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第一の冒険

グダグダですね

わかります。

パチパチと火がはぜる音が聴こえる。


…あれ?ちょっと待て、何で火の音がするんだ?!


「っな・・・・?!!」


夢だ、夢に違いない。

そこで目にしたのは、狭い洞窟の中に焚き火を囲んだ中世ヨーロッパの騎士のような格好をしている男女4人の姿だった。

そのなかの顔に大きな傷のある隊長核の男がこっちを向いた。


「起きたか、大丈夫か?痛い所とかないか」


いきなり声を掛けられたので一瞬驚いたが体を調べながら質問に答えた。


「ぇ・・・あ、はい 特に痛い所はないですけど。」


騎士達の視線が痛い。何故だろう

まぁ、そんなことよりも


「あの、此処はいったい何処なんでしょう?何で俺は、こんなトコに・・・」


騎士達は驚いた顔をして困惑していた。


「・・・記憶がないの?」


長い髪を後ろに一つで縛っている女の騎士が聞いてきた。

・・・結構俺好みだったりする


「いや記憶喪失とかじゃなくて、何でこんな知らないトコに俺が居んのか分からないだけ」


「「記憶喪失じゃないか!!」」


騎士達の声がハモった。


ビクッ「いゃ あの、名前とか年とか覚えてるけど。俺は家で寝てたはずなのに起きたら知らないとこで・・・此処は何処なんですか?」


「「っ・・・!」」


騎士達は、俺が家で寝てたと言った時に全員が息を飲んだ。

騎士達が目で会話している間、俺はそいつらを観察していた。

最初は、顔に傷のある騎士から観察した。

右隣にすわっているまだ幼さの残っている少年に助けを求めているような視線を向けている。

少年はその視線に何とも言えないという感じの顔をして、顔キズの騎士の左隣に座っている俺好みの女騎士をみる。

女騎士が俺を見て躊躇ためらいがちに口を開いた。


「貴方は、ブレイカーなんでしょうか?」


もし、この少年がブレイカーならドラゴンと共に住んでいてもおかしくはないがそのドラゴンを討伐されたと知ったら・・・。

この洞窟を抜ければ街についてしまう。

少年がドラゴンを討伐された為に街を壊滅したら大変だ。

まずは少年の正体、次になぜあそこにいたか、ドラゴンとはどんな関係か。

普通の少年でドラゴンに拐われてきたと言うならば問題はないがということを一瞬で考えながら質問した。


「は?なにそれ。俺の方が先に質問してんだけど」


シンジは、要領の得られない会話に飽きてきていたし寝起きだったからというのもあった。

シンジは親友達から毎日の如く短気なヤツだといつも言われていた。

少年の返事は騎士達にとって予想外のものだった。

騎士達は、シンジを危険人物とみなした。

場の空気がさっきよりも下がった気がするシンジはこの場から逃げた方が良いかもしれないと思い身構えた。

少年騎士が最初に動こうとしたとき、洞窟の奥の方から『ピーッ!』という鳴き声とパタパタと羽音が聞こえてきた。

目を凝らしてみると、紅い体をした30cm位の丸い物体がシンジに向かって飛んできていた。


「ドラゴン?」


シンジが呟いたときには、キズ騎士は剣を抜きそのドラゴンを切ろうとシンジの前に立ちはだかる。

俺は頭で考えるよりも先に叫んでいた


「ヤメロ!」


騎士を横に退けてドラゴンを切らせないようにしただけだ。

だから俺は悪くない、俺だってわざとやったわけじゃない、あの巨体があんなに簡単に吹っ飛ぶなんて、軽く触れただけだった。

退けようと力をいれる前に飛んでいた。

呆然と飛ばしてしまった騎士を見ていた、他の騎士もなにがおこったのか理解できていないようだ。

不味い俺は、早く逃げた方が良いと思ったが腕のなかにいつのまにか収まっているドラゴンに気が付いた。

ドラゴンの体が微妙に震えているきがした。


「クキュゥ~」


金色の瞳に深い悲しみと孤独と絶望の色が混ざっている気がした。

なぜかこのドラゴンを守りたいと思った。だから・・・ドゴッ!俺は、横の壁を殴りつけて穴を開けた。

本当に開くとは思わなかったが、頭で考えるより先に体が動いていた。

騎士達が驚いているうちに穴から外に逃げ出した。




~騎士達~



怪しい少年がドラゴンを連れて逃げた後、驚きから最初に立ち直ったのは少年騎士だった。


「ちょっ!?え・・・ぁ、ガスさん、ムニタさん、アナリさん速く追わないと街がっ!!!」


「っ、そうだな速くアイツを追うぞ!ムニタ、一応あいつがどこに向かっているか捜索をかけろ、アナリは先に街にかえって防御、坊主は俺と来いっ!」


『了解!!』


「ってガスさん僕にはライって名前があるんですよ!坊主はやめてくださいっ」


「ほら、坊主 置いていくぞ!」

作者?はいろいろなものを捨てたようです。

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