いじめられていたら王女になりました。58話
ガタッと音がすると私の前にビーガン様が立っていた。「なつな様、絶対に私の後ろから動かないでください!」「もしかして、先生達、アン・ラリノと関係あったりする?」メイルはそう聞いた。「あら、そこだけは気づかないのね。私、天月姫乃が、アン・ラリノよ。」え、、やっぱり、そうだったんだ。「その体がメニレ・リヨルのものってことか?」グルデが聞く。「厳密に言うと違うわね。この体は私のものよ。魂、いや、根源が彼女のよ。そしてその根源を4分割して光月、夜月、夕月に与えているの。この者達は私の親族よ。」「その根源を返す気はないのか?」リオが聞く。「えぇ。もちろん。これは契約の証ですもの。」「契約?」ジルデが聞く。「彼女は私に、力を貸してほしいと願ったのよ。月壊神である私に。」「月壊神とは?」「私たちは月の一族であり、私だけ、破壊神の任を司っているの。だから月壊神と呼ばれるようになった。」「どうしてメニレ様は力を貸してほしいと言ったんですか?」私が聞く。「それは、エーレ・ミカデオン、あなたに関係することよ。」「わ、私に?」「理由を聞きたい?」「ま、まぁ。」ふふっと天月姫乃校長先生、改めアン・ラリノは笑う。「ゲームをしましょう。あなた達が勝ったら教えてあげるわ。まぁ私達は負けないけど」「ふむ、なんのゲームだ?」私は驚いているのに、リオは冷静に質問する。「そうねぇ。私たちとこの学校の者達対あなた達で、殺し合うの!とっても面白いゲームでしょう?」なんで、この学校を巻き込むの?この学校には罪もない人達がたくさんいるのに。許せない。でも、「憎い、殺したい人もいる。」「なつな?」メイルが驚いて目を大きくしている。ど、どうしたんだろう、なんでこんなこと考えてるの?私。どうして?でも、今の私なら殺せるよね?「なつなちゃん!!!!!!」ミナちゃんの声でハッと我にかえる。「気をしっかりもって!深呼吸して!大丈夫だから。」スーッーハー深呼吸をしたらさっきの暗い考えはどこかにいった。「ありがとう、ミナちゃん」「なつな、大丈夫、僕がいる限り誰も死なせないよ!ようはこいつらを倒せばいいだけなんだから!大丈夫!僕達を信じて!」そうだよね。大事なことを忘れるところだった。私にはたくさんの仲間がいる。それだけで充分だよ。「ふふっ。仲間だなんだと言っていても、私たちには勝てませんよ。何せ私達は月の一族ですから。」「月の一族だろうがなんだろうが私たちだって負けません!」




