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れんまいっ!  作者: shio
第三話 「わたしたちのグループ」
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(……わたしと舞ちゃんは、どう見られているのかな)


 如月さんと那月さんを見て、ふとそんなことを思ってしまった。けど……仲が良くなった理由なんていえない。

『兄を好きになった者同士』なんて、言えるわけが無い。


(……でも、そういう話とか、しちゃうよね、やっぱり)


 舞ちゃんとの関係とか、家族のこととか……「兄弟は?」って聞かれたら、答えないわけにはいかないし……


「――難しい顔してる」

「ぅえっ」


 舞ちゃんに脇腹とつつかれて、思わず変な声を出してしまった。


「恋ってさぁ、けっこう顔にでるよね」

「え、うそ、変な顔してた?」

「変ではないけど、今からご飯って顔じゃなかった」

「ぁ……う~~」


 いけないいけない、わたしの悪い癖。すぐ思いつめて考え込んじゃう。


「どうしたの~! はやくいこうよぉ~!」


 如月さんがぱたぱたと近づいて、わたしの腕に抱きついた。


「ぁ、うん、ごめんね」


 そんな如月さんの姿に微笑んで、そのまま腕を組んで歩き出す。

 そうだよね、考えすぎちゃって変になるより、気楽にいたほうがきっと良いよね。


「……そういえば、舞ちゃん」

「うん?」

「『今からご飯』ってどんな顔?」

「……そういうところが変なんだよ」

「え~、なんの話?」


 抱きついたまま見上げて問いかけてくる如月さん。ちっちゃくてかわいい……じゃなくて。


「恋が変って話」

「え~、ひどいよぉ舞ちゃん」

「安心して、桜も変だから」

「え~~! ひどいよぉ葵ちゃん~~!」


 舞ちゃんと那月さんの言葉に、わたしと如月さんが同じように言葉を返して。

 思わず四人で見つめあって、その後みんなで笑ってしまった。


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