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れんまいっ!  作者: shio
第三話 「わたしたちのグループ」
18/28


「ねーねー、恋ちゃんって、先生の妹さんだよね?」


 その言葉に、


「――――」


 わたしは息どころか身体も止まって、頭が真っ白になってしまった。


「……どうしたの、恋ちゃん?」


 数秒か、数分か――どれくらい経ったのか分からない短くて長い時間。

 覗き込んでくる桜ちゃんにどう答えていいかわからず、わたしは視線を落とした。


「やっぱり、教室で話さなくて良かったみたいね」

「あー……うん、隠してたわけじゃないんだけど」


 葵ちゃんの言葉に、舞ちゃんが苦笑して答える。


「え? え? 悪いことだった? ごめんっ、ごめんね、恋ちゃん……」

「ぁ……えっと……ううん」


 泣きそうになる桜ちゃんに、わたしもやっと少し落ち着いて首を振った。


「やっぱり、分かっちゃう?」


 舞ちゃんがわたしを気遣って話を切り出してくれる。本当にそれが嬉しくて、ありがたい。落ち着いたといっても、今はまだ、どう話していいかわからなかったから。


「名前も一緒だし、似てるなぁって……でもでもっ、葵ちゃんにしかお話してないし、他の人にはいってないよ!」

「まあ、私も桜にいわれて『ああ、なるほど』とは思ったけど。でも、気をつけたほうがいいかもね。恋って結構顔にでるから」

「あー、まあねぇ」

「でもでも、『お兄ちゃんすきすきっ!!』って光線だしてても、わたしはぜんぜんだいじょうぶだと思うのっ! 気にしなくていいよ!!」

「…………」

「なに、追い討ちかけてるのよ。恋、撃墜しちゃったじゃない」

「ああっ!? ごめんねごめんね恋ちゃんっ!!」

「あー…………」


 ……わたしはもう何もいえない。何をいったらいいかもわからない。


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