いじめられていたら王女になりました。63話
ーその頃ー
ルオン、ビーガン、ミナは、夜月神と対峙していた。「全然魔法が効かない!」ルオンは魔法を発動しながらそう言う。「はぁっはぁっ。私の剣も効きません、ミナ、治癒をお願いします!」そう言われミナもボロボロになりながら治癒魔法を発動。「被爆魔法!」ルオンはまた魔法をぶつけるがやはり効かない。だが夜月はそこで一瞬油断した。その隙をビーガンは狙い、腕を切り落とそうとする。傷は付けられた。だが逆にビーガンの剣が粉々に砕けた。そう、夜月の体が硬すぎるのだ。「もう、ダメで、す、。」夜月はビーガンの頭を持ち上げ、そのまま首を絞めようとする。「待って!!」ミナは大声をあげる。「ビーガン様を殺すなら、私を殺して!」夜月は黙りながらミナに視線を向ける。そして、「こいつはお前にとって必要なものなのか?」「そうだよ!だから彼を殺すなら、私を殺しなさい!」「ミ、ナ、だ、め、だ。」「ふむ。面白い。ならば、お望み通り、お前から殺してやる。」夜月はビーガンをそのまま投げ飛ばし、ゆっくりとミナに近づく。ミナは死への恐怖で足をブルブルと震わす。”ごめんね。なつなちゃん。みんな。私は一足早くあの世で待ってるから。絶対に勝ってね。それとビーガン様、私はあなたを、、、心から愛してます。”「死ね。」夜月はミナの首を剣ではねようとする。だが、「そんなことは私が許しませんよ!ミナ!」ビーガンが夜月の剣を弾き飛ばした。「前世で約束したじゃないですか、次死ぬ時は共に死のうって。こんなところで死なせるわけにはいきません!」倒れているミナを支えながらビーガンは言った。「まだ死ぬときではありませんよ。ミナ。」ミナはふふっと笑いながら、「そうだね。ビーガン。約束、したもんね。」「そうです。約束しました。」「ふむ。今お前たちが語っているのは『愛』というものか?」「そうですよ。『愛』です。」「ふむ。なるほどな。ならば後学のために教えてもらうとするか。」ガチャンッ!と音がするとビーガンとミナは自身の首に鎖が繋がれたのをお互いの首を見て気づいた。「『愛』がどれほど脆いものなのか、教えてくれ。」




