いじめられていたら王女になりました。74話
ーモベリア王国王城へ到着ー
私たちはアナリア様と合流し、モーガン様達へ、ただいまの挨拶と、結婚の話をしに来ている。
「話は聞いたわ。まずはお疲れ様。あちらの世界のために本当に頑張ってくれたようね。でももう無理はしちゃダメよ?」フィルデ様の声は、やっぱり安心する。
「リオダルクと結婚するそうだね。おめでとう。」モーガン様も祝福してくれたが、私は疑問を彼にぶつける。「あの、私がここへ初めて来た時、ここの王族と結婚しなければならないと言っていましたが、そこは大丈夫なんでしょうか?」「あぁ、それは大丈夫さ、だってなつなは猫神族、僕らより上の立場にあるから、強くは言えないし、でも安心してくれ、モベリア王国と裏の王国、魔界は1つの国として動いているから、魔王のリオダルクと結婚してもここの王族と結婚したこととなんら変わりないのさ。それに皆心も体も自由でいる権利があるからね。ここに縛り付けるわけにもいかないさ。」そ、そうなんだ!良かった。この国の人に迷惑をかけないか心配だったけど大丈夫そうだ。「結婚式は明日なんだろう?」「はい。」「じゃあドレスを決めましょう!!」そう言い、張り切り始めたのはフィルデ様だ。彼女の目がキラキラしている。「私夢だったのよぉー!娘のウエディングドレスを一緒に考えるの!」娘か、ここにもお母さんがいるんだよね。「ここにいる女の子全員で、急いでドレスルームへ行きましょう!なつなさんが来てから、もしかしたらと思っていくつか用意してたの!さ!行きましょう!」と、すごいスピードで私は皆に引っ張られて行った。残った男性陣はポカーンとしていた。「なつなのウエディングドレス姿、楽しみだねぇ!明日までのお楽しみだ!」メイルがそう言うと、リオは「あぁ、そうだな。」と言い、部屋を出ていった。彼なりに緊張しているのかもしれない。




