感想に「いいね」したい
感想、っていっても自分の作品ではなく、他の作者様の作品の感想欄です。
だって、面白い作品を読み終えたら、感想を語り合いたいから!
……でも、友達いない。
そんな寂しい私は、作品を読んだ後には、感想欄まで見せていただいて、
「あ、この人、私と同じこと思ってる!」
「この感想、素晴らしい! こんなふうに読めるんだ」
なんて、勝手に読んで楽しんでいます。
私だけ? ……じゃないですよね?
でも、自分では感想を書く勇気がない。
考え込んでしまって書けないタイプです。
実生活でも、
「こんなこと言ったら、気を悪くするかな」
「もしかしたら、違うふうに誤解されるかもしれないし」
「ああ、言いたいことはあるけど怖くて言えない」
と、考えて考えて、ようやく言った後には、
「やっぱり言わなきゃ良かった〜」
と夜中に一人反省会をするタイプです。ごめんなさい。
でも、素晴らしい作品には感謝を伝えたい!
思いを伝えたい!
もちろん作品に対しての評価といいねは押すのだけど、
「このキャラクターが好き」とか
「ここが良かったのよ〜」とか
感想を書いている勇気ある読者様に便乗して伝えたい。
感想がとても上手な読者様を褒め称えたい。
感想に「いいね」を押したい! となるのです。
例えるなら、友達と
「この本面白かった〜」
「うん、うん」
「ヒーローがカッコよくてね」
「そうだよね~」
「最後のとこでは泣いちゃった」
「私も、私も!」
って会話をしているかのように。
感想に「いいね」したい。
感想欄まで楽しみたいという、一読者のわがままな気持ちを書きました。
「自分で書けよ」と呆れられる方、ごもっともです。
世の中には勇気が極小サイズの読者もいるのです。
そして、そういう人間は、勇気を出して感想を書いて、作者様が返事をしてくれた時には、神のお告げを頂いたかのように感じるものなのです。あまりにも畏れ多いのです。