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誰かに構ってほしかっただけなんだ、俺は君を、、、。

作者: 七瀬






“誰かに構ってほしかっただけなんだ、俺は君を、、、。”


殺すつもりはなかったんだけどな。

君が俺の想像以上に暴れるもんだから、つい君の首に手をかけて

しまった。

俺さ、本当は君の事が前から気になってたんだよね。

君は知らなかったと思うんだけど......。

俺の本当の気持ちを、“生きていた時の君に伝えたかった。”

今更だが、君の死体を何処に隠せばいいのか俺も随分と悩んでいる

ところなんだよ。

そういえば? 何年も使っていない物置があったな。

あそこに、“君の死体を置くとしょう。”






・・・君が亡くなって次の日。

警察が俺の家を訪ねて来たんだんだ!

俺が君と二人で話しているところを誰かに見られていたらしい。

でも? ほとんど接点のない俺と君だから、警察の事情聴取も

簡単に終わってしまった。

“俺は、犯人候補にもあがらなかったんだよ!”

俺の家の物置に君の死体があるなんて、誰も思いもしないんだろう。






 *




君との最初の出会いは、、、?

俺がよく行く定食屋さんで隣同士になった事だった。

たまたまその日、俺が座っているカウンター席の隣に君も座って、

話しかける事はなかったけど、、、?

俺はずっと君を気にかけていたんだ。

それからも何度か、同じこのお店で会う事があった事も俺が君を

想う気持ちが増えていく要因だったと思う。

正直、あの頃の俺は“人に飢えていて、”

誰かに構ってほしくてさ、本当は誰でもよかったんだ。

“たまたま君だっただけ!”




・・・本当にたまたまだったんだ!

君と偶然、夜俺がコンビニ行く途中にたまたま君を見かけてさ、

俺は咄嗟に君に話しかけていたんだ!

だって、もうこんな機会はないと思ったから。

でもさ、君の反応は俺の想っていたのと随分とかけ離れていて、

まるで俺を“痴漢魔か不審人物のような目で俺を見たんだ!”

だからついカッとなって、俺は君の首に手を回してそのまま絞め殺し

てしまった。

咄嗟の事だったのに、その日は本当に人通りもなくてさ、

誰にも見つからず君を殺してしまった。

俺と君を見て警察に言った奴は、もっと前に少しだけ話した時に見てた

奴なんだろうと思う。

その時は、偶然お互い肩がぶつかったというか?

彼女は俺の顔をちゃんと見てなかったから俺の事を知らないし。

俺は帽子を深くかぶっていたし、マスクもして眼鏡までかけていたんだ。

だけど? “あの時は違う!”

俺は帽子も眼鏡もマスクもしていなかったし、彼女にもバッチシ顔を

見られていたんだ!

それなのに、“本当に残念だよ。”



『あのう? よく定食屋で会ってるんだけど、俺の事憶えてますか?』

『えぇ!?』

『“カウンター席で隣同士にもなった事があって、”』

『“貴方なんて私は知りません! 私に構わないでください!”』

『はぁ!? その言い方、なんなんだよ、俺はただ、』

『“痴漢なんでしょ! 最近、この辺で痴漢魔がよく出没してるらしいって!”』

『・・・な、なんで俺が痴漢魔なんだよ、俺はそんなんじゃ、』

『“警察呼びますよ!”』

『ちょ、ちょっと待て!』

【ピッピッピッ】

【グッ】

【ウッ、ガッ、や、やめ、て、】





・・・まさか? “ここで俺が殺人鬼になるとは?”

誰も思ってみないだろうな!

だけど? “もうそろそろ、新しいコレクションが欲しいなと思っている!”

ターゲットを決めて、俺が構ってほしい女でも探すとしようか。

快楽を覚えると? “人間って怖いもんだよ!”



最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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