いじめられていたら王女になりました。78話
リオはそう言うと、転移魔法を使った。
次に目を開けた瞬間、そこは表の国、モベリア王国だった。
「モーガン様達には私たちがここに来ること、伝えてあるの?」
「いや?」
えっ...まさかアポなし訪問しちゃってる!?
「私たちは家族なのだ、連絡する必要もないだろう。」
そ、それはそうかもしれないけど...
私が頭を抱えていると「あれぇ?なつな達じゃん!」
振り向くとそこにはメイルがいた。かれこれ3.4年は会っていないけど、まったく変わっていなかった。
「なつな、お義姉様?」
メイルの横には、赤い瞳をした、女性が立っていた。
「久しぶりね、ランネさん。」
「キャー!なつなお義姉様だ!」
彼女はドドドッと私へ駆け寄ってくる。
ランネさんはメイルの奥さんになった人だ。
とても元気な性格で、メイルとも相性がとてもいい。
私もランネさんと話すのがとても楽しい。
「ところで、どうしてこちらへ?」ランネさんが聞いてくる。
「それは後で話そう。メイル、他の兄弟も呼んできてくれ。」
「えぇー、僕もなつなと話したいのにー、ちぇっ、わかったよー。」
そしてモベリア王国の王城に着いた。
「久しぶりだな、皆。」グルデだ。
「ルーナちゃん、久しぶりだね。」ジルデだ。
「クーナももう1歳かぁ。」レイルだ。
「皆、久しぶり!」私が言った。
「リバナさん、相変わらずお綺麗ですね。」グルデの横にいる女性はリバナさん、グルデの奥さんだ。美容には厳しい人だ。
「お義姉様こそ、お肌がピチピチですわね!」
「アイリさんも、そのお洋服素敵です。」ジルデの横にいるのはアイリさん、ジルデの奥さんだ。裁縫が得意で、私もよく服を作ってもらっている。今彼女はチャイナ服を身にまとっている。「お義姉様の分も今度作るアルヨ?」ちなみにアイリさんは服装により喋り方が違う。「ナーラさんも、ミナちゃん達のお世話、ありがとうございます。」レイルの横にいるのは、ナーラさん、レイルの奥さんだ。彼女はあの戦いで小さくなったミナちゃんや、夜月神のお世話をしてくれている、とても心優しい女性で、なんとセルラの妹なのだ。
「セルラお姉様も、なつなお義姉様もお変わりないようで。」
そんな挨拶もそこそこに、リオが口を開く。
「今日、私たちがここに来たのには、ある目的がある。」
「目的?」レイルが言う。
「あぁ、もしかして、子供がうまれないことかい?」
懐かしい声がした。
そこには、「久しぶりだね、なつな、リオダルク、それに猫族、ルーナは大きくなったねぇ。」「そうね、クーナとは初めましてかしら?」
モーガン様と、フィルデ様がいた。




