いじめられていたら王女になりました。六話
翌朝、また私は卒倒しかけた。「「おはようございます。なつな様、今日から私たちがなつな様のお世話をいたします。どうぞよろしくお願いいたします。」」そう、今私の目の前には侍女達が数十人いたのだ。「ではまずお着替えからいたしましょう。」一人の侍女がそう言うと、他の侍女達も準備を始める。「ひ、一人で着替えられますからぁぁぁぁぁぁ!」私はそう叫んだ。「本当に一人で平気?」「え?」「ミ、ミナちゃん!?」「ドレス本当に一人で着替えられる?」「ドレス?」「皆、この方をドレスルームに案内して。」「はい、承知いたしました。ミナ様。」「なつな様、こちらへ。」「は、はい。」そうして私は案内された部屋に入った。そこには数えきれないほどのドレス、バッグ、アクセサリーがあった。「こちらはすべてなつな様専用のものでございます。どうぞお好きにお使いください。」「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!???」私は驚きながら部屋を回る。「全部、綺麗ですね。」「はい。」「なつなちゃん、この後から色々やることがあるから、今日は私がドレスを選ぶよ?」「あ、うん、」「で、本当に一人で平気?」「え?何が?」「ドレス着るの」「そ、それは、、、。」「無理でしょ?」「うん、、、。」「てことだから皆手伝って!」「まず、あなたは髪の毛のセットをお願い。それであなたは香油をもってきてちょうだい。そこのあなたたちはご入浴の準備、あなたはー」ミナちゃんはテキパキと指示を出す。「ミナちゃんはこういうの慣れてるのね、すごいなぁ」「そんなことないよ、ほら、今からコルセット装着するから、お腹引き締めて!!」「コ、コルセット!?いいよ私は!」「ダーメ!いう事聞いて!」「いくよ!」ギューっとお腹を締められる。「ミナ様、ご入浴と香油の準備できました。」「い、今からお風呂!?せっかくコルセットしたのに!?」「これはサイズを確認しただけ。あとでもう一度着るわよ。」「えぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」「浴室はこちらでございます。」そう言われ私は浴室へ連行されていく。「だ、誰かお助けをーー!」その後はとにかく大変だった。入浴しながら頭皮のマッサージ、ちょっとしたマナー講座、香油をかけられ、入浴が終わったと思ったら今度は全身マッサージ、マッサージが終わるとまたコルセットを着た。そして本当にドレスも着せられ、またマナー講座、それらが全て終り、グデッとしているとミナちゃんが全身鏡を私の目の前に持ってきた。「なつなちゃん、綺麗だよ」そう言われ私は鏡を見る。そこにはさっきまでとはまったく違う私がいた。「これ、私?」「そうだよ。」「ていうか、なんの為にここまで?」「あぁ、言ってなかったね。」「これから国民に挨拶するんだよ。」私は思考がフリーズした。「誰が?」「なつなちゃんだよ」「え、なつなって他にもいるの?」「いないよ。」「じゃあ誰が、、、、、、、。ま、まさか、私、じゃ、ないよねぇ。うんうんそうだよね!あ、もしかしてこれは夢?あぁなるほど。」「んなわけあるかぁ!」そのミナちゃんの言葉で私はビクッとした。「あなただよ!全国民に挨拶するのは!」え、えぇぇぇぇぇ!私が!?誰か代わってーーー!!




