いじめられていたら王女になりました。62話
「なぜここにいるんですの?閻魔炎竜兄弟は500年前に死んだはず、、」光月は信じられないという顔をしている。「死んださ。言ったろ?前世だって。」辺りは炎で焼かれているのにも関わらず、兄弟は炎を手に持ち、モゴモゴと食べながら近づく。「ただ、魂、いや、根源に呪いのようにべっとり付いてしまったんですよ。剥がせもできなくて困ってるんです。あいにくそれをできる方がいなくてですね。覚醒すると出てきてしまうんです。閻魔炎竜が。そしてドラゴンの翼も。あと気づいているか知りませんが角も生えてるんですよ。」「まだ俺たちとやるか?光月先生?」「あ、当たり前ですの!500年前のドラゴンに負けてたまるものですか!!」光月は立ち上がり、そう言った。「それでこそ月の一族だ!楽しくなってきたぜ!」「そうですね、こんなことで戦意喪失していたらガッカリするところでした。」「ナメてもらっちゃ困りますわ!良いですわ!またとっておきをあげますわ!」そして光月は水の魔法で辺りの炎を消し、今度は「雷舞魔法発動!」これもまた常人なら感電して死んでるだろう。だがやはり、「どうして、どうして効かないんですの!?」全く効果がなかった。「知らないのですか?ドラゴンに雷系の魔法は効きませんよ?僕たち兄弟、今は全身の肌を竜の鱗に変えてますから。」「あぁ、月の一族様たちは自分たちのことを天才だと思って勉強してねぇんじゃねぇか?だから視野が狭いんだよ。」「ぷぷっ。そんな事言ったら可愛そうですよ。兄さん。そちらの世界じゃそれが常識なのでしょう。」ジルデは珍しく嫌味ったらしく言葉を放った。「じゃあこれも後学のために教えておいてあげましょう。ドラゴンは自分に放たれた魔法は吸収して全く同じ魔法で威力を数億倍にして相手に返せるんですよ。だからそれを特別に味わわせてあげますよ。」ひぃぃっと光月は逃げようとするが、「これはこの学校でお前を信用していた生徒の分!」そうグルデが言い、「月影放射!!」「ぐぁぁぁぁぁっ!あ、あ、あ、熱い!たす、け、て、」光月は助けを求めるがもちろん助ける人はいない。そして「これはあなたをしっかり認めていてくれた先生たちの分だ!雷舞魔法!」「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!痛い!痛い!ゆ、ゆる、許して!ぐぁぁぁぁぁ!」相当な激痛なのだろう。光月は感電して死ぬ寸前まで焼かれていた。「そ、ん、な、わ、わた、私が、負けるなんて、」そして光月は倒れた。「死んだか?」グルデが聞くとジルデは首を横に振り、「生きてるに決まってるでしょ。」「ていうか、壊すの意味、聞きそびれてしまったね。」「そういやそうだな、まぁいいさ。どうする?このままの姿で上に行くか?」ジルデは困ったように「この姿になると2週間ぐらいは元の姿に戻れないでしょ。このまま行くしかないよ。」「そうだな。行こう、まだこのゲームは始まったばかりなんだからな。」ジルデはこくりと頷き2人で上階へ向かう。




