
あと登場人物の名前、とある法則に則っているの気づいた方いますかね?
この答えは次回のあとがきにて、では~b