いじめられていたら王女になりました。九話
「あ、悪魔ぁぁぁ!?」「そうだよ!」「僕はこの国の唯一のデビルズメッセンジャー、悪魔の使いって意味だよ!」「それって、普通の人間ではないってこと?」「まぁそうだけど、この世界ではめずらしくないよ」「そ、そうなんだ」「はい、じゃあこの話は終わり!二人とも、今から王宮の中の練武場へ一瞬でいくよ!」「え!?どうやってってうわぁぁぁ!」私が叫ぶとあたりの景色は変わり、いつのまにか外に立っていた。「どう、初めての瞬間移動は?」「メイル様!心臓に悪いですよ!」「そうよメイル!死ぬかと思ったんだから!」「ごめんごめん、でも死んでもなつなとビーガンなら大丈夫!これから僕と殺し合いするんだから!」そうメイルは笑いながら言った。「こ、殺し合い!?」私とビーガンは血の気が引いてきた。「じょ、冗談だよね?メイル?」「ううん、本気、、、と言いたいところだけど、まずは君たちに魔法を、そして個々に合わせた戦い方も教えていくつもりだよ!そして殺し合いで僕に勝てるようになるまで特訓は続けるよ!」彼は中々恐ろしい言葉を口にしたのだった。そして彼はさらに恐ろしい事を言う。「大丈夫、明日から最低でも一日に二、三回は死んでもらうからすぐに慣れると思うよ!」彼はニコニコしながら言った。「えぇぇぇ!?二、三回も死ぬの!?」私は驚愕し卒倒した。魂が抜けそうになったがなんとかなった。「大丈夫だよ、仲間がいるでしょ?」私が見上げるとメイルが言った。「仲間?」「え、ひどいよなつな、ビーガンを忘れたの?」「ご、ごめんなさい!」私はビーガン様に頭を下げた。「お、おやめください!なつな様!気にしてませんので!」私はホッと胸をなで下ろした。「はいはい、そんなことしてないでとっとと特訓始めるよ!」「まず、なつなはテレパシーと転移魔法を覚えてもらうよ!今日一日で!」「一日!?」「うん」「無理だよ!!」「大丈夫だから!」「でm」「で、ビーガンはぁ」メイルはお構いなしに話を続ける。「最強って言われるくらいだから本気の僕と殺し合いぐらいできるよね?」「い、いえそんなめっそうもない。」はぁ。彼は溜息をこぼして、怖いくらいの笑顔で「できるよね?」と言った。「は、はい!メイル様!」そういうビーガン様の顔に冷や汗が流れているのを見て、私はメイルを怒らすと恐ろしいのだと痛感するのだった。
「じゃあまずはビーガンと僕の殺し合いからね!なつなは見ながら戦いの勉強してね!」「う、うん。」私はかたずをのんで見学する。これから何が起こるのか全く予想がつかない。「いくよ!ビーガン!!」「のぞむところです!メイル様!」「瞬間惨殺!!」先に攻撃したのはビーガン様だった。メイルのかたからは血が流れた。「やるね!じゃあ次は僕のターンだ!」




